第21話 ご褒美だよ
「それなら杏先輩も性欲が貯まってきたらいつでも甘えてください! 」
「い、良いの? 私好きな人と一緒にいると、性欲貯まりやすくなるから、あんなこととかしちゃうかもしれないよ」
「別に良いよ。2人だけの時なら杏先輩が、今日みたいに男の裸のイラストを描いてみたいって言ったら恥ずかしいだけど、協力してあげる」
「ありがとう、勇人! 」
すると杏先輩が、すごく顔を赤くしながら、いきなりスカートまで脱ぎ捨ててきて黄色の下着一枚の姿になる。
「ち、ちょっと杏先輩?パンツ丸見えなんだけど… 」
「これは今日、私のために全裸になってくれたご褒美だよ! 」
「杏先輩、これはちょっとえっちすぎるよ」
「だって私、他の女に勇人を取られたくないし、大胆な私をみてほしかったから」
「杏先輩… 」
「本当は私も全裸になりたかったんだけど、一番過激なところは、後のお楽しみに置いてる方が良いと思ったからね」
僕は、顔を真っ赤にしながらイラストについての質問をする。
「杏先輩、イラストの方は良いイラスト仕上がりそうかな? 」
「勇人のお陰で、すっごく良いイラストが描けそうだよ!それじゃ、部室に戻る前にもう1回だけ抱いても良い? 」
「もちろん良いよ」
僕がそう言うと、杏先輩は顔を真っ赤にして鼻息をすごく荒くしながら、僕をぎゅっと抱き締めてくれた。
「勇人、これからも色んな思い出を作っていこうね」
「うん。これからもよろしくね」
こうして僕は、杏先輩とも仲良くなることが出来て、杏先輩の大胆な姿も見ることが出来たのであった。
それから僕たちは、部室に戻っていくと杏先輩は、鼻歌を歌いながら、一気にイラストを描きあげていく姿を見ていた結衣先輩は、不思議そうにしながら杏先輩に質問する。
「小倉、勇人とえっちな事でもしたの? 」
「部長、そんなことするわけないじゃないですか! 一緒に校内を普通に散歩してたら良いイラストが思い浮かんできたんです」
「それなら良いけど… 」
すると彩奈も杏先輩に似たような質問をする。
「小倉先輩、疑うつもりは無いのですが、桜井くんとキスもしていませんか? 」
杏先輩は、彩奈からの質問に対してまるで、先程までの事が、何も平常心の状態で返事していく。
「竹内さん、大丈夫ですよ。私は、桜井くんと指一本触れていませんから」
「小倉先輩がそこまで言うなら本当みたいですね。疑って申し訳ございませんでした」
彩奈が謝ると杏先輩は、優しそうにこう言った。
「竹内さん、謝らなくて良いよ。男女が2人きりになってるしまうと、キスしたり、えっちな事をしてるんじゃないのって思ってしまうのは、誰もが考えてしまうことで、普通だから気にしなくて大丈夫だからね」
「小倉先輩、そう言ってくださってありがとうございます! 」
杏先輩は、上手く彩奈を納得させた。




