第1部-60話「彼女との記憶」
同じ村で育ったクーエナとは、幼馴染だった。村には同年代の子供が私達しかおらず、2人でよく遊んでいた。彼女はこの村には珍しく闇の属性を持っていて、魔力も魔法の技術も高かった。彼女が近年生まれてくるはずだと巷で噂の聖女なのではないのかと思っていたほどだ。まぁ私達が7歳の時に聖女が現れ厄災を倒したので彼女は聖女などではなかったのだが。
快活だった彼女と私は一緒に野原を駆け回り日が暮れるまで遊ぶほどに仲が良く、互いを大切に想い、恋人同士になるのも定められていたと思えるほどに私達は惹かれ合った。
小さな村だ。両親同士ももちろん顔見知りで、既に村全員から祝福されていた私達は適齢期に成ったら結婚する約束もしていた。だがそれは、花が咲き乱れる季節のある日に壊された。
村にやって来たのは、頭からすっぽりと白い法衣で全身を隠した人間だった。初めて見たのだが、世界の中心にあるという精霊教会の人間達で、村に着くなりそいつらはこういった。
「先の戦いで闇の大精霊が深手を負い、責務を全うできなくなった。機能停止する前に代替わりをしなければならない。そのための候補がここにいる様なのだ」
大精霊の代替わりも詳しいことは知らなかったが、教会の人間はそれをご丁寧に説明したのだ。
大精霊は周期的に人間に力を丸ごと譲渡し、その人間を新しい大精霊として誕生させる。大精霊は一人の人間の生と時を貰う代わりに、その人間の願いを一つだけ叶えるらしい。願いが叶う時期は今でもいいし、次の代替わりの時に叶えるでもいいということだ。「悪い話ではないでしょう」と事務的な口調で身分が上そうな小さな女性は言う。だが、それは人間としての生を奪われ世界の為に生きろと強要しているようではないか。ざわつく村人たちを教会の女は見つめてから、一枚の紙を村長に手渡した。
「村長。この者を、この時間にこの場所へ呼んで欲しい」
「は、はい」
震えながら村長は教会の女からそれを受け取る。そして受け取ると教会の女は腰が曲がって自分より小さな村長に向かって耳打ちする。すると村長は目を丸くして、頭を下げた。
今日一日家から出るなと言われて村は教会の人間に監視されている。私の家では誰が候補として挙がっているのか両親と話をしていたが、結論は出なかった。だが、私は嫌な予感が心の中にぐるぐると渦巻いていた。
深夜、外が静かになった頃に私は家を抜け出した。何となく、彼女があの場所にいると思ったからだ。
村の少し外れ。ぎりぎり魔物が入ってこないための防御魔法の範囲に入っている場所。海が見える小高い丘だった。それを静かに登っていくと、美しい月の光の中、白銀と錯覚するほどに輝いている空色の髪がそこにいた。
「クーエナ」
私が声を掛けると、彼女は振り返り弱弱しく笑みを浮かべる。
「ウェール」
クーエナは笑みを浮かべながら、一筋の涙を流した。私はそこで全てを理解して彼女に駆け寄り、抱きしめた。私の腕の中で震える彼女の体は力を込めれば折れてしまいそうなほどに弱い。お互い無言のまま抱きしめ合って、そのままを過ごす。暫くしてから、彼女は声を震わせて言う。
「私ね。選ばれちゃった」
涙が滲んでいる声に私は抱きしめる力を強くする。
「受けるのか?」
私の問い掛けに、腕の中のクーエナは静かに頷く。断ると思っていた私は彼女の顔を見つめて「何で」と問いかけた。その時、私はどんな顔をしていたのだろうか。彼女は私の顔を見て、涙をさらに浮かべる。
「私が受けなければ、他に誰かが生贄にされちゃう。それに、私が受ければこの村にお金を支援してくれるって」
