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日課と言えない日常ルーティンワークに非日常を覚えて叫ばずにはいられない

 今回、生物としての生態とはいえネタはセンシティブな事柄が多くを占めています。不快感を覚える方、免疫のない方は今回も(!)即ブラウザバックをして記憶をけしてください。つおく、おねげーします。



 まどろむ。意識は朦朧としている、・・のか?


───朝だな


 どこかで小鳥のさえずりと閉じたまぶた越しの暖かそうな光を感じる微睡(まどろ)み。


───あと五分…


 臍の下辺りから普段と違った・・・下腹部っうのか、今朝はいつも(・・・)と違う。とおもふ。


───しかたないな


 閉じたままのまぶた越しだけど今朝はまだ目覚ましのアラームが鳴ってないと思われ、まあ無意識にスヌーズを通り越して消していたこともあったけど、周囲は十分明るそうだし起動の準備運動に移らねばと。

 じゃないと休日だったか出勤日だったか記憶のローディングはまだ十分でないからはやく確認しないとと不安が増大してきた。


 性人男精の・・・もといっ成人男性の朝は、ジュニアとの格闘から始まる。雄の生理現象のトイレで害として大きく2つ。

 まず水平より上を向く角度だ。小便器の場合だと飛沫が・・・なっ! 洋式でも立ち姿勢だと角度を合わせるのに上体を前屈にしさらに上からグッと押し下げる。座ったとしても便座よりも上に向いているからこっちでも押し下げ行為が必要となるが、ウチの便座はU形じゃなくてО形なので元気いっぱいの息子さんは押し下げ時にぺとっと先が便座に接近遭遇する。めいっぱい後方に腰を引いていての話だからな。そうしないとデンと便座に鎮座するし、。

 も一つは元気すぎるとね、スムーズな放水が不可能なのだよ。イメージするのは蛇口につなげたホースな。そのままなのと握って出口付近が狭くなった場合の現象を想像してくれ。

 つまりだ毎朝イキった息子さんから一回は勢いを鎮静する必要があるのだよ。若さゆえのアレっうものだな。


───なんか下品ですみません


 手を股間へと伸ばす。なんか今朝は腰骨のすぐ内側、そう腎臓がある辺りから鼠径部へと引きつるように固く、これはトイレで早めに視認しとくべきかもとか・・・反対側の手はベッドサイドに常備しているティッシュペーパーの箱を探し空を切る。定位置にいないのか、たまに寝入った足方向に頭が向いていたこともあるしな、明るさに慣れたらまぶたを開けて目視すればいいだけの話。

 いまはこの不快感が早くなくなってくれと思考が十全にないままマイサン、そう息子さんを・・・レ? 


───朝はその気もないのに勝手に熱り立つくせに、ドコよ!


 なんだかあるべき場所にナイ?


 痛い、ヒリヒリ、カユカユ、ゴワゴワ、下腹部内に腫れがあるようで気持ちが悪い。表現に適した言葉が見つからない。探し物はナニですが。


 指先がぬるっとしてかつねちゃっとした感じに・・・。つい鼻の近くまで引き寄せて匂いを嗅いだ。


 反射的に飛び起きた。一瞬で目が開いた。床に立つとがに股でも一度股間に手をやると赤黒くぬめりけのある液体。あるはずの自分の体。新鮮じゃない血液の残滓。嗅いだ記憶のある匂いに混じった新たな匂い。指にまといつくぬめる赤黒い液体が現状の理解を拒否する。


「なんじゃこりゃーっ!」


───もがれてったのか。それとも『はぜろ』の呪が誤爆したのか“御年=彼女いない歴”なのに?


 指から漂うのは腐った卵のような感じもするし。


───腐ってなくなったか、まさか病気?


「えっ、オレ死んじゃうの。死にたくないよ、ちょオレはまだヤりてぇんだよ。なんでだよ」


 意識は暗転した。



※ 投稿寸前に臆病風に吹かれて、焦ってやや乱暴に滑る股間を弄るシーンは大幅にカットしています。


※ 「なんじこれはー!」は既に至る所のネタとして使われているのでそのまま使いましたがその後続くセリフはオリジナルのままは憚われるので近い言葉を足したり引いたりしています。


◯おっちゃん図ワールド設定とか

・VR Virtual Reality、「仮想現実」

・AR Augmented Reality、「拡張現実」

・MR Medical Representativ、「医療情報担当者」など“医療系”として使われていて混乱した

・MR Mixed Reality、「複合現実」

・XR Extended Reality / Cross Reality、「(?)」[VR,AR,MR,DR,SR・・]なんかよーわからんっうのがわかった



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