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魔女荒らし注意

「アント ポピュム ヒマル サキーフ!」

竜巻に飛ばされ、漁網に芭蕉の葉っぱが屋根としているところに住んでいる悪いウィッチっぽいやつを押さえつけてしまったから、今は罵倒されている最中だと思う。一体どんな貧しい生活を送っていたかよ。

「棒や石は僕の骨を砕くだろうが、言葉は僕を傷つけることはない!」

ほんやくコンニャクの大食いがどうしても必要なんだね。話が噛み合わない中、時間だけが進んでいる。

「んぐぐぐ」

お互い動きづらいのに、何故かウィッチの髪を食べてしまった。

「いつまでうまい汁を吸うつもり?」

ことばが通じた!こんな設定は適当すぎただろう。

「吾輩は笑いながら死を迎えるろことも怯えない」

「マキシム式減らず口を受けてもらおう」

「マキシム式…何?」

「どいてくれるならば私の頭の中のフローチャートを書いてあげる」


魔女の自己紹介は彼女の自作スライドを見せるなんて、想像もつかなかった。

「言葉が通じない人に、より鮮やかに理解できるように何かを紹介するにはどうしたらいいのだろう?図だよ」

「転生者とかの経験がありました?」

僕は思わず聞いてしまう。

「転生?自然界の法則に反していることが起こるはずもないだろう?未来は常に予測不可能だから、適応力のある人間になる必要がある。」

「けど、邪悪なものばっかりとこの世界の本で読んだけど…」

「魔女は、どこにもなじめない変人や廃人ばかりの奇妙な連中だ。魔女のいない世界では、誰もがその空きポストをある程度埋めることができ、世界はいつも通りに動いているだろう」

「ちょっとお聞きしますが、おいくつですか?」

「カウンターを作って毎朝起きた後、1っ回カウントしてみましたけど、128238になった時、カンターが壊れた。多分その数を日数換算した数字より多い。私は深い森の中の雪だるまのようで、いつ溶けるか誰も知らないし、何を着ても誰も気にしないから、気遣いもゆるゆるだ。こんな日々を過ごして、時に自分が愚か者のように感じ、時に高度な知性を持つ神のように感じる。まだ探求すべき未知の部分が山ほどたくさんあるのに、ここに長くいても退屈なわけがない。」

魔女は話ししている途端に泣き出した。

「チェルノブイリはどんな感じだった?その話の続きはこの世界の誰も知らない…」

「あれから36年もたっているから、何とか火を鎮めるたのでは?あの…こういう時は名前を交換しほうがいいけど」

「目、大丈夫?最初からスライドに見せたのでは?」

日本語、英語とこの世界の文字(僕が解読した分)でなければ、読めなかった。けと、彼女との話しことばには通じる。

「アナスタシアと呼んで」

すでに自然界の法則に反しているじゃん。けどどんな美少女の姿で、ニンニクの匂いがひどいやつに接する事実が免れないから、一刻も早くこの場から逃げたい。

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