彼女の言葉に私は愕然とした。優しい彼女は他の候補の話を聞けば引けなくなるし、村への支援を出してくれるというならば受けざるをえないだろう。この村はお世辞にも裕福とは言えない。名産となる様なものも場所もないし、海が近いとはいえ浜が近いわけではないのだ。私達の下の子達は都会の方へと出稼ぎに行っている。
これでは、村と他の候補を人質にしているようなものではないか。
「・・・行かないでくれ」
私の声に、クーエナは大粒の涙を流す。
「本当は行きたくない。貴方と一緒にここで暮らして、ここで海を眺めたい。行きたくない。行きたくないよぉ」
子供の様に声を出して泣きながら彼女は涙を拭う。だが、溢れ出る涙は止まることなく流れ続ける。
彼女は、どんなに私が止めても行くだろう。それにもしここで彼女を無理矢理にでも引き留めたのならば、彼女は誰かを犠牲にしてしまった負い目と村よりも自らの事を優先してしまったことを悔やむだろう。彼女は、そんな人なのだ。私が愛したのは、そんな優しい人なのだ。
「・・・もし」
「あぁ」
「もしいつか、全てが終わったら私は貴方を探しに行く。だから、また恋をさせて。だから、だから」
私の背に回っている彼女の手に力がこもった。
「私の事を忘れて」
気が付くと私は自らの寝室にいて、とっくに日が昇っていた。カーテンを開いて突き抜けるような青空を見上げて、私は首を傾げる。
―何かを忘れている様な。
落ち着かなくなり、私は台所で料理をしている母親と父親の声を後ろに聞きながら家を飛び出して忘れている何かを探した。だが、何を忘れているのかも何を探したいと思っているのかも分からずに、薄着のまま私は村中を探し回る。村人に話を聞いても、誰も彼もが最近変わったこともなくていつも通りだと言っている。何も村から無くなったものなどないと言う。
あぁ私の勘違いなのだと落ち着くことができずに、私は仕事を終えては何かを探し続けるという生活を送った。村人は全員「勘違いだろう」「大きなものではなくて小さなものではないのか」と言ってくる。だが違う。決定的に、私の中に何かが欠けているのだ。
1年、2年と経ち村長が病に倒れてしまった。その数日後に、私は村長の家に呼ばれた。
病床で臥せっている村長が私に言いたいことがあるのだという。
村長の元へと尋ねると彼は涙ながらこう言った。
「もう、探すのは諦めてくれ。もう、あの子はいないのだ」
差し出されたのは白銀の指輪。空色の石がはめ込んでおりその裏には“クーエナより愛を込めて”と言う意味の古代語が書かれていた。そこで、クーエナとの記憶が蘇って来た。村長は何度も「許してくれ。赦してくれ」と涙ながらに呟いている。
彼女が私の記憶を消した理由はすぐにわかった。クーエナの事を忘れて他の人と幸せになってくれということだろう。だが、それよりも私は彼女に会いたいと強く思ったのだ。
ぴったりとはまった指輪をなぞりながら、私は衝動のままに村を飛び出した。ろくな旅準備も、何処に行けば彼女に会えるかもわからないけれど、私は寝食を忘れて世界を歩き回った。道中路銀が無くなっては彼女から教わった魔法の知識や彼女に追い付きたくて独学で勉強したことを行く先々で知恵を対価に報酬を貰って行った。その旅が1年と過ぎた頃やっとで大精霊が集まるという場所を突き止めた。
彼女は私に会いたくて泣いているに違いない。他の大精霊達と馴染めなくて泣いているに違いない。大精霊の日々を嘆いているに違いない。私は、開口一番なんと声を掛けようと心躍らせながらそこへたどり着いた。
光の国にあるとある泉に大精霊達は集まっている。月明かりが強い日に私はそこへ急いだ。
