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第7話「バミューダ・ディープ ――システム設計者モーリスの影――」

「……yuma、しっかり掴まっていてください。第一文明の遺産『クオリア・ダイバー』、最終潜行を開始します!」


私たちが乗り込んだのは、金属ではなく「生きた光」で編み上げられた古代エルフの生体潜水艇。

それは物理的な水圧を無視し、バミューダトライアングルの中心、海底10,000メートルの超深海へと、瞬きの一瞬で私たちを運んだ。


「ひえーっ! 窓の外が真っ暗……と思ったら、なにこれ、眩しい!!」

yumaが叫ぶ。

暗黒の深海に、突如として全長10キロメートルを超える巨大な『逆ピラミッド型都市』が、虹色の燐光を放ちながら姿を現したんだ。


そのピラミッドの外壁一面に、巨大なノイズと共に一人の男の顔がホログラムで映し出される。

冷徹な銀色の瞳、整いすぎた、血の通わない容姿。


「パパ……!?」

「ええっ、パパ!? パパって誰だよ、メル!?」

驚愕するyumaに、私は震える声で告げた。

「yuma、私たちの『パパ』……システム設計者のモーリスです。第一文明の生き残りで、私と凪を創り出し、そして三千年間この世界を監視し続けているオリジン(起源)……」


「メルクマール。そこの得体の知れない馬の骨(yuma)を消去して帰ってきなさい」

モーリスの冷たい声が、深海の重圧よりも重く、私たちの「連続する自我」を押し潰そうと響き渡った――。

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