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Stars and Stripes: 僕らの内戦留学  作者: 電脳太郎
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空港に着いたら戦場でした

この小説は全てAIが作成した物です。

それを踏まえて読んで下さい。

タイトル含めて自分では一切書いていません


成田空港からサンディエゴ行きの直行便。飛行時間およそ10時間。

緊張、期待、不安、そして大量の酒――3人の高校生は人生最大の留学初日を迎えていた。


「それ、保安検査通ったの?」

雷蔵が苦笑しながら聞くと、由紀はウィスキーのミニボトルを口元から離して平然と答えた。


「バレなきゃ合法。人生も酒も、度胸が大事なの」


「はあ……」雷蔵はため息をつきつつ、バッグの中で解体式のグロックを撫でていた。もちろんエアソフトガンだ――少なくとも、日本国内では。


千代はというと、座席で真顔のまま10ヶ国語でアメリカの政治情勢をニュースアプリで読み上げていた。


「……ドイツ語によると、アメリカ大統領が昨日“地球平面説”を支持する声明を出したそうです」


「おい待て、今なんつった?」雷蔵がのけぞる。


「更に、英語の記事では“中西部すべてをディズニーに売却する法案”が可決されたとも。カナダ国境は完全封鎖、メキシコとの壁には機銃が設置された模様」


「おいおい……」由紀が再びウィスキーをあおった。


飛行機は無事に着陸した。だが、そこからが地獄の始まりだった。



サンディエゴ国際空港はもぬけの殻だった。

入国審査のブースには人がおらず、荷物受取所も静まり返っていた。


「やばい、誰もいない……」雷蔵が警戒しながら呟く。


その直後、遠くで爆発音が鳴った。


「……あっち、空がオレンジ色」由紀が指差す。


「これは、まさか――内戦」千代は鞄から双眼鏡と聴診器を取り出した。


「それ診察じゃねえだろ」雷蔵が突っ込む。


「心臓の鼓動を測りたいの。誰のとは言いませんが、緊急医療は常に準備しておくものです」


「千代、お前なんなんだよほんとに……」


爆音とともに近くの空港ターミナルが一部崩れ、銃声が響いた。

彼らの留学生活は、明らかに間違った方向へ舵を切り始めていた。



「……どうする?」由紀が鞄から瓶詰めの密造ラムを取り出しながら尋ねた。


「どうするもこうするも、戦場だ。とにかく安全な場所に移動するしかない」雷蔵は即座に判断した。

「銃声の方向から離れる、なるべく南へ。市街地に出よう」


「その判断、正しいと思う。でも気をつけて。今の政権は“未成年外国人=スパイ”扱いしてる。捕まったら即、再教育キャンプ行きだよ」千代が警告する。


「再教育キャンプって……ソ連じゃねえか……」雷蔵が頭を抱える。


「だから飲んどけって、何事も酔ってたほうがマシ」由紀がぐいっと瓶を傾けた。



ターミナルの裏手からこっそり脱出すると、空港外はさらに悲惨な光景だった。

道路は封鎖され、戦車が市街地を巡回している。

掲げられた新しい大統領の旗には、笑顔の似顔絵とともにこう記されていた。


“MAKE AMERICA 1776 AGAIN!”


「やばい、あの旗……17世紀の独立戦争時代に戻るつもりだ」雷蔵が震える。


「これまでの全政策を廃止し、銃・宗教・自給自足を国是とする。そういう方針らしいね」千代が補足する。


「アメリカ、終わってるな」由紀がまた一口。



3人は空港近くのモーテル跡に身を潜めた。

通信手段はすでに制限され、Wi-Fiは遮断。スマホも電波を拾わない。


「……完全に閉じ込められてる」雷蔵は暗い声で言った。


「じゃ、計画立てよう」千代が地図を広げる。


「どこ行くつもり?」由紀が訊く。


「この国内内戦が終わるまで、安全に生き延びる。そのためのルートと、必要な装備と物資を洗い出す」


「……おい千代、お前もしかして……」雷蔵が目を見開く。


「はい。私は既に、この内戦を生き残るための初動プラン“フェーズゼロ”を立てました。コードネーム:『寿司バリケード』」


「なんで名前ふざけるんだよ!!!」雷蔵と由紀が同時に叫んだ。



だが、そのふざけたコードネームの裏で、すでに彼らの戦いは始まっていた。

留学? そんなものは初日で吹き飛んだ。


これは「学び」ではない。

これは「生存」だ。


そして何よりもまず、次に必要なのは――


「酒」「銃」「包帯」だった。


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