林の中を迷いながら進んでいくと、一際明るい場所から声が聞こえて来た。様々な声が聞こえてくる中、彼女の声が聞こえて来た。
「クーエナ・・・!」
跳ねる心臓とあがる息のまま私は駆け出して泉の近くによると、その光景に目を疑った。
美しい顔ぶれの中、愛しいクーエナの姿があった。あの空色の髪は漆黒の髪色になっていたが、間違いなくクーエナであった。だが、彼女は4人の大精霊達と仲良さげに談笑しているのである。
水の大精霊と思しき男性が幼子をからかうようにクーエナの頭をくしゃりと撫でて、彼女は子供っぽく笑う。それを見て、他の大精霊も笑っていた。
その光景が見ていられずに、私は思わず来た道を走って戻った。
息を切らせながら、私は林を進み気が付いたころには胃の中身を吐き出してしまっていた。
「・・・何故だ」
クーエナはどうして笑っているのだろう。闇の大精霊になるのは嫌だと泣いていなのに。私と離れたくないと抱きしめてくれていたのに。両手で顔を覆いながら、声にならない叫びを上げる。顔の皮膚に爪が食い込み、血が滲んでいく。
「あいつらが変えたんだ」
私の記憶を消したのは彼女自身が望んだと思っていたけれど、もしかしたならば教会のあの女が唆したのだろう。そして、彼女を闇の大精霊として誕生させるときに私の記憶を消したのだ。他の大精霊も一緒になって彼女から私の存在を奪ったのだ。
きっとそうだ。そうに違いない。あの闇の大精霊の中に、私の愛した彼女は封じられているのだ。
精霊教会も世界を守っている大精霊も、人の事を何とも思っていない者達なのだ。
「皆私から彼女を奪ったんだ」
「あーそら許せないねー」
突如頭上から声がしてそちらへと顔を向ける。すると木の枝に、真っ赤な外套を纏った幼い子供のような風体をした人物がこちらを見下ろしていたのだ。それは口元に笑みを浮かべながら私の傍に飛び降りて来た。
「ごめーん。吃驚した?」
「・・・誰だ?」
低く問う私に赤い外套は嬉しそうに告げる。
「君の後援者さ」
赤い外套は手を差し伸べてくる。振り払ってもいいのだが、なぜかその手を握ってしまう。私が立ち上がると、その赤い外套の体の小ささが分かりやすくなる。10歳はいかないくらいだろう赤い外套は顔を近づけて問うてくる。
「君は、愛しい人を取り戻したい?」
赤い外套からの問い掛けに「勿論です」と即答した。すると、赤い外套は笑みを深くして頷く。
「あぁよかった!それくらいならお安い御用だよ!」
赤い外套がくるりと背を向けて、林の奥へと歩き出す。その後を私はついていく。歩きながら私は赤い外套から色々な話を聞いた。大精霊はこの世界を守っているようで支配している。赤い外套はそれをある人の為に取り戻そうとしているらしい。さらに大精霊や教会の人間は大陸の人々の事を人として考えていない。ある人にこの世界を戻して、そうすれば大精霊から解放された世界を取り戻すことができるのだという。
突拍子もない話だ。だけれど、私から彼女を奪った奴等なら悪に違いないと赤い外套の話に引き込まれていく。
「だから、我と君の利害は一致している。それに大精霊に人生を狂わせられた君の助けになりたいんだ。我なら君に彼女を取り戻す力と知識を与えることができる。どうする?」
「彼女を取り戻すためなら、何でもする」
真っ直ぐに赤い外套を見ると、赤い外套は「よろしい!」と高らかに言う。そして辿り着いた鬱蒼としている林の奥から何かを引っ張り出してきた。それは人の形をしているが、人ではない何かであることは明らかな存在。そして、先程見て来たものと同じ雰囲気を纏っている。
『どこ。どこ。ここ、どこ』
