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ヨカモの森

今まで付けた名前といえば、野良猫のみぃちゃん、野良犬の太郎くんくらいかな?


はっきり言ってたセンスないよね。

うーん、困ったなぁ。


火の精霊は男の子みたいだよね。

うーん、火だから…炎、ファイア、昔ゲーム好きの友達が火の攻撃はファイアーボールに決まってると力説してたな…脱線したな…。

えーっと、ひねりも何もないけど「フレア…駄目かな?」


おもいっきり自信は無いけど、他に思い付かない。

彼を見ると、ニコニコ喜んでくれてるみたい。


風の精霊は女の子みたい。

えーっと、風、ウィンド…そうだ、ローマ神話で風の神ユピテルっていうのが昔呼んだ本に載っていたな。ハピィの子で音が似てるから「ユピィ…どうかな?」


「「ありがとう、ママ!!」」


こんなに喜んでくれて、嬉しいけど申し訳ないなぁ。

もっとセンスがあればステキな名前を付けてあげられたかも…だけど一生懸命考えたんだよ、フレアくん、ユピィちゃん。


そういえば、すっかり忘れていましたが、

「ねぇハピィ、私元の世界に帰れるの?」


「それは…私はママが来たときに付けることの出来る加護等はわかるのですが、他の事はわからないんです。でも、女神ジョアンならわかると思います。それに霊長様にもお会いしていただきたいですし、森へ来てください。」


ハピィ、フレア、ユピィ…そんなキラキラした瞳で見つめられたら、それだけでお断りなんか出来ないわよ。


まぁ、女神様なら帰る方法なんかも知っているよね。

「うん、わかった。森へ行くよ。

で、霊長様って? 森って何処にあるの?」


「霊長様は私たち精霊の長で、女神様へ案内出来る者です。 森は、ここマーラ草原から東にあるヨカモの森の奥に、私たち精霊の森があります。」


やっぱり車とかはないよね…歩いて行くんだよねきっと…近いといいな。

「ヨカモの森って、ここから遠いのかな?」


「ビューンと飛んで行けばすぐなのですが…」

ハピィは困った顔で、フレアとユピィは満面の笑みで顔を縦にブンブンと振っている。


笑顔でブンブン振っているのは可愛いんだけど、私は飛べないのよ。


森までどれだけかかるのー?




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