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星の墓場  作者: 黒白
第1章 初夏
4/7

第4話 仮想空間

フィスが敵の群れに行き数分後ーーー

「全員方付けてきた」

「案外はやかったな!!」

「あそこに多分だが敵の仮想空間に飛べる石がある速く入ってここを戦地から助けてやろうぜ!」

「うむそうだな!!」

「あ、そうだアル、武器の使い方分かったか?」

「うん、ステータス開いたら使い方大体わかったわ!」

「ステータス……兄貴、そう言えば俺等見てなくねぇか?」

「確かに……見てみるか、ステータスオープン」

炎・ダイス様

レベル5

ステータス

攻撃力130

防御力124

素速さ109

頭脳29

魔力125

スキル

瞬雷しゅんらい:魔力を20消費し発動する雷よりも速い速度で敵を貫くことが可能(素速さが上がる毎に貫通できる強度が上がる)

「うむ、頭脳以外は強いな!あとスキルも」

「確かに……兄貴って馬鹿だもんな!」

「馬鹿ではない!………はずだ……」

「自信無くなってんじゃねぇか、さて次は俺だな!ステータスオープン」

炎・フィス様

レベル9

ステータス

攻撃力105

防御力124

素速さ130

頭脳75

魔力200

スキル

刹那連牙斬せつなれんきざん:魔力を100消費して半径10メートルを平地にする技、味方にも当たる場合がある

「全体的に高ぇけど、スキルが危ないな……」

「確かに、使う場合は半径10メートルから離れるしか無いな」

「このスキルは当分使えねぇな」

「?僕たちがしゃがめばいいだけなんじゃ?」

「どこまで切れるか分かるが高さがわかんねぇだろ?もしだ地上からも半径10メートル抉れるとしよう、20メートルも飛べるか?」

「……無理ですね…………」

「だからだ、使うときはあの化け物と1人で戦ってる時に使って高さはどれくらいか確かめる、ちゃんと使うのはそれを見てからだ」

「……分かりました」

「納得してくれたんならそれでいい!さ、あの石の場所に行こうぜ!」

「そうだな!」

「でも、本当に触れれば敵の拠点に行けるんですかね……?」

「百聞は一見にしかずっていうでしょ!やるだけやりましょ!」

「あるの言う通りだな!よし、触れるぞ………!」

フィスが石に触れた途端空に文字が浮かび上がった

「んぁなんか書いてあるぞ?えっと、内容は……[ダンジョン……?最弱の王座]……難易度1……勇敢なる英雄共よ……我に挑戦するならば命をかけてこい?だってよ、はぁ?最弱の王座なのに命かけろってなんなんだよ、笑えてくるぜ!」

