告白とその後。
秀君に言うんだ。
私の大切な気持ち…。
空港から出てくる人々。
その人ごみの中に…
いた!
秀君が見えた。
思いきって、声をかける。
「富田君!」
「あれ、川岸さん?久しぶりだね。
でも、どうしてここに?」
「富田君、久しぶりだね…。
こ…これ、私が作ったの。
おかえり、富田君!」
富田君に作ったシュークリームを渡す。
「ありがとう。俺シュークリーム好きなんだ!」
秀君の笑顔…
鼓動が変に速い…。
そして私たちは、誰もいないベンチで
何分か部活のことについて話した。
剣道のことになると真剣に話す秀君…。
やっぱり好き……
今しかチャンスは無い!
「あのね、富田君。私、きょう来たのには訳があって…」
鼓動がまた速まる。
「ん?なに?」
「私ね、富田君のことが…すき…なの。」
驚く秀君…
恥ずかしくて下を向く私…
少しの間、無言の時間が流れた。
「えっと…すごくうれしい…。ありがとう」
ゆっくり話し出した秀君。
え?ということは、okなの?
「……でも、ごめん。」
パリン。
私の胸の中で、なにかが割れた…。
「…そっか。そうだよね、いきなりごめんね。」
「ああ…でも、川岸さんの気持ちは本当に嬉しかったよ。」
「うん。ありがとう・・・じゃあ、ばいばい。」
「ばいばい。」
秀君はベンチから立ち上がると、荷物をもって
歩き出した…。
私はずっと秀君の後ろ姿を見てた。
秀君の姿が見えなくなるころには、
私の目には涙が溢れそうなくらい溜まってた…。
川岸 まり。
中学1年生で初恋。
中学2年生で初失恋。
短い恋でした…。
私はそのまま家に帰った。
悲しみをと一緒に…。
-次の日ー
ピーンポーン♪
「まり、おはよう。昨日のお迎えはどうだった?」
「うーん。喜んでくれたよ。」
「よかったね!」
由香に告白のことは黙っておこう…。
そして部活が終わると
秀君がこっちに来た…。
「よ!おつかれ。」
いつもと変わらない秀君。
明るい笑顔と、剣道着がよく似合うんだ。
あっ!
秀君と目が合っちゃった…。
なんだか妙に胸が痛い。
「なあ、安斉と川岸さんって仲良いんだね。
いっつも一緒にいるよね。」
あれ?
いま秀君、由香のことは呼び捨てなのに
私のことは「さん」付け…。
由香と秀君って仲良かったっけ?
こんな少しのことが気になるんだね。
本当なら昨日で秀君のこと、
諦めるつもりだったのに…。
やっぱり…好き…。
「…さん」
「川岸さん!きこえてる?」
「え?あ、すいませんキャプテン!ちょっとボーっとしてて。」
この人は前河 煉先輩。
剣道部のキャプテンでとってもかっこいいんだ。
「で、キャプテン。なんですか?」
「あのさ川岸。この後って空いてる?
一緒にかたずけ手伝ってほしいんだけど…いい?」
「はいはい。私は雑用ですか。」
笑いながらも2人で剣道場のかたずけ。
ただ、かたずけながらも秀君のことが
頭に浮かんでくる。
「あのさ、川岸って秀のこと好きだろ?」
「え?先輩、なんでそのこと…」
何で先輩が?
こんにちは!愛夢☆です。
勇気を出して告白するまりとその気持ちに
答えられない秀。
そして、そのことをなぜか知っている煉。
なんとなくの三角関係!?
次回も読んでくれたらうれしいです♪




