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トリプルトラブルメーカー

たまに、僕がこの冒険者グループから外れても、彼女たちが続いていられると思っている。僕はカメラか、記録する役以外、異能力を持ったわけでもない、頭が天才で発明家のわけでもない。だが、そのドラゴンっこが隣に居れば、この世界での生きがいが得られる。


前のエピソードからの隣の町の隣の町の隣の町…ダラダラ進行する冒険者たちは、たまに村人の依頼を受けている。

「ドラゴンの聖水?」

この街の宿の一室に、ドラゴンさんが戸惑い顔だった。ドラゴンがドラゴンの聖水を知らないのは普通だった。

まあ、もなかちゃんが日本に戻って納金してまたこの異世界に来る間に、僕たちが勝手に受けた依頼だから。

「薬用になるって。漢方薬にもたまに変な素材が混じ込むのじゃない?」

「餅中さん、聖水というのは…」

アナスタシアがちゃんと説得してくれたらいいなぁって。僕の考えが甘かった。

「そんなのないないない!」

叫ぶドラゴン。

「ビスケットを買ってきた!うぉぉぉぉ」

ドアを開けたミミックがドラゴンの反応に驚かされ、本能に従って箱の擬態をしてしまった。

「チキンになってはいけない」

魔女が強引にドラゴンを外に連れて行く。本来ならばドラゴンは魔女より遥かな存在だけど、よく考えたらヤ〇ルトレディが社会主義労働英雄の女弟に怯えたのは必然であった物事だ。


数分後…

「ものごとを済ませて(Кончил)すっかり(дело - )身軽に(гуляй)なった(смело)》」

「聖水は…村人を助けられるのよね?」

スカートを抑えて泣きそうになるもなかちゃんが可愛い。でも…

「待って、ドラゴンの聖水というのは、ドラゴンに変身できるこの聖水とは違うのじゃなくない?…ドラゴンの形態から採取しないと意味がないじゃない?」

ああ(Увы)!考えていなかった」

片手で液体の入ったカップを持つ魔女は悔しい顔でもう一つの手でドラゴンのスカートを掴む。

「里から少し離れた場所で変身してこよう」

「もう嫌だわー」

結局彼女は引っ張って行かれた。いってらっしゃい。


「もごもご」

2人は去ったとしても、箱の擬態からある音がしばしば出ている。

「コラ!」

擬態を見破ってミミックの肩を揺らしたらもう遅い。擬態したミミックが半分以上のビスケットを食い尽くした。

「もう一度買ってこいよ」

「もうないよ。このビスケットの売ってる露店はもう畳んだから」

「じゃ別の食べ物を買ってこいよ。それに2人が帰るまでつまみ喰ったらやっつけるぞ」

「はーい」

「あと買うに自分の貯金で」

「ヘー」

「文句あるのなら別のダンジョンに帰還させてやる」

「はーーーーぃ」

ママミヤって何語だっけ?まさにママミヤ。

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