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魔法使いの妖精さん  作者: 白百合リーフ
7/25

第7話  「邪見の幹部」

はぁ………何だか〜工作って大変なんだな〜

あら、今更それ言うかしら?

えぇ〜(汗)お、お母さ〜ん。

うふふ♪冗談よ♡

もう。からかわないでよねぇ〜〜〜

でも、豊が一生懸命作ってくれた

しおりや帽子はちゃんと大切にするよ♪

そう?うん!そっか〜リーアさんは優しいね

えへへ♡


でも豊、私がこの世界に来た訳を忘れてるよ

えっ?何だっけ〜?豊ったら(汗)

「フェアリータウンを復活させる為にも

精霊カードを集めるんだよ!!」

そ、そういえば……そうでした(汗)

でも〜今の所、水の精霊カードしか

まだ見つかっていないんですよね?えぇ。

次はどんなカードを探すの?

う〜ん。あっ、そうそう!!

前にお母様から貰ったデバイスで

フェアリータウンの様子が見れる物だと、

それで連絡を取っていたんです!

(スライドミラーで少し分厚めな作り)

へぇ〜そんなのがあるんだ♪

見せてみせて!!

「でも、地のカードや木、天のせいで

正直荒れ果ててるから今は綺麗な場所

じゃないよ?」

う、うん!分かってる。でもお願い!!

フェアリータウンがどんなに変わり果てても

これから精霊カードを探すに当たって

肝に銘じておきたいの!(真っ直ぐ目を見た)


……っ!フラッシュバック・・・

???「肝に銘じるわ!!」

アリシア、デザーシャそしてローズの国を

支えてくれるたった1人の精霊達を

守る為にもリーアが必要なの。んっ!

「一緒に母上の役に立ちましょう♪」

(もう1人が話し始めた)

???「えぇ♡私達が誓いますわ。

私にとってイーリスもリーアも大切な人です

これからも仲の良い親友として

この先の未来について語り合いましょうね」

ありがとう、イーリスちゃん。マイア♪

フラッシュバック終了・・・


……リーア…さん?えっ?どうしたの?

もしかしてデバイスの充電が足りないとか

って無いよね?!

あぁ〜ううん。そんな事ないよ♪

はぁ…良かった(少しホッとしていた)

それに電気って何?でっ?!充電だよ!!

んっ?何の違いなの?えぇ〜それはその……

えっと…デバイスだよね(汗)

はい!今の状況はこんな感じだよ?

どれどれ〜?

デバイスを覗き込むと画面が

しっかり捉えられた。

「あっ……本当だ。酷い………あれっ?

でも、水が流れてるね!何で!?」

(荒れ果てながらも一際目立つ水が映った)

それは水の精霊カードをゲットしたからだよ

精霊城に宿る精霊は私が手に入れたものから

少しずつだけど、フェアリータウンが

着々と綺麗な世界を取り戻していくんだよ♪

そっか〜精霊カードがフェアリータウンを

支えてくれる柱みたいなもんだったよね!!

えっ…ま、まぁ(汗)若奈(ふ〜ん。なるほどね)

だったらそのデバイスを見ながら

「どの精霊カードを集めるか決めようよ♪」

あっ…でも、どれから順番に集めるかまでは

私には………大丈夫!!

私も一緒に考えるからさ♪

あ、ありがとう豊。若奈(1人じゃないでしょ)


リーアさん、早速だけどどの精霊カードを

探しに行こうか!!

豊、切り替え早過ぎるよ〜(汗)あはは……

とまぁ、そうだね。

計画はしておいた方が良さそうね♪

早めに決めましょう!どれにしようか?

ちょっとちょっと豊、リーアちゃん。

とりあえず今日は寝ましょう(汗)

えぇ〜これからが良い所なのに。

何言ってるのよ……明日学校でしょ!!

