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19/22

GG19.酒粕甘酒

徳島県民だけど金時豆は苦手です。


 とーっても後日のこと、予想してなかった形で実現することになった。


 まぁそれはそれとして後日話は横において登校日だら準備、準備。

 支度をしながら「甘酒のみたいな」と自然に呟いてた。ら、メイド隊の一人がさっと寄ってきて「今朝は準備出来ておりません」と。

 ふと思っただけなんだけど『無い』と言われるととーっても反動が強く出てくるのはアリでしょうか。

 まだ時間に余裕はあるなと確認してから準備するものの指示をする。


 我が領都、って自分ちじゃないんだけど言ってみたかったフレーズなんでスルーして、ここの領都近郊はヲタ村からの移住者も多くあの日本酒(・・・)はもとより焼酎(・・)なども醸造されてんだよ。もちろん白赤含めた味噌、醤油、なっとうも再現されている。プラスして3月と9月の入学シーズン頃には地元製パンメーカーの『パンの春(秋)祭り』などもあるんだよ。毎回ポイントが半分しかたまんなくて誰かにあげちゃうんだけどね。悔しくなんか無いもんね。がはははは。


 さてと、米麹版は時間無いけど、酒粕版なら間に合うでしょうよ。割烹着に袖を通す。


 でだ、マグカップ1杯分に用意するものは水、酒粕、砂糖が基本で好みで生姜、塩だ。


 まず水を200ml鍋に入れ、酒粕をティースプーンに山盛り、分量は経験値からの好みだけどWebとかではだいたい30グラム前後が多いね。あーそうそう、ティースプーンを茶匙と言ったら茶道を嗜んでおられるオカーサマとオネーサマに叱られた。だからキョヌ―はk・・・・っと冥府への扉が開く寸前だった。自分の胸に手を当てて「ん!」・「安全パイ(・・・・)」とおまじないを掛ける。

 鍋の酒粕をテキトーに小さくしていき十個近くになったら火をつけて更に溶かしまくる。

 軽く沸騰したらたいてい酒粕は溶け切っているか小さな塊が少し残るだけになっている。

 カップに砂糖を使った酒粕の半分程度入れて鍋の中身を注ぎ込むと酒粕の香りがプーンとするんだけど。この匂いが駄目でもし生姜が苦手じゃないなら生姜を入れて誤魔化そうぜ!

 だからつまり生姜たっぷり酒粕甘酒を食卓に運んだ。匂いが平気ならお好みで塩をパラリ。


 うむ、我が席にはオーダーの花鰹トッピングのTKGと小鉢の山椒ちりめん、半田そうめん入り味噌汁が並べられている。配膳の形は大阪置きに準じている。


「いただきます」


酒粕は加熱しても十分にアルコールが取れないことがあります。現実世界では、朝のんで運転などしないようにね。良い子のみんなとのお約束だよ。


ではまたのご利用をお待ちしております。


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