幼い少女の姿をして、淡く黄色く光っている彼女は恐らく地の大精霊だ。長い髪は三つ編みにしており、その結われた部分を赤い外套は握っている。青白い肌に映える目を覆い隠している黒い布は地の大精霊の目元に縫い付けられている。両手は力なくだらりと垂れており、動けないようだ。
「よっと」
赤い外套が軽い口調で地の大精霊の二の腕を握ると、焼け焦げる様な音と共に地の大精霊が悲鳴を上げた。赤い外套が握るようにして手を動かすとぼとりと地の大精霊の腕は落ち、それは瞬く間に結晶化して大きな一塊の鉱石となった。腕を捥がれた彼女は泣き叫びながら逃げようと地を這うが、赤い外套が彼女の背に足を置いてそれを阻む。
まるで果実をもぐように一欠けらを鉱石から外すと、私に差し出してきた。
「食べて」
幼子が強請る様な口ぶりで赤い外套は言う。私は抗うことなくそれを口に含んだ。それが私の体にどのような影響を与えるのかは全く考えなかった。ただ、赤い外套が差し出したこれを食べれば力が得られると思ったから私は食べたのだ。耐えがたいほどのまずさに吐き出しそうになったが飲み込み、それが喉を降りていくときに焼けるような痛みが喉を支配する。息ができずに喉を押さえて呻く。
だが、ここで死ぬわけにはいかなかった。
全身に熱湯が駆け巡っている様な痛みと息苦しさを草を握りしめて必死に耐える。頭上では「頑張れ頑張れ」という面白がっている赤い外套の声が聞こえたのだが、それに構っている余裕はなかった。
数十分それが続いて、段々とそれが収まってくると同時に体の中に不思議な力があるような感覚があった。
「馴染まなかったらどうしようかと思った。おめでとう。これで君は力を手に入れたよ!」
「こ、これで・・・?」
苦しみを耐えたとはいえ明らかな違いは全くないように感じた。訝し気な私の気配を察したのだろう。赤い外套は残った鉱石を背にしている荷物入れに乱雑に入れると、林の奥へとし視線を戻した。
「腕試しをする場所に行こう。ここじゃ、邪魔が入るからね」
赤い外套が向ける先から声が聞こえてくる。その声を聞いて、虚ろになっている地の大精霊が声を上げた。しかしそれは人の言葉ではなく、うめき声の様だ。赤い外套は地の大精霊から降りると、一度腹を蹴り上げて踵を返す。そして、何やらポケットから取り出すとそれを空に放り投げる。
それは黒い渦となり、闇の中にさらに漆黒の闇が目の前に現れた。
「ほら。行こう?」
後ろから声がする。愛しい彼女と同じ声。だが、彼女ではない。
私は赤い外套の手を取って渦へと身を投じた。
渦の中はトンネルのような構造で、足元だけがぼんやりと明るい。異空間と言っても過言ではないほどの異様な雰囲気だった。物珍し気に周囲を見ながら歩いて行くと、赤い外套は口を開く。
「地の大精霊はどんなものも材料があれば作れる権能を持ってる。君が得たのはその力だよ。それと大精霊の体は高純度の魔力だから取り込んで馴染めば数十年は姿が変わらず若いままになるんだ。それでね、君の恋人を取り戻す話なんだけれど」
赤い外套は、くるりとこちらに体を向けて後ろ向きで器用に歩く。
「人の体を使って、彼女の体を再構成しよう。そして闇の大精霊から彼女の魂を分離させて、それに入れるんだ。沢山人の体が必要だけれど、沢山失敗してしまうかもしれないけれど、我が付き合うよ」
「でも、その間に代替わりをしたら・・・」
「それは大丈夫。闇の大精霊と縁を結んだ魂なら、闇の大精霊を通じて引っ張れる。ちゃんと手伝うよ。我としても、大精霊一人を捕らえてくれるならそれに越したことはないからね」
なんと心強いことか。私は私の願いを叶えることができると胸が躍る。
しかし、私達は一体どこに向かっているのだろうか。
