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第11話 芸術

  僕がそう言うと戸松さんが、いきなり抱きついてくる。



  「ち、ちょっとそんなに抱きつかれると可笑しくなるから… 」



  「桜井くんは、私が思ってた通り、良い男だよ」



  すると結衣先輩が、ツンツンしながらも僕を部員として認めてくれる。



  「ただの変態じゃなかったんだねっ!まぁ、勇人はこのまま別にいてくれても良いかもしれない」



  「僕、このまま入部させてもらって良いんでしょうか? 」



  「今までおっぱいの大きさで、悩んできた戸松を救ってあげられたと言うのは、評価しなければならないからねっ! 」



  「あ、ありがとうございます! 」



  すると戸松さんが、鼻息を荒くしながらもこう言ってくれた。



  「私、桜井くんにおっぱい見せて良かったって思う! 」



  「これからは、もう悩んだりなんてしなくて良いからね」


  「ありがとう!桜井くん。あっ、胸のドキドキが止まらなくなってきちゃった! 」



  戸松さんの顔が真っ赤になっていくのと、可愛いおっぱいを小倉先輩は観ながらイラストをハイペースで、描き進めていく。



  「この適度に恥じらいのあるエロい表情と可愛いおっぱい、最高! 」



  「小倉先輩、ものすごいハイペースでイラスト描いてるじゃないですか! 」


  「これこそ私が求めてた芸術だよ!桜井くん、協力してくれてありがとう」



  「小倉先輩、そんなに明るく言われても反応に困りますよ。僕は、ただ戸松さんに見てほしいって言われただけですから」



  すると小倉先輩は、顔を赤くして鼻息をすごく荒くしながら僕に言ってくる。


  「桜井くんのおかげで、本当に良い作品が仕上がりそうだから! 」



  僕がそう言うと竹内さんまで上半身裸になろうと服を脱ぎかけていく。



  「竹内さんまで、脱がなくて良いから! 」



  「だって戸松先輩だけえっちな気持ちになってるから、私もえっちな気持ちになりたくなってきたんです… 」 

  「それは困りますよ」



  「桜井先輩、私のおっぱい見てください! 」



  「そこまで言うならまた今度見させてもらいますから! 」



  僕がそう言うと竹内さんは理解してくれたのか、軽くため息をつきながらもこう言ってくれた。



  「執筆の時間がなくなるのも困りますから、また今度ですよ桜井くん!約束ですからね! 」



  「竹内さん、分かりました」



  こうして僕は、見学に来たつもりが、気づいたらみんなが、僕のことを部員扱いしてくれた上にえっちな展開になってしまったのである。


  そして部活が終わると僕は、約束通り結衣先輩と一緒に下校していく。


  しかし結衣先輩の態度は、変に冷たいままだった。


  「結衣先輩、機嫌良くないみたいですけど、どうされたんですか? 」



  「別に何でもないよっ!ただ戸松のおっぱいを観ながら顔が、にやけていた勇人にイラッとしてるだけだから! 」



  「結衣先輩、にやけてしまってごめんなさい… 」



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