推しに会って秒で事件が起こった件について。
しぇ、しぇんどうじゃんことあまん!!!
♰ あぁ、僕の天使よ。 ♰
角が見えた、この先にリセルが!!!!!!!!!
エレナ「──リセル、あら休憩前だったかしら。」
見えたのは魔法の練習に励んでいる綺麗なリセル。
髪が風に優しくなびいている。かわいい!!!
汗をかいている。ああ、どれだけ彼女は努力家なのだろう!!!!好きだ!!
そして優しくゆっくりこちらを見る可愛いリセル。
リセル「えっ、お姉さ──、」
エレナ「あ、ま、魔法!発動途中じゃない!!」
そんなところおっちょこいなとこも可愛いいいいいいいいいいい!!
リセル「へっ!?え、あ!へっぽこひっぽこなんかビーム!!!」
かわいいいいいいいいいいいい!!
エレナ「……、リ、リセル…。新しいシスターの子もいるのよ…。」
リセル「え?新しいシスター?」
可愛すぎないか?ぽかーんとしてるリセル可愛すぎないか!?!?
リセル「あ、え、じゃあ、私はこんなはっ、
ははは恥ずかしいところを新人さんに見られてっ!?!?」
かわいいいいいいいいいいいい照れてるううううううううう!!
きゃわあああああ段々頬が赤くなっているねえ、可愛い!!!
ノクス「…おい、テレーヌ、挨拶。」
テレーヌ「はっ!」
忘れてた!可愛いリセルで全てリセルしか見えていなかった!!
えっと、さっき考えた挨拶を…!
テレーヌ「テ、テテテ、テレーヌ・ダルビン……。ノクスお兄様のお、おとうと…。
ずっと…あ、あ、貴方に…会い、たかったです…。」
しまったああああああ!緊張とこの体のせいで思春期的な挨拶に!
リセル「──いい。」
ん?なにかリセルが小声で言った?(地獄耳)
リセル「可愛い!!」
テレーヌ「え」
い、今な、なんて…!
リセル「なにこの子!?お姉様!可愛すぎますわ!」
ええええええ!?
そうするとリセルが走って僕の方に来てくっついてきた。
テレーヌ「うわあ、辞めろ!抱き着くな!!」
そんなこと思ってない!寧ろ嬉しすぎてぼ、僕ヤバい……!
エレナ「あらー?耳まで真っ赤にして嬉しそうですよ~?」
ノクス「ふっ、まだくっついててほしいんですね、分かり易いです、笑」
部外者は黙れ!!今はリセルとの時間だ!!
さらにリセルは僕をお姫様抱っこした。
テレーヌ「は、離せ!辞めろ!!」
心臓の鼓動が耳の奥まで響く。
顔が、近い。熱い。これは現実?夢?
……死ぬ!!!!
リセル「この子は私の子です!決めました!」
何を言っている天然すぎる嘘だろ!?!?!?
エレナ「ふふふ、よかったわね!本望でしょう?」
エレナっ!お前っ!!
テレーヌ「う、煩い…黙れっ!」
顔が真っ赤で何も考えられない!!こんなのは初めてだ!!
ノクス「…リセル様。一緒に新しく暮らす私の弟です。」
リセル「一緒に暮らすの!?そしてノクスの弟!?」
エレナ「弟に関してはさっきテレーヌが言ってたじゃない…。」
リセル「へ?そうなんですか?」
エレナ「そうよ。それと…。」
エレナ「この子が新しいシスターよ。」
リセル「・・・?」
エレナ「ああ、なんて言ったんだっけ?ねえ、テレーヌ君?」
テレーヌ「う、う…る……せ……。」
エレナ「っ!テレーヌ大丈夫!?」
リセル「テレーヌ!?どうしたの!?!?」
ノクス「息が荒い…!」
エレナ「直ぐに医者を───!」
♱ 大きくなった。 ♱
ノクス「…目が覚めたか。」
またベッドの上だ。
テレーヌ「ノクス…なんでお前が…、」
ノクス「おい……。」
エレナ「…大丈夫かしら?」
リセル「す、すみません、私のせいで。」
エレナ「貴方のせいではないのよ。」
!?エレナ!?リセル!やべっ、演技しなきゃ!!
テレーヌ「な、なんでここに…、」
というか視界が広いような…?
エレナ「それよりも、よ。」
テレーヌ「?」
なんだ?
エレナ「何故体が成長しているの?」
───え?
しぇんどうじゃん。