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1.屋上と出会い

ある日、屋上に行くとそこには運命の出会いがありました。


「雪璃〜!お昼ご飯食べよー。」

「あ、依都。」


この子は井上依都。私の中学校の頃からの大親友と言っても過言でないぐらい仲がいい友達。

綺麗な黒髪ロングが特徴の元気なお姉さんタイプの子。

中学校の時からバトミントンが凄く上手い!


「せっかくだし、屋上行ってみよ!」

「屋上って行ってもいいの?」

「大丈夫だよ!」


ちょっと楽観的な子だけど、一緒にいて凄く頼もしいいんだ。


依都の勢いに負け、屋上に行く。

屋上に入ると、そこには先輩らしき男の人が3人いた。


「ね、依都。誰かいるよ?戻らない??」

「戻らない!せっかく来たんだし、気にしないで行こーよ!」

「わ、わかった。」


こうなった依都はもうとめられない。

中学の時もこんな事があった。


それは...


私が依都の中学校に転校してきたその日、

私が部活体験の時に迷っていると依都が突然話しかけてきて、「迷ってるの?なら、私が全部案内してあげる!!」と言ってきた。

何度も「迷惑だから」と断っても「もう決めた!」と言って結局最後まで案内してくれたんだ。


今思うとそれが依都の始まり。


思い返していると...。


「雪璃?大丈夫??」と心配されてしまった。


「え!大丈夫だよ。」

「そっか、ならいいんだ。よしあそこ行こー。」


そう言って依都が指を指したところは先輩がいる方向。

え、と思い依都の方を向くと、もう歩き出していた、私は慌てて依都を追いかけると、


先輩らしき人が話しかけてきた。


「あれ?1年生??」

「はい!そうです?先輩ですよね?」


私が混乱しているうちに依都は先輩と話していた。

それを見て感心していると、私に火の粉が飛んできた。


「君も?」

「え、あ、はい。」


いきなり話しかけられたので少し挙動不審になってしまった。


「私達友達なんです!」

「へ〜そうなんだね!あ、そうだ、君達も一緒に食べる?」


先輩のいきなりな提案に私が依都と先輩を交互にみて、戸惑っているうち話がどんどん進んでいる。


「え!いいんですか?ぜひ!」

「え、ちょ依都。」

「いいじゃんせっかくだし!」

「わ、わかったよ。」


また依都の圧に負けてしまった。

そんなこんやで先輩3人と依都と私、5人でお昼ご飯を食べることになった。


「ねね!君たちのことも知りたいし、自己紹介しよ!」

「まずは僕ね!」


話しかけてきた元気な先輩の発言で自己紹介タイムが始まった。


「僕は田中海理!2年生でクラスは2-Cだよ。部活はダンス部!良かったら見に来てね〜!」


海理先輩は、なんだか女の子みたいな柔らかい雰囲気で元気な先輩って感じする。

親しみやすそうであまり怖くないかも...。


「じゃあね、次は奏汰!」


「ん、オレ?オレは木村奏汰。海理と一緒で2年生クラスは2-A。バスケ部で一応勉強は得意かな。」


木村先輩はメガネかけてて、The優等生って感じがする。バスケ部なのは少し意外かも。

少し怖い...っていう印象。


「亮、次。」


「俺は神代亮平。2-C、帰宅部。」


神代先輩はクラスの人達が噂をしていたのをちょっと聞いたことがある。この中では1番怖いかも...。


「よし、こっちはみんな終わったね!じゃ次は君!」


と海理先輩が指を指したのは依都。


「はい!井上依都です。1-Aでバトミントン部所属です!」

「バド部なんだ。バド部って大変そうだよねー。」

「大変ですけど楽しいですよ!じゃ雪璃の番!」


うっ、来てしまった。私の番が...。

私はこういうのが1番苦手、どうしても慣れない。

けど。流れ的にやるしかない...!


「な、中井雪璃です。1-Aで写真が趣味です。」

「写真が趣味なんだ。そういえば亮もよく写真撮ってるよな。」

「あぁ、たまにだけど。」


え、神代先輩も写真好きなのかな?そうだと嬉しいな。


それから依都と海理先輩とそしてたまに木村先輩が入り、話していた。


私と神代先輩は黙々とお昼ご飯を食べていた。


予鈴がなり、先輩は化学室。私達は教室に戻る。


「じゃあね。依都ちゃん、雪璃ちゃん!」

「ありがとうございました!」


依都に続いて私もお辞儀をした。


それからお昼ご飯は屋上!って依都に言われた…。


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