第36.5戦:知らないなら知らなくていい
此処は飛ばして読んでもなんら今の物語に支障はありません。“今の物語”では、ですが。
次回は時間を開けて木曜を予定しています。
こんにちは。いや、君がこれを読んでいるのはもしかすると夜かもしれないし朝かもしれないね。こんばんは、おはよう。
さて、挨拶が終わったところで、君は私のことをご存知かな?あれ、もしかして知らない?ふーん……大丈夫大丈夫、私のことを知らなくてもこの世界生きてけるように造ってあるから。
君は今のところ何人の『神』様に会ったかな?今、地上界に降りているのは3人。これは知っているね。その3人は私の知り合いとでも言おうか、まぁ少し違うんだけどね。
私はその他にも知り合いの『神』様がいるんだ。その『神』様が言うにはこの話はきっと『彼ら』が勝つらしいんだ。良かったね、君。多分、君が願ってた方なんだろう?まぁ、逆転あるかもだから注意な。
ん?なんだい?私が何者かって?ハハハ、面白いことを聞いて来るんだな。私は何者でもないし何者かもしれない。難しいかい?簡単に謎って思ってくれればいい。私だって長年この体と一緒にいるが自分の体のことだってわかってなんかいやしないんだから。もちろん、自分のこともな。あ、でもこれは分かるな。私は剣士。愚かな人間は嫌いだしもちろん、愚かな『神』様も嫌いだ。それに私は剣士だからな、武器を愛している。もう、友人に引かれるほどにな。………ここ笑うところだぞ?
武器を蔑ろにしたりとかする奴らは全員嫌い、大嫌いだ。もう、説教通り越して精神的トラウマ植え付けるレベルだな。
だからかな、よく知り合い……知り合いよりも親友の方がしっくりくるな、親友の『神』様には「お前もう武器の神になっちまえよwwww」って言われたよ。私もなれるものならなりたいな。
さて、私からは以上だ。何かあったら此処に書き込んでくれ。そうすれば私は君の問いに答えるべく此処に現れよう。
それでは、これから“みんな”と手合わせするんだ。失礼するよ。
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此処…かな?失礼、さっきまで剣士を名乗る人物が此処にいなかったかな?嗚呼、やっぱり、いたんだね。ありがとう。
ん?俺かい?俺は剣士様……うーん違和感。あの方にしようか。あの方のー……なんて言ったらいいのかな。難しいな。きっと君は事実を言っても信じてくれないだろうし。え?信じるって?ハハ、まぁ肝に銘じておこう。
とりあえず俺はあの方の一番の理解者。あの方が俺が「一番の理解者だ」って言ったからそう言っただけだ。
名前?うーん、君、此処に俺の名前を書いても他の人にばら撒かないかい?そう。ならそれを信じよう。裏切ったりしたら………わかっているね?身構えなくてもいいよ、俺の仲間が牙を剥くくらいだからね。
じゃあ、申そう。俺は三日月 響だ。絶対に他の人にばら撒かないでくれよ?
「響、何してんの」
「おや、君こそどうしたんだい?」
「みんなが呼んでる。早く来いって」
「わかったすぐ向かう」
と言うことで呼ばれたので失礼するよ。
君、絶対にばら撒かないでよ。破ったら………ね?覚悟だよ?
じゃあ、また異世界で会おう。
ーーーーーーーーーーーーー武器のリストが並んでいる。他には何も書かれていないようだ
Some person of consequence…?(何処かの重要人物…?)
・剣士
『神』を友人、親友に持つ性別不明、年齢不詳の人物。武器の神になれと言われるほど武器を愛している。
この後、誰か達と手合わせのようだが…?
・三日月 響
剣士の一番の理解者。剣士に忠誠を誓っているようだ。名前をばら撒かれる、知られるのを何故か恐れている。
誰かに呼ばれたようだが…?
Shall we meet you if we can do it in the different world?(異世界でできればお会いしましょう?)




