滅びた国2
ゴメンナサイ。
全て順調だ。
「おはようございます、我らが王よ」
「ああ、おはよう。なにか連絡かな?」
「はい。戦争中だった隣国が降伏してきました。対価は金30tです」
「少ないな。もっと上げさせろ。銀、家畜、人、技術…すべて毟りとれ」
「はい。そのように交渉させます。他の内容については朝食中にお話させてもらいます」
「ああ」
起きたとき報告を聞くのが憂鬱だったが、、、いつ頃からだろうか。それを楽しみにしているのに気づいたのは
飛び起きて自分の首が繋がっているのを確認して、嬉しいような悲しいような気分を抱くこともなくなった。
抜け毛も少なくなり、妻からよく笑うようになったと言われた。そんな妻と子どもを作りたいとも感じるようになった。
「……夢心地だな」
我が国をさんざんひっかき回していた国がこちらに降伏するとは夢のようだ。ただ、たかが金30tで降伏とは…こちらを舐めているとしか思えない。あちらとしてもまだ対応が決まっていないんだろう。メンツの問題もある。しかし、、、
「舐めるなよ。所詮、国など砂上の楼閣。どうしようもない力も存在する」
人。あまりにもちっぽけなその力では神の御力には対抗できない。
「さて、交渉品はどれくらい膨れあがるかな」
「お食事中失礼します」
「ああ、来たか」
「はい。……先日、近隣諸国が我が国に宣戦布告してきました。全部で8カ国に上ります」
「ふっ……」
「どうかなさいましたか?」
「いや、あまりの人の愚かさを知ってしまってな」
人が作ったシステムである国。それがいくら集まろうとも決して神には勝てない。嗚呼、
「無知とは恐ろしいな」
*
「宣戦布告しました」
「よろしい。では、部隊を進めろ」
「あの……」
「どうした?」
「かの国の領地に入った兵は悉く死んでいます。そして、全て原因不明です。このような状況下で進軍するのは愚策かと思われますが…」
「心配いらん。必要経費だ。……そんなことを考えるならアレの影響下に置くべきだったか」
「なにかおっしゃりましたか?」
「いや、なんでもない。ただ、そんなに考えても仕方がないぞ」
「?」
「すでに人の手によって『賽は投げられた』のだから」
ちょっと短めですけどキリが良いのでここまで。
いや、決して早く休みたいとかそんなんではないです。
土曜日も仕事行ってたとかそんなんじゃないです。
「ダニエル、あなた疲れてるのよ」
っ……この声は、、、
「私よ。スカッリーよ」
スカッリーだと⁉お前はあのとき死んだんじゃ
「成人式の日にお腹下った程度じゃ死なないわ。せいぜい、昨日の夕飯失敗したって後悔するぐらい」
強くなったな。スカッリー
「私のことはどうでもいいのよ。それでダニエル。あなた休んだほうがいいわよ。疲れていると思考が悪い方へと流されていくものだわ」
そっか。そうだよな。俺、休んだほうがいいのかな。
「うん。だから、家でゴロゴロしよう?一日中、寝てよう?」
そうだな。そうしよ「ちょっと待て‼」
「⁉何かしら。私の邪魔をするなんて⁉」
「フッ、いつだってお前らを邪魔するのはモンスターと相場が決まっているんだよ」
っ……その声は
「やぁ、私。随分、疲れ果てているじゃないか。ぎりぎり間に合ったってところだね」
「っ……お前は成人式で警察にお世話になった不審者‼どうしてここに⁉」
「仲間がピンチだったんでね。急いで飛んできた」
「お前はお呼びじゃない、不審者‼消えろ‼」
「仮にも淑女がそんなこと言っては駄目だろう。さぁ、立ち給え。君はここで休んでいる暇はないはずだ」
でも、俺は……「甘えるな」っ……「いつも人が助けてくれるわけじゃないんだ。ときには自分で立ち上がらなくちゃ」「辛いならやめちゃいなよ。そんな仕事なんか」「君しかいないんだ。君がやらなきゃいけないことなんだ」
「「ダニエル……」」
僕は……
小説を投稿するよ
完




