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星の墓場  作者: 黒白
第1章 初夏
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第2話 幕開け

「フィス!無事か?起きろ!!」

「....ここは.....どこ...だ?」

目を開けるとそこには現実ではないような、存在自体がないかのようなただひたすらに美しく幻想的な世界が続いていた

〈お目覚めですか〉

そう声をかけてきたのは全身が白で埋め尽くされた神秘的な少女だった

「ッ!誰だお前………まさか、さっきの光はお前の仕業か?!」

〈流石、私が見込んだ人の子でありますわ〉

「何を馬鹿げたこと言ってやがる...」

〈ふふ、いい威勢ですね、ですが、今は落ち着いてお話を聞いて下さい〉

「はぁ?話だぁ?!誘拐犯と話す義理はねぇよ!」

「これは俺もフィスとは同意見だ!!!」

〈はぁ、なら後ろのお二人方はどうでしょうか?〉

「あ?俺等以外に誰かいるのかよ?」

すると、後ろからトントンと2つの足音が聞こえてきた

「えっと、あの、僕はどうしてここにいるか知りたいので...お話だけなら聞きたいです...」

「あんた達ねぇ!人の話も聞かずギャーギャー騒いでて恥ずかしくないわけ?!」

〈このお二人は賛成のようですが?どうします?〉

「はぁ、わぁーったよ同じ境遇のやつが聞きたいって言ってんだ聞いてやろうじゃねぇか」

「確かに人の話を聞かないのは無礼そのものだからな……すまなかった、話を聞かせてくれ」

〈満場一致ですか、それでは話しましょう……今貴方たちが住む地球で何が起こっているか……貴方達はどうしてここにいるか、先ずは前者から話します、今や地球は外宇宙から来た生命体から攻撃を受けています〉

「は?!攻撃?!宇宙?!規模デカすぎんだろ!」

〈驚くのも無理はありません、ですが事実です、貴方達が朝見た空を覚えていますね?〉

「えぇ…何だか今日はやけに赤いなぁ……って思っていたわ」

「あ、あの空の色と今起こってることって関係あるんですか?」

「当然あります、あれは外宇宙から来た隕石だったのです、その隕石は敵が地球へと降り立つためのワープホールが設置されており、隕石が小さければ小さいほどエネルギーが速くたまりこちらに来てしまうのです!〉

「その話的にそいつらは俺らの住んでる地球を壊そうとして今はそれの準備中、準備が整えば俺等の虐殺の始まりと聞こえたんだが……あってるか?」

〈えぇ、あっております〉

「大体は分かったぜ!俺等がここに呼ばれた理由はそれを止めて欲しい、そうだろ?じゃなきゃ止める方法がねぇのにここに呼ぶ必要はねぇからな!」

〈本当に頭が切れるんですねフィス様、御名答です、貴方達4名は隕石に触れ敵の仮想空間に飛び込み敵を殲滅して頂きたいのです!勿論今の貴方達じゃ一番弱い敵にも勝てません、なのでこちらで武器を用意致しました、その武器を使い敵を殲滅して頂きたいのです〉

「へぇ……俺は斧か!」

「ふむ、俺はブーツだな!」

「私は杖ね!魔法でも使えるのかしら」

「僕は…弓ですか……安心します………」

〈お気に召されたようでよかったです!使い方は簡単です、ボタンがありますのでそれを押してスキルを発動敵に優位に立ち向かえるようになります、それと、頭の中で強く念じれば透明ウィンドウが開きます、自分のステータスを確認しレベルを上げステータスポイントを使って能力を上げていってくださいね〉

「何だかガチのRPGになってきたな!ワクワクしてきたぜ!」

「まぁ、1つわかったけど……上げないと敵には勝てない、詰んじゃうってことね」

「うぅ……地球助けたいのは山々ですけど怖いですね……」

「だが、負ければ滅びる、どちらにせよ死ぬと言うなら儚く散ってやろう!」

〈やはり貴方達を選んで正解だった、今から最初の敵の元へ行ける隕石がある場所へとゲートを開きます、どうか地球のためお願い致します〉

「おう!やってやろうじゃねぇか!」

「うぅ……怖いですね」

「早く終わらせてやろうぞ!」

「はぁ、面倒なことに巻き込まれたわね……早く終わると良いわね」

〈それでは英雄達……世界を救うため命をかけ戦ってください〉

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