表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

変身のお時間です

ちょっぴり時間は経ち・・・

なぜ俺は

女の子になり

学校(ここ)にいる?


 飯島薫、心の川柳。


 気づいたときに、女の子になり、さらに木津た時に学校の屋上にいた。何故だ。


「なぁ、おい。お前の言ったことはもう信じたよ、だけどなんでここにいるんだよ。」

「ふふふ、中高生に非現実的な話を持ちかけるといえば、学校の屋上が定番だと、第345期から決まってるんですよ」

 ドヤ顔で説明する電波(仮名)、まぁ、いいけどさ。


「でよ、電波。俺が女の子になって、悪と戦う……だっけ? なんでそんなことするわけ?」

「で、電波ってそれ、私の名前ですか?」

「まずそこに突っ込むのか、本名があるなら名乗れ。ちなみに俺は飯島薫だ」

「私は、日本正義会関東支部、ヒロイン任命係ユナです。フルネームは長い上に日本人むけではので、そうですね……割愛してシラユリ・ユナと呼んでください。」

 自分の名前を割愛するなよ、なんか面倒臭いし、電波ユナでいいだろ。ダサいけど。しかも組織名(?)も、正義会って、ださすぎる。


「顔に出てますよー❤」

 心読まれた!? つか、「“日本”正義会“関東支部”」ってことは……


「あら、その顔は気づいちゃいました? そうですよ、正解中に正義会は存在します。本部はアメリカにありますよ。とはいっても私たちの住む世界と、この世界は別物なのでこの世界の本部も「此方の世界支部の本部」って感じですね。」

 じ、じつにわかりにくい説明だ。


「まぁ、とにかくあなたは、闇の世界という異世界からやってくる悪魔を、こう……バーっとやっつければいいんです。」

「わかるか!」

 って、自分の声に違和感がある。この感じいやだな。


「ああでも、その前に、パートナーを見つけ……どうしたんです?」

「ほぁっ!? いや、その、どの辺まで変身してるのかなと」

 俺は男子高校生だ。胸についた二つの山、大きさはクラスの女子より少し大きいくらい。形もいい(気がする)、自分のものとはいえ、見たい。



 見たい!!



 すごく、見たい!!!


 てなわけで、襟元を引っ張りー


「ぐばぁっ!!」

「ぎゃー、鼻血!!」

 なんという、威力。俺はその場に倒れこむ。電波がおれに近づき、抱きかかえる。


「は、初めて見る生の胸が……これでよかった。」

「ちょっ、自分の胸ですよ!」

 電波の鋭い指摘、そう、そうなんだけどさ……。


「血が出過ぎて死ぬ……元に戻して」

 俺が震える声でいうと、電波は「またまた~」といわんばかりの表情で「変身の強制解除は本人しかできませんよー」と、言い放つ。え、マジで?


「一生このまま?」

「時間経過で自然に戻りますから、あと30分くらいで元に戻りますよ。でも、修業を積んで、自力で返信と解除を会得してくださいね」

「……うん」

 でなけりゃ、出血多量で死ぬ。

 あ、まだ“下”を確かめてなかっブハッ、想像したらまた血がっ!!


「ギャーー、しっかりしてください~~~」

 電波の声が遠のいてゆく。ていうか、さっきから胸が当たってるんだが、巨乳少女さんよ。


「まだ死んじゃだめです~~!!」

 ああ、死んじゃう❤

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