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魔塔

ルナの呪いの傷治すために魔塔の研究室に入るルナ。そんなさなか魔塔にローゼスの機械兵器が攻めてきた。狙いはルーナの潤沢な魔力。魔塔内部にまで侵入した機械兵器との戦闘が始まるのであった。

「じゃあ、検査棟に行きましょう。早速解呪前に術式を確認する必要があります。」アンブロシアの魔導実験プラントを思い出す。少し怖くなってきた。


 「怖いですか?大丈夫、私が付いてます。これに着替えて下さい。」


 実験着に着替えさせられると、実験用の椅子に座らされる。身体中にセンサーを着けられる。


 「では、確認しますね。」何かのエネルギーが身体を通り過ぎて行く感覚があるが苦痛はなかった。


 「なるほど、でもなんでこんな危険な呪法を含んだ傷を負ったのですか?」


 「暗殺者に呪具で刺されたんです。その呪具・ダガーは持ってます。」


 「それは話が早いですね。明日にでも持ってきて下さい。」


 緩い子供のパジャマみたいな実験着を着たルナをまじまじと見つめて話し出す。  


 「その全身に付けられているのは、魔封装備ですね。外れないのですか?」


 「はい、ロックされているので、力ずくでないと解除出来ません。でも少しなら魔力がありますので、使い方によっては役に立ちますよ。」実際にはありふれた上級魔法一発分程度の魔力しか使えない状態である。


 「これは、相当な魔力抑制が掛かってますから、普通なら魔力欠乏で動けないと思いますよ。」


 「一応、日常生活には支障はないんですよ。」可愛らしく笑う。


 「一つ解った事があります。貴女は規格外の魔力を持っているという事ですね。」


 「魔塔主様、ご報告です。機械国家ラキオンから機動兵器が10機進行開始しました。」

魔塔職員が報告に訪れる。


 「ルナさん今日はここまでにしましょう。いま街に帰るのも危険ですので私の部屋で待っていて下さい。」


 暫くひとりで魔塔主の部屋で休んでいるルーナに大きな音が響いて来た。


 「ドドドドォォン」


 廊下に出ると巨大な機械の蜘蛛が壁を壊しながら進んでくる。狙いはルーナである。どうやら魔力を感知して目標にしているらしい。


 魔法師を狙う様に作られた、要は対魔導兵器である。

 

 ルーナは剣を抜くと魔力を研ぎ澄ます。対魔導兵器との戦闘は初めてなのだ。


 ついに機械の蜘蛛がルーナの目の前に接近、金属の鋭利な脚で刺し貫こうとしてくる。


 「ディメンション・シールド」空間に断層を作り攻撃を防ぐ。ルーナには当たらない。


 「エアリーブレイド」圧縮された空気の刃が蜘蛛の脚を切りに行くが切れない。対魔法処理されているか、強度が恐ろしく高い可能性がある。


 「なるほど、これは空間魔法が一番有効ですね。」


 「ディメンションカッター」空間ごと全てを切り裂く次元刀が蜘蛛を切り裂く。一機目を撃破した。


 既に二機目の機械蜘蛛が背後に迫ってきていた。ルナは細剣に空間切断を付与してクリティカルスラッシュを撃ち込む。


 「シュイン!」空を切る音と共に蜘蛛の脚は全て刈り取られた。


 「コツさえわかれば敵では無いかな・・・ぐはぁっ」振り向くとそこには自己修復を済ませた機械蜘蛛がルーナの胸を貫いていた。


 「こいつぅ!ディメンションプレス!!」空間隔離して空間ごと押しつぶす魔法である。「バキバキグシャ」蜘蛛は鉄の塊になってしまった。


 ルーナは吐血して座り込んでしまった。だが、魔力に誘われて他に侵入した機械蜘蛛が更に三体が近寄ってきた。


 「自己再生能力がある機械ってあり?」少しベソをかきながら次の詠唱を始めている。


 「アルティメット・フレアバースト」機械蜘蛛2機をドロドロに溶かしてもう一体を探す。


 「空間探知!」すでに機械蜘蛛は真下に来ていた。


 「ドゴオオオ」下の階から鋭い機械蜘蛛の脚がまたもやルーナの腹部を貫いた。


 「いったあぁっ・・・エレクトリックバーニング!」ルーナの身体を伝って電撃が蜘蛛本体に伝わり蜘蛛の心臓部を焼き切った。合計5機の機械蜘蛛を撃破した。

う~う~。えつらんありがとうございま~すぅ

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