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Game of crimes  作者: Riviy
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第23戦:誤った『神』は人間をもアヤめる

「……皆、おる?」


鈴都の問いに各々返事をする。

ここは部屋。窓が一つもなく、ドアしか存在しない部屋。ここに愛憎プラエルディウム大罪人パートナーを抜かす大罪人パートナー達が集まっていた。

あのあと、零が再び皆をここに集合させたのだが、人格が拓真になっているヴァークとサツキ、そして未来が姿を現さなかった。哀にも未来の行方は分からないらしい。


「じゃあ、アイ」

「了解ー」


零が哀に促す。彼は皆を見回し、深呼吸をすると言った。


「ある『神』が僕達を殺そうとシテル」


それに皆が驚く。罪だけでも大変なのに『神』まで?どうなってる?


「どういうことか説明してよ!」


マヤが叫ぶ。その顔は罪以外のやつに殺されるかもしれないという恐怖に歪んでいた。

哀はいつもの狂ったように笑う顔から真剣な顔つきになり、続きを言う。


「3人の『神』がこっちに降りて来たって話はしたよネ?そのうちの一人なんだ、僕達を殺そうとしてるのハ。んでその『神』は今だ正体不明、僕達を殺そうとしてることしか情報ナシ」

「説明求められても詳しいことは分からない、か」


哀の言葉を聞き、勇馬が両腕を組んで壁に背を預けて立った。


「何処で手に入れたんだ?ミクからか?」


零の問いに哀は頷いた。と、マヤがドアをガン見していた。その異変に皆が首を傾げる。


「…マヤ?」


春が声をかける。次のマヤの言葉にさっきまでの恐怖とは違う恐怖が部屋全体を支配した。


「………誰か来る!」

「「「「「!!」」」」」


驚く皆。どうやってここが?!ここは自分達、大罪人パートナー達しか知らない場所なのに。

マヤの警告に皆は大罪武器を手にした。

鈴都が皆がいけという視線を受け、ドアノブに手をかけた。開ける前に皆を見ると皆はうん、と頷いた。鈴都は一度深呼吸をすると、思い切ってドアノブを引いた。


「あっ?!」

「うわっ!」


2つの声と共にドアに寄りかかっていたのだろう2人が雪崩のように倒れ込んだ。


「………誰だ。ここは俺達しか知らない場所だ」


勇馬が刀の切っ先を倒れた2人に向ける。零は2人にすぐ言霊で命令できるように彼らを睨みつけるように見つめていた。


2人は互いを庇いながら立ち上がった。勇馬の持つ刀にも皆の敵意にも皆の持つ武器にも怯える様子は一切ない、よく似た2人。


「……もう一度聞く。誰だ、なんでここを知ってる?」


勇馬が再び問う。

よく似た2人は少年と少女は片手を握りながら勇馬や皆を見ている。

少年はスミレ色のストレートのセミロング。首には金のチェーンで繋がれた少女とお揃いのペンダントをしている。服はYシャツにフード付きの両腕の袖なしパーカーを着、長ズボンにスポーツシューズ。

少女も同じくスミレ色のセミロングで髪をサイドにお団子にしている。首には金のチェーンで繋がれた少年とお揃いのペンダントをしている。服は少年と同じ格好でパーカーの色だけが違う。少年は薄い空色で少女は薄い紫色だ。2人の瞳の色に皆は疑問を持っていた。勇馬からは2人の瞳の色は黒に見えるのだが、斜めから見たりすると赤に見えるという不思議な瞳の色だった。


「オレは鏡音かがみね リオン」

「ウチは鏡音かがみね レオン」

「「オレ達/ウチらは全部知ってる」」


少年、リオンと少女、レオンが言う。似すぎている2人の言葉に首を傾げる皆。2人はクスリと口元を歪めて笑う。


「……もしかして…ボク達の、敵?…」


春がつぶやく。それに皆は2人を睨みつける。敵なら、容赦はしない。


「まだなぁーんにも言ってないのになーねぇリオン」

「なぁレオン」


クスクスと笑う2人。春が用心のため、覚醒の姿になる。マヤもそれを見てか、こちらも覚醒する。


怠惰ヴェルフェゴール強欲マモンはすんでいるのか」

「これは……イイじゃん♪」


ゾワッと皆の背筋に寒気が走る。その正体は2人が発したオーラだ。それで皆は確信した。この2人は、敵だ。


勇馬が一旦距離を取る。と零に指示を仰ぐように彼女を見た。零は一度目を閉じ、言う。


「ユウマとアイは接近戦、ハルとリンは遠距離からの支援!マヤはオレを手伝ってくれ!」

「了解」

「わかっタ〜」

「……任せて…」

「任せときぃ」

「嗚呼、承知した」


明らかなる敵意を向けられてリオンとレオンは予想していたとでも言うのか、笑った。


「『あいつ』がオリジンならオレ達は」

「『あの人』がやった誤ちを正すだけ」


2人は手を離し、リオンは右手、レオンは左手を何かを構えるように出す。するとそこに様々な色の光が集まり、何かを形作る。よく見ているとそれは扇。スミレ色をした扇だった。2人はそれを構える。


皆は少々驚いていた。普通の人間はあんな風に武器を出すことすらできないし、みたらマジックだと思うだろう。だが、そんなことが実際にできるのは、“七つの大罪”とその大罪人パートナーくらいだ。他にそんなことができるのは降りて来ているという『神』くらいか。


「「さぁ、正そうか」」


リオンとレオンが言う。再び、恐ろしいオーラが2人から放たれた。


『誤った『神』は』

『人間をもアヤめる』

『その原因を作ったのが』

人間じぶんだとも』

『『気づかないで』』


誰かが紡いだ言葉は誰にも聞こえない。聞こえたのはーー


「「誰だ?」」

久しぶりに次、戦闘やりますよぉぉぉおおおおおお!!!!

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