あのオカルト、まだ生きてたのかよww ――プレートメイルは軽くならないの話
簡単に説明しますと――
・チェーンメールのような鎧は全重量が肩にかかってしまう
・プレートメイルみたいに身体へフィットさせる形式では分散される
だから体感ではプレートメイルの方が楽……なんだそうです。
……チェーンメイルは想像できなくもないけど、プレートメイルは着たことないので伝聞ですが(苦笑)
でも、これは違うことで例えると、誰にでも理解可能だったりします。
手で重い荷物を持って歩くより、肩で担いだ方が楽です。
外国で女の人が頭の上へ壺を乗せてますが、あれも理屈は同じのはずです。
ようするに――
「子供を抱っこするよりは、背負った方が楽」
でしょうか?
で、太古の昔からのオカルト勢は、この理屈を盾に――
「プレートメイルは実質的に軽い!」
と言い出します!
嘘みたいな話ですが、本当なんですよ!
「これの論破を今更やるのかぁ……。何の罰ゲームだよ。意味わからねぇ」
が、正直な今の気持ち。
でも、もしかしたら若い方は知らないかもしれないので、まあ説明というか……納得して帰ってもらいましょう。
子供の場合で考えます。
Aさんは子供を抱っこして歩いてました。徐々に手は疲れてくるし、大変だし、もう散々です。
なのでおんぶ紐を使って背負うことに。
嗚呼、なんてラクチン! 手は疲れないし、重さも感じなくなったし、万々歳!
さて、ここで問題です。
背負うことによって子供の重さは消えたでしょうか?
………………シンキングタイム!(苦笑)
もちろん消えません!
ただ楽になった――主に手が疲れなくなっただけです!
では、ここでAさんと全く同じ運動能力を持つBさんに登場してもらいましょう。
これから二人には色々と競争してもらいますけれど、子供のいないBさんは背負っていません。
さて、ここでもう一度クイズ!(苦笑)
駆けっこをして勝つのは?
垂直ジャンプで高く飛べるのは?
長距離マラソンで先にゴールするのは?
反復横跳びで成績が良いのは?
もちろん勝つのは、全てBさんです。
だって子供を背負ってない分、有利ですから。当然すぎるぐらいでしょう。
これが何を意味するかというと――
『楽になったからといって子供の重量は消えないし、余計なウェイトはハンデであり続ける』
のです!
「問題の本質は鎧だから、子供で例えても仕方がない」ですか?
もちろんそうですが、その場合に論じるべきは――
『余計なウェイトと得られる防御力はトレードオフの関係にあり、考えるべきは得かどうか』
です。
中の人が重い荷物を持って戦えるだとか、プレートメイルは体感で軽いとか全く関係なかったりします。
そもそも楽に感じているだけで、決して軽くはなっていません。
実際にはチェインメイルなどと性能比較しているだけ。それも疲れやすさや運動性能への悪影響を比べあっているだけです。
また、プレートメイルを着たから運動性能が上がるなんてことは、絶対にあり得ません。必ず下がります。
なのにオカルト勢は――
・プレートメイルは体感が楽になるから軽い!
・軽いから運動性能も落ちない!
・凄い重いのでも装備できる!
みたいな妄言を連打してくるのです。わしゃ、もう疲れたよ(苦笑)
どう感じようと重い物は重いままです。物理法則は覆りません。
皆さんはオカルト勢に騙されないでね!
◎最後に
もう前々から言いたかったんですけど、生身の人間相手に――
「またオレ何かやっちゃいました?^^;」
を狙わないで下さい! 不愉快です!
ましてや、それが拙すぎるときは……ガチでキレそうになります。
ああいうのは結果を伴うから許されるのであって、実力不足でやってはいけないのです。
それに――
「またオレ何かやっちゃいました?^^;」→「いや、やれてない。それも全然」
とか、憤死レベルの黒歴史ですよ?
貴方はチート主人公に遠く及びません。真似はしないでコツコツ地道に歩んでください。そうやって積み重ねていけば、いつかは実りもあります。
さらに作者は普通に生身の人間です。ゲームのキャラなどではありません。
ですから友人でもない失礼な人を、笑って許す義理もないのです。
ほんの五秒でよいので、こう考えてみて下さい。
「もしかしたら相手の方が蓄積しているかもしれない」と。
年単位の昔に通り過ぎたところへ戻るのは、こちらとしても苦痛でしかありません。
貴方達の言っていることの大半は、過去に作者も主張済みで、もちろん偉い人に怒られてきてます。
そのたびに悔しさを噛み締め、一つひとつ賢くなって今があるんです。
また、貴方が読むのに掛かった時間の百倍以上は、調査に時間をかけています。
一読して五秒で閃くようなことは、ほぼほぼ想定済みです。何度でも言います。五秒でよいので考えて下さい。
「もしかしたら相手は馬鹿じゃないかもしれない」と。
以上、『プレートメイルは軽くならない』のお話でした!