第29話 ハンカチ
「そうなんだね… 」
「私は女だし、そんな下品な女じゃないんだから。でも先輩の前では、ありのままの私でいられるから、『おしっこ』とか『うんち』って言ってるだけだからね」
「それは僕、ぜんぜん知らなかったから彩奈、本当にごめんね」
僕が彩奈に謝ると、彩奈がこう言ってくれた。
「それじゃ今度、お弁当作ってくるから一緒に食べてくれる? 」
「彩奈が作ってきてくれるの」
「うん。私、土日の休みは家で料理したり、学校がある時でも、朝からお弁当作ったりしてるから」
「そうなんだ!すごいじゃん」
僕が彩奈を誉めると、彩奈が嬉しそうにしながらこう言ってくる。
「だから一緒に食べてくれる? 」
「もちろん良いよ! 」
「先輩、約束だからね!あっ、どうしよう… 」
すると彩奈が、突然すごく困った表情をする。
「彩奈、どうしたの? 」
「トイレットペーパーが無かったの忘れてた! 」
僕は、素早く洋式トイレの近くにあるトイレットペーパーの置き場を見てみると、空になっていたのだ。
「これは困るよね」
「このままだと私、トイレから出られないよ」
彩奈がすごく泣きそうになってる状態を見た僕は、ポケットから白いハンカチを取り出す。
「彩奈、良かったら代わりにハンカチ使う?僕使ってないから… 」
「そんなの出来ないよ。ハンカチで拭いたりなんてしたら、先輩のハンカチが汚れちゃうよ! 」
「そんなこと気にしなくて良いから彩奈、このハンカチを使ってくれない? 」
しかし彩奈も粘ってくる。
「私の汚いおしりになんて使えないよ」
「汚くなんてないよ。彩奈は可愛いおしりしてるから! 」
僕がそう言うと彩奈は、顔を真っ赤にしながら言ってくる。
「先輩、そんなこと言われたら私、もっとドキドキしちゃうじゃない! 」
「彩奈、お願いだから使って」
すると彩奈は、いきなり股を拡げた状態で泣き出す。
「それじゃ、使わせてもらうね」
「彩奈、どうしたの? 」
「だって先輩の綺麗なハンカチが、私のせいでうんちつきハンカチになっちゃうんだよ」
「ぜんぜん良いよ。それで彩奈が助かるんだから」
「バカっ!もう我慢できない! 」
すると彩奈が、顔を赤くしながらいきなり僕のほっぺたを上下に舐めてくる。
「ちょっと彩奈? 」
「先輩があまりにも優しすぎるから、舐めたくなったの」
「彩奈… 」
彩奈は、3分ほど鼻息をすごく荒くしながら僕のほっぺたを舐め続けてくれた。
「あんっ、えっちな気持ちが我慢できなかった」
「彩奈、すごく興奮したよ」
「今日はすごくえっちな夢が見れそう! 」
「彩奈、何言ってるんだよ」
「それじゃ今からおしり拭くから、ちょっとだけ後ろ向いててね」
「うん。分かった」




