1-C.2
評価の目安
S:Supreme(究極的)
A:Admirable(圧倒的)
B:Basic(標準的)
C:Catastrophic(壊滅的)
車名はプレイヤーが自由に設定できるものである。
***
Valentine Mk.XIX
<Statas>
防御力:B-
攻撃力:A+
機動力:A+
航続距離:B-
命中精度:B-
信頼性:A
居住性:C+
<Slot>
『主砲強化Ⅴ』
『主砲強化Ⅴ』
『主砲強化Ⅳ』
『高速Ⅴ』
『命中Ⅳ』
<Spec>
乗員 二名
重量 21t
全長 7.6m
車体長 5.5m
全幅 2.7m
全高 2.3m
主砲 66.7口径20ポンド砲(主砲弾:34発)
装甲 7~50mm
アコが所有する戦車。車名末尾の数字は、初期戦車としてアコのものとなった時の「Mk.Ⅰ」から、改装を重ねるたびにアコがこまめに変更している。初めての戦車に拘ったアコの執着によって、バレンタインでは無い何かになった今も走り続ける。
砲塔が、進行方向に対してかなり後ろにあるのが特徴。この砲塔はPBO製で、「イギリス戦車の砲塔 Type.E」と言う。その名の通りイギリスの車台と砲になら無条件で高い親和性を発揮する砲塔の、高さが抑えられていて避弾経始が多用されたタイプ。反面、反動抑制や装甲の垂直厚さなどの点で他タイプに劣る。このタイプの採用には、重量を抑える他に、貧弱な防御力を避弾経始によって少しでも底上げするという目的がある。また高額で、本車のパーツでは最も値が張る。
武装は20ポンド砲一門。口径は84ミリで、約67口径。砲身長は車台の全長を上回る。例えブラックプリンス歩兵戦車でも一キロメートルから一撃で屠れる凄まじい攻撃力を誇るものの、砲塔の反動抑制能力が低いことも加わり遠距離での命中精度に欠け、命中精度の評価はスロットの『命中Ⅳ』を加味してもB-という低い評価になっている。アコの高いTCCのステータスとセンスを以て、始めてまともな命中率が確保される。
この強力な砲や本車のスロットの構成を見ればわかるように、アコは攻撃力を大変に重視している。その発想とは一撃必殺であり、できるだけ近接戦に持ち込んで撃破される前に撃破するという方針の下デザインされた戦車と言える。
ちなみに、バレンタインの小さな車台に強力な砲を載せるために前後ろを取り換えるという考えの着想とは、イギリスのアーチャー自走砲である。しかし、改造の理由が、アーチャーはその武装である17ポンド砲を設置する空間が砲塔内になかったからであるのに対し、本車は17ポンド砲を搭載した時点ではその問題を抱えていなかった。20ポンド砲を積んで初めて、バランスの悪さと言う課題に直面したのである。
これは単に「イギリス戦車の砲塔」の為であるが、そのせいでただでさえ狭い砲塔内は乗員二名でも窮屈な程度の空間となり、これは前後を反転しても解消されていない。この狭さによって、居住性の評価が、乗員のステータスが低下する基準であるC+となってしまった。本車をソロ専用たらしめる原因でもある。
また、アーチャーの改造はあくまで「砲を後ろ向きに設置する」というものであるのに対し、本車になされたのは「戦車全体の前後を転換する」というものである。アーチャーは、改造後も操縦席は本来の向き、即ち砲口と逆向きであり、これは発砲後方向を転換することなく逃走できるという待ち伏せ兵器としての利点を生み出したが、本車の操縦席は砲口と同じ方を向いている。なお、エンジンを二基積んでいるが、その配置の関係上、操縦席は車体を前から見たとき中央に存在し、ここにも特殊性がある。また、改造の折には足回りが文字通り総取り換えされ、懸架方式もクリスティー式へと変更された。当然ではあるが、後進よりも前進の方が速い。
なお、この前後取り換えによって、機関部が前面に晒される形になり防御力はさらに低下した。30ミリの増加装甲を、前部上面に無理矢理取り付けているが、排気の問題もあり全部は覆えず、お祈り程度の効果しか見込めない。最近、カヴェナンターに倣って装甲ルーバーを設置した。
他に、速度が特筆すべき水準にある。これはアコの「厚い皮膚より速い足」の方針に即したものであるが、元を辿れば信頼性を向上させた副作用であった。無茶な構造の割に、信頼性の評価が目を見張る水準あるが、これはアコが早期に、強固で重い装甲よりも足回りにお金と労力をかけるようになった成果である。
