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5.悪夢



……う!……う!



助けて!



し……ちゃんに…………われる!



きゃあ!………やめて!やめて……



し………いた……よ!



あ……やめ……きゃ……あっ!



また夢の中、夢を見てるってわかってるもう一人の自分が、自分を見てる。



誰かに襲われている。

そして、誰かに助けを求めている。

両方とも知っている人なの?

わからない。



あっ……やめ…て



わ…たし…が…好きなのは………から!



自分は誰かに襲われてしまっている。

相手は行為に及ぼうとしていた。



いやっ!!!!



「いやっ!!!」

夢の中と同じように自分も声を発していた。

汗で体がベトベトになっていた。それほど長くうなされていたのだろう。




夕方の17時半を時計がさしていた。





「だいぶ眠ってたな。それにしてもリアルだったな。まあただの夢だろうけど。」





記憶喪失になってから、深く物事を考えるのをやめた。

わからないものはわからない。思い出せたらいいなっていうくらい。

やっぱりもともとの性格なのだろう。




咲希は、ベトベトな体が不快だったので、看護師を呼ぶためにナースコールを押した。

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