悪魔に願いを
ある日、悪魔がやってきました。
さてあなたは何を望みますか。
悪魔に願いを
ある日、悪魔が現れた。
「画力が欲しいか」
「欲しい、すごくほしい。。ほかの何もいらない。何を差し出してもいい。そうだ、俺の魂、この魂を悪魔に売り渡しても欲しい」
「そんなにか」
「ああ、俺の魂で画力をくれ。神の絵師と言われるくらいにすごい画力を」
「そうか、お前の魂じゃ、このくらい」
「へ、少ないじゃん」
「今、魂を売ってでも画力を欲しがる輩が増えているから、魂の値段が暴落してしまってね。お前の魂じゃ、いくらにもならん」
「じゃあ、どうすればうまくなるんだよ」
「練習しな」
そう言って悪魔は消えた。