また、車台に対して異常に後方に存在する操縦席や、軽い車体に不釣り合いな巨大な砲によって、操縦性は独特である。特に後者の弊害は各部に顕著であり、エンジンへの負荷が高く航続距離が短かったり、制動距離が大きかったり、最高速度で走行中に真横に発砲すると履帯が切れることがあったりする。
ソロプレイヤーにありがちな、居住性やその他諸々を犠牲に、自分にとっての乗りやすさを追求したような戦車駆逐車。
Königstiger
<Statas>
防御力:S
攻撃力:A+
機動力:B
航続距離:B
命中精度:A-
信頼性:C
居住性:A
<Slot>
『ティーガーⅡ Ⅶ』
『装甲強化Ⅶ』
『装甲強化Ⅴ』
『主砲強化Ⅵ』
『信頼性向上Ⅴ』
<Spec>
乗員 五名
重量 70t
全長 10.3m
車体長 7.3m
全幅 3.8m
全高 3.1m
主砲 88mm KwK 43 L/71(主砲弾:86発)
副武装 7.92mm MG34機関銃(三挺)
装甲 40~180mm
リアシュが所有する戦車。リアシュが車長と砲手を兼ね、ウドミが操縦手を務める。車名「ケーニッヒス・ティーガー」はドイツ語で「王の虎」を意味し、戦場での彼の戦車の異名からとってリアシュによって命名された。
リアシュが愛する戦車であり、その固執とも言える憧れはストイックである。いっそ金色に塗りたいとも思っているリアシュが施した塗装は明るいベージュの砂漠迷彩。むしろ、ベージュの本車に乗りたいがためにデザートエリアに繰り出すまである。
PBOを始めたばかりのリアシュが、初期戦車でフィールドを駆け巡り、リアルマネーを惜しみなくつぎ込み、ついには初期戦車を売り払って完成させた戦車であり、全てのパーツはドイツのⅥ号戦車Ⅱ型ことティーガーⅡのもの。スロットにある『ティーガーⅡ』とは、フィールドの敵ティーガーⅡを純正のティーガーⅡで撃破したときのみにドロップするオーブであり、純正のティーガーⅡにしか装備出来ない。
その効果は能力全般の大幅強化であり、それもⅦともなれば凄まじい。組み換えによってオリジナルの戦車が作れるのが売りのPBOにおいて、完全再現の戦車に乗りたがるリアシュのようなマニアの為に用意された仕様であるが、カタログスペックまで完全に再現したい厄介なマニアであるリアシュにとっては、このオーブの装着は苦渋の決断であった。
ちなみに、『ティーガーⅡ』は装着すると信頼性が低下する。史実において、戦況の悪化から生産後の検品やテストが省略された為の、足回りが弱く故障しやすいという欠点を反映していると思われる。『信頼性向上Ⅴ』も焼け石に水である。
拘りと実用性を天秤にかけ、共に戦うため実用性を取ったリアシュは、「ケーニッヒス・ティーガーの正面装甲が抜かれるところなど見たくない」という理由から『装甲強化』を取得次第遠慮なく装着している。これによって、防御力は最高評価を得ている。その甲斐あって、未だ本車が撃破されたことはない。
砲は、登場当時の戦場に対抗できる戦車は無かったという、アハト・アハトと名高い88ミリ高射砲と同じ口径を持つ8.8センチ戦車砲。その威力はPBOにおいても遺憾なく発揮され、スロットによる底上げを含めて攻撃力はA+の評価をされている。
このように、ステータスを見ると史実以上に超強力な戦車であるのだが、信頼性のC評価によってステータス程のパフォーマンスは発揮されない。
この一因となっているのが、完全再現の縛り故、スロットによる強化しかできない点である。もしもより高性能なエンジンに交換すれば、より実用的な戦車になるだろうが、『ティーガーⅡ Ⅶ』が装着できなくなる。そもそも、リアシュの拘りが許さないだろう。
ちなみに、砲塔は初期量産型に装備されたポルシェ型砲塔である。PBOではかなり低確率のレアドロップとなっており、避弾経始に優れたデザインを取っている。なお、ハンガーにはヘンシェル型砲塔も置いてある。
本車は、例えば拠点防衛などにおいては圧倒的な能力を示すだろう優秀な重戦車ではあるが、移動し続けることが求められるBCSではその性能を発揮できないと判断された。
Covenanter CRST
<Statas>