そ、そうだった。

学校と精霊カードを両立しないといけない(汗)

何だか〜大変な事を天秤に掛けてる気分、

今更だけど………

ほ〜ら、そんなに作戦会議がしたいなら

朝早起きすれば良いでしょう☆

それもそうだね!!

今考えても分かんないや。おやすみお母さん!

えぇ〜おやすみなさい♪うふふ♡


翌朝・・・

(6時半に急いで起きて会議を始めた)

「それで〜…精霊カードって何だっけ?」

ううーんっとねぇ〜カードはカートだよ。

豊とリーアは早起きしたせいか

頭が完全に停止していた。

スローモーションのように喋る2人を見て

「えっ…えっと〜〜〜2人共?(汗)

ほら、ちゃんと起きなさい」

う〜ん……眠い(豊)眠いよ〜(リーア)

もう2人揃って朝に弱いんだから。はぁ………

若奈が仕方なく席を立って台所へ

数分後ぐらいで再び席に座って

2人の朝ご飯をテーブルに置いた。

若奈が手を合わせて「いただきます」

と代わりに言うと豊の手が進んだ。

最初からスープに手を伸ばし口に運ぶと

一気に目が覚めた。

「……あっ!美味しい♡リーアさん!!」

と言って進んでリーアのスプーンに

持ち替えて口まで運んだ。

「もぐもぐもぐもぐ……んっ?!美味しい」

(目を覚ますには食べたら魔法に掛かったみたいに

暖かくて美味しいスープを作ってくれる若奈)

さぁさぁ、2人とも目が覚めた所で

朝ご飯を食べながらゆっくり話しましょう。

うん♪そうしよう!!


デバイスを覗きながら今後について話した。

水の精霊の次はやっぱり自然繋がりで

言うと木とか?

確かに木の精霊もあるけど〜天も捨てがたい

うーん………どうしよう?!

悩みに悩んだ所で若奈が口を開いた

「ねぇ、その事なんだけど私から

少しアドバイスをしてあげるわ♪」

アドバイス???

「水の精霊カードをゲットしたのだから

次の候補としては金の精霊か火の精霊、

又は天の精霊を見つけた方がお勧めするわ。

んんっ?……これでどれが先なの?(汗)

それにお母さんはルーナさんと精霊カードを

探したんだよね?!

その時はどんな順番だった?

若奈はそのまま話を続けた

うーん、そうね〜………

「逆に私達は水の精霊カードを最後まで

見つけられなくて1年も手こずったかな」

えぇ〜(汗)

あんなにすぐに見つかった水の精霊が!?

私が住んでたこの地域にはまだ水は栄えて

なかったし、私達家族しか知らないあの森は

遠かったから。

そうだったんだ………


私の場合は天、火、海、金、木、土、地、水だわ。

若奈「絶対に手こずるであろう地のカードは

フェアリータウンに居る邪見が持ってる事だし、

その邪見の幹部が関連してると私は思うの!

今回も同様に2人が所持している精霊カードは私には

分からないけれど、ルーナの時とは違うと思う。

あっ、確か金と地!!

「お母様の時の幹部は私が全部倒しているから

その2人が戻ってくる事は無い」って言ってた♪

あら、そうなの〜?

じゃあ地は絶対確定だけど〜あともう一つは……

何なのかしら、知らないリーアちゃん?

うん。私ももう1人の幹部まで把握してないから

そっか〜とりあえず自分達の手で探し出せるなら

「まず火、木、天、金」この中だけ♪

う〜ん…そうだな〜(リーア)

一生置いてけぼりの豊は唖然としていた。


(精霊の中で最も頭が良くて、かつ武器まで

作り出せるなら……このカードしかないわ!!)

「恐らく、金の精霊カード」えっ?

ここから手っ取り早いのは金の精霊カードだわ!

