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Console, ciao!

「とにかく、今日はここで寝て」

「先輩ちゃんはどうする?」

「私は帰るわ。さすがに明日に集金バックを持って営業所に戻らないといけないから」

「でないと?」

「契約解除になるのも変ではないんだ。商品の持ち逃げと同じ立場だから」

「たからの山を持っているのに」

「円に換金できるものは?査定額50円の指輪? 金色の光沢がある敷き石?もう今日はおしまい。また明日」

「せめて日本に泊まらせてよ」

「うるさい!ドラゴンの餌になりたいの?」

窓からドラゴンの后ろ姿を見て、なぜか考えが乱れる。村人が見えないか?誰も驚かない。

「明日から頑張ろう」

僕は数本のヤ〇ルトを開けて、ごくごくっと飲む。


宿のこの部屋に本棚があった。

僕は漫然と本をめくる。

「読めないなぁ…」

異世界感がたっぷり。


なん時間経っても外は薄明るいまま。白夜か?気温降下したら厚着をもっていないよ。っと僕が発散的な発想に夢中になったとき、ドアがノックされ、言葉の通じない使用人が食事を持ってきた。女性のようだ。

「フォークとかない?」

言葉が通じない。

僕は手で、食器の中を食べ物を取るふりをしたら、何とか彼女はうなずいた。

うなずくことは共通しているようだ。


果物とけものの肉の焼き料理だった。味は薄いけど、悪くはないから、完食した。

ロウソクとかはない。

メイク落としのびんに、森を通り過ぎたときズボンについたオナモミを入れて、停電使った未だにポケットに残されたライターで火をつけた。

「システムはでてこないかなぁ」


「ないと思う」

目が覚めると、先輩ちゃんが傍にいた。

「心配したから戻ってきただけだわ、勘違いないで…それに、一つお願いがあって、泉野さんものを一部リサイクルショップに売って、お金を頂戴?納金が急いでいるから」

日本の都会でも田舎でも称しないところに連れ戻された。24時間年中無休のリサイクルショップがあった。これぞ便利だけと、普段使わないから、あまりたずねることがなかった。なじみない。古着買取のレジを電子機器類を持っていたから、恥ずかしい。


「うそ、新品価格の10分の1しかないか?」

僕がテクノロジーの発展進捗状況に驚いた。ヘッドモニター、携帯ゲーム機、ゲームソフト、ワイヤレスイヤホンにペットロボットを売って、何とかその借用書の金額を補った。

「わーぃ!」

こんな純真無垢の笑顔のしたにドラゴンの姿、なんと恐ろしい。

先輩ちゃんはお礼にポップダンスを踊ってくれた。なんとばかばかしい。


「いい加減もなかちゃんの家に泊まらせてくれない?」

流石にその「いい加減」が早すぎた気がする。予想通り否決された。異世界に送還された。いや、どっちが異世界の住人かよ?

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