リセルとエレナの変貌。
真面目にしぇんどうじゃん。
あまんです。しぇんどうじゃんしか言えないのが治りそうです。
♰ リセルどないしたん!? ♰
体が成長してる?どういうことだ?
リセル「さっき医者に調べてもらったの!」
エレナ「でも、異常がないらしいわよ?」
体を見ると…
テレーヌ「うぎゃっ!?」
7歳ぐらいの体が10歳ぐらいの体に成長している。
テレーヌ「………。」
『エレしあ』の世界に来て、それだけでも不思議なのに何故だ?
リセル「か、可愛いお姿から随分イケメンになられて…!」
う、うおお、なんか…心臓が、……え、ちょ、なんかこの心拍、バグ?
世界、俺死ねる───!
エレナ「小さい頃から顔はよかったわよ~」
ノクス「俺よりイケメンです。」
エレナ「…ノクスって自己肯定感あったのね…!」
エレナ「ま、体が小さくなることぐらいあるわね!」
ないよ!?!?
ノクス「はあ……。」
ノクスも、もう呆れてツッコまない。
リセル「✨」
それでいて可愛いうちの推し、リセルは俺をじっと見ている。
うっ、眩しい、眩しい!俺なんかを見るな!見てほしいけど!
俺なんかにかまうな!かまってほしいけど!
物語の中に俺が入っちゃいけない。何より作者への最低の穢しだ。
それは承知しているからこその真逆の思いなんだろうか。
……なのに、また会いたいと思ってしまう。
リセル「……そろそろご飯の時間じゃない?」
エレナ「お腹空いたわ!!」
ノクスがなぜかこちらを見る。
ノクス「ちゃんと飯は食べていたか?」
テレーヌ「はい?」
それは『田中雄志』に言っているのか?
それとも『テレーヌ・ダルビン』に言っているのか?
テレーヌ「ど、どうでしょう?はは…。」
エレナ「あら、食べていないの!?」
リセル「食べずにあのお顔…はうう…!」
リセルが悶えている。何故かはわからんがとりあえず可愛い!!!
ノクス「ニタニタしないでください。きもいです。」
はああああああああ!?当たり前だ!
リセルを見たら二ヤるだろ!
テレーヌ「兄ちゃん酷ーい。」
ノクス「バカ!!お兄様!!!」
そうだ、そうだった!呼び方ミスった!!
エレナ「どういう事?」
ま、まずい…
リセル「きゃわい!きゃわい過ぎます!天使なんですか!?」
テレーヌ「え」
リセル「もうもうもう好き!可愛い~♡」
か、かわ…?す、好き?
エレナ「…リセル…、お、落ち着きなさい…。」
リセル「偶に出る素の"おにいちゃん”!?萌えしかない!!」
エレナ「そ、そういう事なのかしら…。」
リセル「絶対そうです!!」
リセルが目を輝かせなからエレナに顔を近づける。
エレナ「それは分かったから、離れなさいな~!!」
ノクス「てえてえ…」
テレーヌ「兄ちゃん?」
ノクス「はっ!なんでも…」
此奴『エレしあ』オタクだな。同じ匂いを感知─。
メイド「お食事準備が出来ました。」
♱ 最初と最後の忠告 ♱
ステーキだった、最高だった。
いや、それよりリセルの方が最高。
食べ方お上品可愛い。
今は部屋に来たところだ。
今日は色々あり過ぎた…この後風呂入って歯磨いてさっさと寝よ…。
そう考えたときコンコンと部屋のドアが鳴った。
テレーヌ「はーい誰?」
リセル「リセルです。沢山お話を聞かせてください。」
リセル!?!?!?!?!
──声、違うけど、変声期カナ?
テレーヌ「ぜっぜひ!入って…!」
そうしてドアを開けて入ってきたのは、
エレナ「本当に色々沢山…お話を、ね?」
テレーヌ「え」
なんでエレナがあああああああ(僕の天使は!?)
絶対にノクスは“ご飯”ではなく“飯”と言います(偏見)
しぇんどうじゃんを飯にしなかった僕を褒めてください。