表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/28

高い城(2階アパート)のドラゴン

ドラゴンはお金を使うことはできないが、お宝をたくさん蓄えている。

親友と仮想通貨をマイニングしてから数年、僕には、その価値を150円から2000億円とスマートフォンの画面で確認してきたが、使えない。

親友も、ある日、飛行機を乗って、行方不明になっていた。


今、電気が止められた2階アパートの一室でガス会社の滞納通知書を見ている僕は、一瞬、その暗号化されたusbメモリーを解読したくなる。だが、親友がパスワードを持っている。それぞれパスワードどメモリーを保管して、それぞれの家族を作った時期に、一緒に家族のためにそのお金を使おうと約束した。でも、もう彼の失踪宣告はもうすぐ時効に向かう。そんな約束、破れても…いい?


ヤ〇ルト売りの少女が来ました。普段なら、僕は街ゆく人々と同じく、少女には目もくれず、目の前を通り過ぎていくばかりだっだが、今日は何となく飲みたくなった。っくそ、節約志向の生活を送ってきたのに、さらに貧しい生活に陥るとまずい。


はい?ヤ〇ルトのびんの中から、ドラゴンの鱗があった。苦情案件じゃない?怒った僕がびんに視線をうつると、ドラゴンのメイク落としと書いてあった。


「あ、ごめん」

ヤ〇ルト売りの少女が慌ててドアを叩く。僕がドアののぞき穴で外を見たら、少女の姿ではなく、ドラゴンだった。

「…ドラゴン?!」

「っなんだと?!」

その後、ドアがドラゴンに破壊された。


ドラゴンが再び、少女姿に戻った。

「あわわっ、ごめんなさい!原状回復するから、他の人に言わないでください…」

「ねぇ、僕を異世界に連れてくれる?お姉ちゃんの自宅でも…ここはもうしばらく泊められないじゃない…」

「えぇ?」

「オエー」

ドラゴンの鱗って匂いが強くて、僕が体の反応に逆らえず、少女の前に嘔吐してしまった。

「ほんとにごめんなさい!」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