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星の墓場  作者: 黒白
第1章 初夏
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第5話 ゼド

「(片手で止められた?!次の攻撃が……!)まずい!!」

〈これでくたばるんじゃないぞ!〉

「ガハッ!横腹にもろに喰らったか………ぐ……」

〈もう終わりか?弱いな〉

敵が右手を振り上げトドメを刺す素振りをする

「兄貴?!大丈夫か?!」

〈お前は、シャイが相手をしていた奴じゃないのか?!〉

「あいつシャイってんだ、強かったけどよ、俺のほうが上だったみたいだわ」

フィスは笑いながら言う

〈シャイが弱かっただと……?ありえん……ありえんぞ!〉

「やべ、怒らせすぎた!」

〈小僧お前は此処で死ね………!〉

「へっ!やなこった!」

〈(攻撃が当たらん、仕方ない奥の手を使うか……)召喚……〉

「あぁ!もうなんなんだよ!シャイとかいうやつもそれ言って光出しやがって!」

〈そうか、シャイもそれを使ったのか、それで負けた……ますます殺したくなってきた……〉

不気味な笑みを浮かべフィスを狙う

「キモ〜……」

〈後悔しても遅いぞ!〉

「(こいつの手に槍が握られてる?!全員同じじゃねぇのかよ……)はぁ……たくバリエーション豊富だこと!」

カブとフィスがぶつかり合うと火花が散った

〈中々やりおるな、流石はシャイを倒した人間だ、あそこに転がってるやつとは違う!〉

「あ……?黙っとけや、兄貴!しゃがんでろ!スキル刹那連牙斬せつなれんきざん!」

「(なんだ、フィスがスキルを使った途端フィスを中心に見えない斬撃が)くっ…!弟がこんなに成長してるんだ、俺も負けてられんな!フィス!お前もしゃがんでいろ!スキル瞬雷しゅんらい!」

〈ほう……こっちの人間もやりおるな、だが、あの小僧より力もスピードも劣っている、此処で死ねばいい〉

「作ったぞ隙を!」

「サンキュー兄貴!」

〈くっ……!しくじった!(俺がこいつに気を取られている間に背後に回られたか……しかも、トドメを刺そうとした瞬間にだ!攻撃が防げん……負け……る)〉

〈おいカブ〜俺が来るまでは全員始末しとけつったよな〜?〉

目の前にはまた新たな個体が槍と斧を持って立っていた

〈何だ〜この有り様は〜?シャイとタイルはやられるわ、お前は死にかけで、部下も俺の精鋭10体だけ……アクィラ様にどんな面下げるつもりだぁ?〉

〈すまん……ゼド油断しすぎていた、これからはちゃんと戦り合うだから落ち着け、頼む!〉

〈俺は端から落ち着いている………ただ、幹部がやられるほどの実力者が目の前にいんだ!楽しみで仕方ねぇだろがぁ!!行くぞぉ!!〉

「早っ!」

〈ほぉ……やるなてめぇ……頭狙ったの解ってて避けたのか!バトルIQがたけぇやつは嫌いじゃねぇぜ!〉

「そりゃどうも!!」

「すごい風圧………こんな横で俺たちが戦り合うとは、気が滅入るな」

〈うるさい、来い!〉

「そう焦るな、2対1でやるんだ、準備位はさせてくれ」

〈頭でも打ったか?どう見ても1対1だろう?〉

「ダイスさん無事ですか!」

「何この状況!本当に大丈夫なの?!」

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