「着いたよ。ここだ」
ふっと視界が歪み思わず目を閉じて、波の音が聞こえてきて瞼を開く。すると、眼前には明かりがついた集落のようなものが見えた。どうもこの景色には覚えがある。後ろを振り返り、周囲を見渡す。そこでやっとで思い出す。ここは、私の故郷だ。
「じゃあ滅ぼそうか」
「・・・え?」
赤い外套は何を言っているのだろうかと理解ができなかった。私は集落を見てから、再び赤い外套を見た。私の表情を見て、赤い外套は笑う。
「なんという顔をしているの!なんで、躊躇うの?」
「だって、ここは私の村だ!故郷を、滅ぼせと言うのか?」
「君の恋人を見捨てた村なのに?」
「・・・・は?」
「え?君、知らなかったの?」
小馬鹿にしたような赤い外套の言葉よりも、彼女を見捨てたという言葉に私は引っかかる。どういうことなのだと、視線で訴えると赤い外套はため息をついて語る。
「あそこ。村長の家だろう?村長はあの日、クーエナに頭を下げたんだ。村はもう火の車で、作物もだんだん育たなくなってきているから、村にはお金が必要だと。クーエナが行けば莫大なお金が村に入るからね。あそこの家、君より3つ下の女性が住んでいるね。彼女はクーエナがいなくなれば清々すると言っていたよ。彼女がいなくなってさえくれれば、欲しい物が手に入ると。彼女の両親は、教会からのお金をとても喜んでいたよ。あの家は―」
「もういい!!」
思わず私は叫んでしまう。赤い外套は口を噤み、そっと問いかけて来た。
「それでも、ここは故郷と呼べる?」
両手で顔を覆い、大きく息を吸って吐いた。
「力の使い方を教えてくれ」
私の言葉に赤い外套は嬉しそうな声を上げた。
そこからの1時間は殺戮と呼べるものであった。
その場にあるものや、家を利用して人を串刺しにし、首を斬り、泣き叫び赦しを請う姿を無残に切り捨てる。一人二人と殺していくうちに段々と楽しくなってきて、次はどう殺そうかと考えていく。もう誰を殺しているのかも、殺している人が誰かも気にせずに目の前にあるものを壊していく。全身にかかる血の匂いが心地良く、集落から音が消えたのが残念に思えるほどであった。
「なぁ!赤い外套!これも彼女の材料に使えるのか?」
嬉々として私が赤い外套に問うと、笑いながら「そうだよ」と答えてくれる。私達の結婚を表で祝福し、邪魔を使用としていた奴らはもう殺したから、あとは彼女を取り戻すだけだ。死体を集めて、どうやって運ぼうかと考えていると赤い外套とその手下みたいな魔物達が手伝ってくれた。
「我の知り合いにいい場所を提供してくれる人がいるんだ。そこに運ぼう」
先程と同じ空間を通り抜けて、辿り着いたのは光の国にある学園の地下。そこは赤い外套の知り合いが何重にも隠している研究室のような場所だ。他の場所に研究室を動かしたためにここはもう使わないらしい。なので、喜んで使わせてもらうこととなった。上にある学園は素材を集めるのに適している。さらに赤い外套が言うには素材は若ければ若いほどいいらしい。
旅の間に培った勉強を教えるということを生かして、私は学園の先生となった。コツコツと仕事をして学園長まで上り詰めた。大精霊の欠片を食べているだからなのか、“そういうもの”と周囲が認識し300年程経った今でも私がずっと学園長である粉に誰もが違和感を覚えていない。
仕事しながら、私は彼女を蘇らせる研究をし続けた。彼女の新しい体は中々作れず、どうすればうまくできるのか考え、考え、悩み苦しんだけれどずっと彼女の顔を再び見れることだけを希望として私は生きて来た。
もう一度、一緒に笑い合おう。
今度こそは、君の手を離さないから。




