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死神見習い  作者: 雪乃
1/1

1話

「知ってるかー?今度ウチに来る見習い、成績オールAだって」

本棚に並べられた、ファイリングされた資料を指で追いながら、神谷は言った。

隣には椅子に座って机に向かう東堂の姿。

東堂は神谷の質問には顔を上げずに、広げられた書類に何やら書き込みをしている。

彼が仏頂面なのはいつものことなので、神谷は気にしない。

「ああ…その見習いならオレの担当だ」

視線は書類に向けられたまま、書く手も止めずに言う。

「ええ〜⁉︎聞いてないぞ、ソレ」

基本的に、死神見習いの担当がどの教官がになるのかは、当事者にだけ知らされる。

「まぁ…そうだろうとは思ってたけどなー。ウチじゃホープを任されるのはだいたいお前だもんなー」

視線は相変わらずそのままに、作業がパソコンへと移ったようで、カタカタとキーを打つ音がする。

「別に…アカデミーでどんなに優秀だろうと実施でコケるやつはいるからな…」

「冷めてますこと。…本当は、少し楽しみだろう。教えがいのある見習いが来るんで」

神谷の言葉に、東堂は何も言わずに笑っただけだった。



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