「うむ……まったくわからんな!」

「もしかしたら敵のテリトリー内だから強化されてるんじゃ?」

「あーそゆ感じか?ダリィ設定になってんな」

「まぁ、用心に越したことはないですし行きましょうよ!」

「そうだな、挑戦するぜ!」

〈挑戦者を最弱の王座アクィラの下へと転送を開始します〉

システムはそう言い放つとフィス達の足元を光で囲みだした

「なんだこの光?これで転送できっるてまじかよ!」

フィスは笑いながらそう言い放った

「え、これ本当に大丈夫なやつ?!」

「待って………眩しすぎて………目が……………うぅ………………」

「ちょっ!海斗大丈夫なの?!」

「そんな慌てるな!たぶん大丈夫だろう!」

混沌に飲み込まれている中システムが

〈認識完了、転送を本格的に開始します、それと同時にカードをお渡しします、以降からこれを転送装置にかざしていただくと挑戦者達は主のところまでいけるようになります〉

言い終わると空から手のひらサイズの長方形のカードが落ちてきた

「これがねぇ、なんかイコカみてぇだな」

「うむ、確かにそうだな!」

「え、これも大丈夫なやつなんでしょうね?」

「アルさん!フィスさん!ダイスさん!誰でも良いので僕のカード拾ってくださいよ〜!!」

「あぁ、すまん俺が拾おう」

〈転送完了いたしました、ここの主を倒すまで出られないのでご了承下さい〉

「む、拾ってる間に転送が完了されるとはな……」

「それはタイミングが悪かったとして……ここ、本当に雰囲気やばくねぇか?」

そこに広がる光景は無限に続くような、宇宙の世界を収縮したような場所だった

「綺麗……だけど、敵の気配がそこらからするわね…………」

「ですけど、やっぱり綺麗ですよねここ」

〈何ボーっとしてんだ?構えろや!〉

そう荒げた声を上げながら地球に居た敵の1人が攻撃を仕掛けてきた

「何いってんだてめぇ!もうてめぇは俺に仕留められるってのによぉ!」

〈人間如きが何ほざいてる!此処で散れ!〉

「兄貴!俺はスキルの検証がしてぇしこいつ思ってたよりも強えからよ!離れててくんねぇかぁ?!」

「分かった!さぁ離れるぞ!」

「いいんですか?1人にさせちゃって……」

「フィスは能力値が大分強い、心配する必要はないだろう、それに俺たちは別の相手をしなきゃいけないようだしな……」

〈気づかれるとはな………本当に人間か……?〉

〈まぁそんなこと気にせず殺しちゃおうよ〜!さ!同胞たちも速く来て〜!〉

「騒がしい奴らと当たってしまったようだな」

「しかも、2人だけじゃなく、数百体……まずいですね……」

「海斗!無に弱気になっている!俺のスキルを忘れたか?」

「瞬雷…でしたよね?」

「そうだ!そのスキルで一蹴する」

「ち、ちょっと待ってバフ付けたほうが確率が上がるから!あの数相手にバフなしで行こうとしないで!死ぬかもじゃん!」

「うむ……それもそうだな!頼んだ!」

「行くわよ……即力そりょく!」

「うむ、体が軽い、ありがとう!」

〈そんなことしても無駄だよ〜僕達のほうが何倍も速いんだからね!〉

〈そうやって調子に乗るなタイル〉

〈そう言ってさぁ、カブも楽しそうにしてるじゃ〜ん!〉

〈お前よりかは俺はマシだ一緒にするな〉

「ごちゃごちゃうるさいぞ!来ないならこちらから行くぞ!」

〈ありゃカブのせいで先手取られちゃったよ!どうしてくれるの!!〉

〈うるさい、本当は俺だけで十分なんだ、下がってろ〉

そう冷たく言い放つとダイスに向かって走り出した

〈スピードなら負けない〉

「真っ向勝負か……いいだろう乗ってやる!!」

〈チェ〜あっちは面白そうだな〜僕もまぁまぁ速いのに〜〉

「何……よそ見してるんですか!」

〈ん〜?遅いなぁ、こんなんで僕に勝てるビジョンあるわけ?〉

「(まずい、軽々避けられた!でも、まだ可能性はある!)一直線に来たら負けますよ?スキルみぞれ!」

〈ありゃ、これはやられたや!〉

笑いながら海斗が放った矢に正面からぶつかった

〈ははっ!速さが仇となっちゃったかぁ!まぁでも、僕はこのチームの幹部の中で最弱だからこんなんなるのは目に見えてたけどね!〉

「ねぇ、海斗怪しすぎない?」

小声でアルが聞く

「そうですね、牙を剥く前に倒しておきましょうか」

〈やっぱそうなるよねぇ、瀕死の敵をほったらかしになんて誰もしないよね!〉

「すみませんが、ここで貴方は消えてもらいます、さようなら」

〈敵に敬語なんて馬鹿らしいなぁ〉

そういいながらタイルは塵となり消えていった

「まずは1体倒せたのね」

「安堵してる暇はなさそうですよ、ダイスさんが戦っている敵の仲間がこちらに来たようですから」

「はぁ、厄介ね、まぁいいわ!魔強マナポイント!これで魔力増えたからスキル打ち放題ではないけど魔力切れ考えなくて済むわよ」

「ありがとうございます!速速、行ってきますね!」

一方その頃ーーー

「(ふむ、俺がスピード勝負で負けかけている……地球外から来た生物だそれは当たり前なのだろう)走り回ってばかりじゃ面白くないだろう!肉弾戦といこうじゃないか!」

〈狂戦士が、いいだろう受けて立つ〉

「俺の持ち前のスピードはな、逃げるためじゃなく与えるためにあるんだ!」

〈(膝での攻撃か!)やるな、だがまだ遅い〉

「(片手で止められた?!次の攻撃が……!)まずい!!」

〈これでくたばるんじゃないぞ!〉

「ガハッ!横腹にもろに喰らったか………ぐ……」

〈もう終わりか?弱いな〉

敵が右手を振り上げトドメを刺す素振りをする

「兄貴?!大丈夫か?!」

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