防御力:B-
攻撃力:B
機動力:S
航続距離:A+
命中精度:A+
信頼性:A
居住性:B+
<Slot>
『高速Ⅴ』
『高速Ⅳ』
『装甲強化Ⅶ』
『信頼性向上Ⅳ』
『主砲強化Ⅴ』
<Spec>
乗員 三名
重量 19t
全長 6.1m
車体長 5.8m
全幅 3.0m
全高 2.2m
主砲 37.5口径75mm戦車砲(主砲弾:69発)
副武装 ブローニングM1919機関銃(二挺)
装甲 7~50mm
ウドミが所有する戦車。リアシュが車長を、ウドミが操縦手を、アコが砲手を担い、BCSに挑む。BCS用である為、チーム名を車名に冠する。
外観は、砲を除いて史実のカヴェナンター巡航戦車とほとんど変わりがない。ちなみにスロットのオーブのいくつかは、アコのバレンタインとリアシュのティーガーⅡから流用したものである。
ウドミとリアシュが昔BCSに出るために購入されたものであり、アコが加わった今、再び動き出す。ウドミがクルセイダー巡航戦車と間違えて買ってきたカヴェナンター巡航戦車の車体をベースにしており、リアシュの魔改造によってステータスはそれなりのものとなっている。
中でも突出した機動力はスロットの他に、カヴェナンターのカタログスペック上でのスピードに基づいており、それを支えるのがPBO製の冷却器、チルゾーンQ273である。本車はもともと、車高を抑えるという目的のためにエンジンを後方に、ラジエーターを前方に置くという特殊なレイアウトを採用したために、冷却管が車内を通ることになり車内が高温になってしまうという欠点を持った戦車であった。この構造を維持したまま、実用に足る状態にまで持っていくために、高額なチルゾーンQ273が搭載された。
このチルゾーンQ273は、吸気口から取り込んだ空気を減圧によって摂氏零度前後にまで冷却し放出するというファンタジーな空冷式ラジエーターであり、車体の左前方、操縦席の横に設置されている為、操縦手であるウドミが少し肌寒く感じるほどである。ゲテモノ戦車愛好家必携のパーツとして一部では有名。
エンジンは出力よりも信頼性で選ばれており、必ずしもスピードのみを追い求めた仕様ではない。とは言え、スロットの効果によって整地では最高時速60キロを誇り、調速機による速度制限を外せば、時速70キロという突出した機動性を誇る。
他にも、クリスティー式サスペンションを好まないリアシュによって足回りはトーションバーサスペンション変更されており、不整地での走破能力も大変高い。これによって最高速度はやはり若干落ちたものの、狙い通り登坂能力や信頼性は向上し、副作用として絶望的だった後退速度も改善された。ただし、静音性は犠牲となった。
他にも、その機動力が為に犠牲となったものは多く、その代表が防御力である。機動力を阻害しない範囲で装甲を厚くしたところで強力な砲は防げないという発想から、逆に最低限の防御力を残して重さを削るという選択がされた。
同様な発想から、主砲も6ポンド砲から75ミリ砲に換装されている。装甲貫徹力が微減するが、75ミリ砲で抜けないものはどうせ6ポンド砲でも抜けないという考え方である。また、榴弾が撃てるという点を評価したリアシュによって換装が決定された。他に、ブローニングM1919機関銃を同軸機関銃として一挺、操縦席に一挺装備している。
砲塔は多面体を圧し潰したような特徴的なデザインをしており、直線的ではあるものの傾斜装甲が取り入れられている。しかし、なにせ装甲が薄いため、砲弾が直撃すれば撃破されるだろう。一応、砲塔前面には半円形防楯が取り付けられ、最大装甲厚の嵩増しに一役買っている。また、ハッチはスライド式でありロックをしっかりしていないと急停止時に勢いよく閉まり、身を乗り出していると大ダメージを受ける。また、砲塔は小さめに設計されており、6ポンド砲か75ミリ砲を装備していると乗員が三名と判定され、居住性が若干悪化する。
攻撃力、防御力共に抜きんでたものではなく、撃ち合いに秀でているとは言えないが、その機動力で敵を翻弄し、近距離からの撃破を狙う超高速戦車である。対人戦は対人戦でも生き残ることが勝利となるBCS向きの戦車と言える。
改造戦車の全長や重量は完全に自分の目分量です。情報の信頼性はD:Desperate(絶望的)です。




