【スキル:多力本魂】
ほとんどが設定のメモです。ごめんなさい。
物語として進行すれば加筆修正の予定です。
途中何箇所かで口調が変わります。修正諦めました。
「あ゛」
『センターが落ちた』
『リソースケチってた?』
「いつもの配分だよぉ、どうしようコーディ」
『適材適所の召喚じゃなかったの』
「ギリギリまで自分で対応しようって思ってたんだけどいざなってみるとパニクっちゃってさぁー、ぬ人材見誤ったの」
『リリ、ドンマイ』
『自業自得』
『身から出たわさび』
『なぁーんもいわねぇ』
「んがぁーーー」
『一度は通る道って言うけど、前世でケイケンしてんでしょ』
「あは、あは、あは・・・・」
股われドロワーズを身に着け股間を体液で汚した姿を多数の人目に晒すわけには行かない。サクラ子爵家三女リ=リータの叫び声でいち早く駆けつけて現状確認をした女性家人は男性の入室をシャットアウトした。
女性家人達によって素早くマッパにされてぬるま湯で手指を始め体を拭われたあと浴場でも念入りに磨かれた後に無骨な装甲を施され、心得なんかも含めて取り扱いの処方などをね。現代文化はまだまだ前世に追いついていない。ちょっちガニ股になる。まあ股割れドロワーズを卒業できたのは行幸だけどなんか不快だ。
サクラ家は放浪する変人を多数輩出する(?)家系で多種多様な遺伝子を持ちリ=リータは長命種の先祖返りな部分があって一般人に比べて体躯など成長が緩やかな事もあって周囲からも本人すらまだまだと思っていた。
リ=リータの正式名は本人すら覚えていないほど長い。〝寿限無寿限無…〟すら短く感じるほどだ。
愛称は『リリ』で物語に関係していのは『リ=リータ・リンネ・フランシーヌ・…・サクラ』。
〝リ=リータ〟の最初の〝リ〟が勢家での名で〝リータ〟が母親の実家からの贈り名。
〝リンネ〟は前世 の記憶を持っているというマーカー。後発でつけられる。
〝フランシーヌ〟は先祖返りした旧エルフの氏族の一つから贈られた名。北欧系の氏族がなぜ西欧の名を選んだかは謎。
〝サクラ〟が家名。領地を持たない子爵位。寄り親の侯爵家に仕える文官。隣国に祖先を同にする〝ウメ〟家と〝モモ〟家がある。
この血統、前世持ちが多い。
尚且つ家人もしかり。リリ専属は『チーム・ホームメイド〝ヘルアンドヘブン〟』と呼び当主はもとより夫人、兄弟達にも付いている。まー人数構成はツーマンセルかスリーマンセルで汎用の家人が随時補強する。
リリ専属はふたりだったのが一人増え三人となる。新たに加わるのは名前が『ジェンシー・ヤマ=ユミナ』といいこの娘も前世持ちだ。
リリの【スキル:多力本魂】は前世までの記憶を持った人格を呼び出すんだ。
例えば困難な場面に遭遇すると〝他力本願〟なら他人に任せるよね、でもリリは過去生から切り抜けられる知識を持った人格を呼び出し対応を任せるんだ。
一度呼び出した人格は消えずにずっと意識の奥へ移動するだけでリリ本体へのアクセスはできない。奥へ行くと表の人格に呼びかけができなくなりリリから呼ばれるまで受け答えもできない。呼ばれたときだけ表とは一対一でしかやり取りできないんだ。
しかし『コーティ』と呼ぶ存在には【スキル:並行思考】があった。当初は思考能力のキャパも低かったのか徐々に良くなったりして体の動作を任せる人格以外に2~3人が限界だったのが今では最大十数人は同時にワチャワチャできる。でも短時間しか続けられないしとっても疲れるし動作もが緩慢になるしと思考のリソースの割合を切磋琢磨して調整したところ5~7人格までかな。
そして地下アイドルヲタの誰が言い出したのか表層の人格を『センター』と呼んでる。