三年生に進級とM君との出会い
なんとなく書いてみました。
これは不定期更新になると思いますが、よろしくお願いいたします。
僕の友人M君は、とても気さくな人物で男子にも女子にも優しく、話し上手でいつも皆を笑わせている三枚目なキャラだ。 しかし、人間どこかに欠点はあるもので、M君の場合は性への関心が“エロイ”という域を超越し、変態の域に達してしまっているのだ。
その変態さは本人も自負しており、 「俺はエロ神だ!!」
「俺はエロトマニア(性欲異常)だ!!」
「夏休みに女性に不埒な行為をしまくるぜぇっ!!」
などの言葉を恥ずかしげもなく言うのである。
しかし、女性に興味がある、というような事を常日頃言っているにもかかわらず、何故か、本当に何故か、僕や僕の友人U君のお尻や股間を触ってくるのだ。これは何故なのか。
彼は女性が好きではないのか。それとも、本当は男性の方が好きなのか。
“阿部さん”や“アニキ”が大好きなのだろうか。分からない。全く分からない。
彼がどのように考え、行動しているのか分からない。彼は悪い人物ではない、いや、どちらかといえば皆に好かれている。僕も彼の事は嫌っていない。
しかし、その部分だけが、どれだけ考えようと答えが、理由が、分からないのである。
彼とは1年ほどしか共に過ごしてないが、これから何年も共に過ごせば答えが出るとは思えない。
彼のこの行動は何なのだろうか........分からない。
とりあえず彼の行動を日記風に書いてみた。
まずは中学三年生になった四月の話だ。
四月五日(詳しい日にちは覚えていない)
この日僕は中学三年生になった。最初は新しくなったクラスで不安だったが、友人のU君や、N君が同じクラスだったのですぐに不安は無くなった。
そしてU君と話をしていたら、同じクラスになったM君が話し掛けてきた。
彼は二年生の時にU君と同じクラスだったらしく、U君とは特に仲が良かったらしい。
その事もあって、たった一日で仲良くなった。
それと先程説明した通りで、M君は気さくでいい人だったのでそれもすぐに仲良くなれた要因の一つだと思う。その日の学校が終わり、帰り道が一緒なU君と帰っているとU君が突然、
「いいか、Mには気を付けろ。あいつには本当に気を付けろ!仲良くなりすぎたら後から後悔するぞ!!」
と言ってきた。その時は何をバカな事を言っているんだU君は。
M君はいいやつじゃないか、彼の何処に気を付けろと言うんだ、と思っていた。そう、その時は彼の本性に気が付いていなかった僕はそう思っていた。
僕はこの時の自分はバカだったと、ちゃんとU君の忠告を聞いていればという後悔でいっぱいだ。
そして彼の本性が表れだしたのが四月二十日辺りからだった......
四月二十日(この辺りぐらいだったと思う)
この頃から彼のエロい部分が少し出ていて、僕やU君、N君に必要異常にそう言う関係の話をしてきたり、体に触ってきた。その当時は僕達とより仲良くなりたくってスキンシップをしてきて、年頃だからHな話をしたくなるだけだと僕は思っていた。いや、そう思いたかっただけだったのかもしれない。
だが五月に入るとM君の行動はさらにエスカレートしていくのだった.....
どうでしたか?
楽しんでいただけたなら幸いです。