2025を振り返ったら断罪劇を思い出しました【コロン様の企画に参加致します】
今年を振り返る企画に参加させて頂きました。
今年、特にここ最近は、なろうの荒波を泳ぐ術を教わったというか……いや荒波?潜水する術?いや息継ぎを教わるレベルでご教授頂いてます。感謝です。
さて振り返ろう。今年なにがあったか、十大事件とかで書いてみよう。
……十個もないわ……
仕方ない。一番インパクトあったことを書いてみよう。
断罪されました。
いやまぁ、私がそう感じただけなんだけど。そして興奮した(笑)。「本当にあるんだ、断罪劇って!」と。
せっかくなので異世界の悪役令嬢っぽく書いてみようと思ふ。
〜〜〜
私はネコジッタ子爵令嬢。
トアール王国のウミゾイ学園2年生で、魔法薬学クラブに所属している。
今日も週末にある修道院のバザーに出品する魔法薬を、手際よく精製していると……
「ネコジッタさま!質の悪い魔法薬をこれ以上作らないで下さる!? 貴女のせいで私がお客さまに文句を言われるのよ!」
同じクラブのシレット子爵令嬢が、眉を吊り上げて私の魔法薬を貶める。
質が悪い? お客さまの苦情? 私はお客さまからそんな言葉は聞いたことがない。
「初耳ですわ。何の質が悪いのかしら?」
「全部よ!」
「全部とは? 量、味?」
「とにかく全部よ! 貴女はいつも勝手なことばかり! 反省してもらうために部長と学園長、副学園長を呼んで、勉強会をしてもらうわ!」
突然の断罪劇。訳が分からないが、頭にきたことは確かだ。
しかし、瞬間的に私に閃くものがあった。断罪されたなら、断罪返しをすればよいのだわ!
これが噂にきく、悪役令嬢によるざまぁね!
ああ楽しみだわ。世の悪役令嬢の皆さまは、どんな形で復讐してたっけ?
ただ、何故そんなことを突然言い出したのか。すると、修道院のシスターがこっそり教えてくれた。
「先週シレットさまの薬を買ったお客さまが、こんなもの飲めるかと昨日、苦情を言いにいらしたのです。ネコジッタさまの薬をその場で買って、これなら満足だと喜ばれて。多分それでご機嫌斜めなのです」
「つまり……学園長たちをわざわざ呼んで、自分の方が良い出来だとお墨付きが欲しいのね」
呆れるしかなかった。
午後。急用ができた学園長以外の二人を引き連れ、シレットさまが実験室に現れた。
部長が困り顔で言う。
「ネコジッタ、きみの薬に苦情が来てるのは確かなんだ。そうだね、シレット?」
「ええ! 私の家族は口を揃えて酷い出来だと言ってますわ!」
え、客って身内なの? ていうか貴女、家族と離れて寮に住んでるわよね?
……もういいわ、付き合ってられない。さっさと勉強会とやらを終わらせましょう。
対決は、二人で二つずつ魔法薬を作り、手順や量を審査してもらうことに決まった。
「まずは私からね!」
シレットさまは自信満々で、冷たい鍋になみなみと基本薬を注いでから火にかける。いつもの作り方だ。私はこの先が見えている。
「あらっ、ちょっと、どうしよう」と小声で慌てている。たぷたぷの鍋に、トカチアーンの塊を規定量入れる手順なのだ。当然溢れる。鍋の周りは溢れた薬が焦げついてベタベタだ。しかも早く火を消したので、色も悪い。
私は冷めた目でそれを見る。
同じ先輩から付きっきりで教わったのに、数年たっても彼女は未だに失敗する。
私は先輩から3ヶ月しか教わっていないが、太鼓判を押されたのだ。
そして尊敬する先輩は、シレットさまの魔法薬手順を指し、思いきり眉を寄せ、私の耳元で囁いた。
「見ろよ、あれ。売り物にならねえよ」
と。
「き、今日は見られてるから緊張しちゃったわ」
シレットさまの下手な言い訳が空回りする。応える者は誰もいなかった。
「じゃあ、次は私ですわね」
先に火を着け、ほんのり温まってきた鍋に八分目まで基本薬を注いでトカチアーンを入れる。これで薬が固まり、トカチアーンを入れても溢れることはない。この基本薬の量を覚えるのが基礎中の基礎なのだ。
火加減もうまくいった。今日は鍋二つだが、私は最高で二十四個の鍋をミスなく完成させられる。
完成度、無駄のなさ。勝敗は明らかであった……が。
(でもこれだと、余計面倒くさいことになりそう)
私はわざと、一つの鍋の火を長く着けた。
「あら失敗。焦げちゃったわ」
「き、緊張してるのよね! 仕方ないわ!」
彼女の機嫌はコロリと変わり、円満に勉強会は終了した。
審査員の二人は、私に非がないことは察したらしいものの、それを口には出さない。
自分たちがシレットの言葉を鵜呑みにして、彼女のプライド誇示のためだけに利用されたと、ようやく気付いたのね。
ま、私が彼女の手口を勉強する会だったということかしら。
〜〜〜
あと、目眩を発症しました。
仕事中に立ちくらみがして、立っていられなくなり、病院転々として最終的に耳鼻科へ。
耳の中にある耳石が欠けて落ちて目眩を引き起こすのだそうです。そして現在進行形。
それはストレスが一因だそうです。
なるほど!!!!




