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【舞台設定・時代背景】
まだ日本という国が存在していなかった遠い昔。
各地には各々の部族が領土をもち、別個に存在をしていた。
そのなかで、単一もしくは少数の部族で構成された小規模な集団をムラ、より複数の部族が集まりより大きな規模や体系的な政治体制をもつ集団をクニといった。
クニやムラは独自の文化や文明をもち、互いに発展を遂げていた。なかには海の向こうにある大国と交流をするところもあった。
そんななか、山や森に挟まれるような形で存在する小さなムラがあった。
この物語は、そのムラを祈祷によって治める巫女と、その付き人の少女を軸に描く、破滅への序章である。
最後に付け加えるが、本小説は古代日本を舞台にしているものの、その時代設定や登場するものは、基本的に作者の想像をベースとしているので、ご了承いただきたい。