えっ、そうなの?!えぇ♪

「なるほど、武器を先に入手できれば

戦いに勝てる幅が広がるって訳ね♡」

リーアちゃんが言うなら絶対そうなのね。

うーん?「金の精霊って金属類とか???」

比較的には武器も作れますからね♪

「でもその精霊は…………」とリーアが

言いかけた瞬間に豊が割って入った

「じゃあ工場にあると思うよ金属!!」

えっ?ですが、工場というのは簡単には

入れないと本で読んだ事が(汗)

うん!普通はそうだけど。

私、知ってるよ、工場で知り合いが居るから

若奈が時計を見て「もう行く時間だわ豊!」

と知らせた。

あっ!じゃあリーアさん、行ってくるね☆

えっ、あうん(汗)いってらっしゃい。

豊(今日は火曜日って事は〜丁度!!)


帰宅・・・

ただいま〜リーアさん♪許可、貰って来たよ!

えっ!本当に貰えたの?!うん。

お母さんは?若奈なら仕事に行ったよ♪

そっか〜火曜日は絶対に外せない日だから

仕方ないか。

(でも早番だから帰って来る時には居るはず!)

リーアさん、歩いて行こう♪

ここから歩いて行ける場所なの!?

バス一本で行くから少し遠いかも(汗)

んっ?バ……ス???

(外へ出てバスに乗り込んでから)

バスっていう乗り物ってなんて言うか〜

「すっごい揺れるね?!車とは全然違う!」

そうなの♪車よりバスの方が揺れが凄いんだ。

「あっ!そうそうリーアさん、気分悪くなったら

私にちゃんと言ってね」

うん!揺れるけど今は平気だよ♪

次のバス停までだから大丈夫だよ♡

(豊達が住む「故郷市」にはバスが

決まった時間に数台しか来ない。

なぜなら隣町のバス停までの道のりが長い為、

故郷市限定で隣町までが終点になるので

一本で行ける仕組み)


隣町のバス停で降りて工場まで走った。

はぁ…はぁ……ここだよ、リーアさん♪

(カバンから出て工場を眺めた)

ここが工場!?そうだよ。「蒼海行楽工場」

うわ〜♡ショッピングモールとは

ちょっと違う外見だけど大き〜いんだね!

そうなの♪

創太「そうなの、じゃねぇよ?!」

(リーアはカバンに引っ込んだ)

創太〜「お前が俺の工場見学に来るとは

どういう風の吹き回しだ故園?」

う〜ん、あまり私は工場には興味ないけど(グサッ!)

でも私、友達の役に立ちたいから工場でも何でも

私は真っ直ぐ突き進みたいの!!」

故園………何言ってるだお前。

そしてどこを向いてる!あぁ〜こっちか(汗)

素で間違えてんのかよ!?

(気合いとノリで押し切った為、外を見た)

「で、何から見たいんだ?」えっ?

何かを見たいからわざわざ見学しに

来たんだろう、違うのか?

(んんっ?!)

ちょ…ちょっと待ってて!!お、おぉ(汗)


創太から少し離れた所でカバンを前にして

リーアと相談した。

何から見れば良いの?

「とりあえずザッと工場の中を案内して貰って!

豊はあのうるさい人間とお話しながら

私は周りを探すわ!!」

わ、分かった(汗)

豊(大丈夫!いつも通り。いつも通り創太と

話すんだからなるべく自然とね)

カバンを横に掛けて創太に寄った。

物凄いカニ歩きで「さ、さぁ行こう!!」

おっ、おぉん?

工場に2人が入って行くと人影が右端に映る

創太「ここが主に金属加工をする場所だよ。

金属加工というのは金属を素材にして

ありとあらゆる加工を施している物なんだ」

ふむふむ(手帳を持って)まだ何も話してないけど(汗)

もっと深掘りして行くとな〜数分後・・・


あの機械が!?凄〜い♡だろう☆

なんで創太がドヤってるの???

………バッ!!何でもねぇよ(恥)

少し早歩きをしてから逃げる創太を追い掛ける途中、

色んな機械を見た。

(リーアもカバンの隙間から覗いて興味津々かと

思いきやちょくちょく見ては引っ込んでの繰り返し)

それで、この機械が働くんだね♪そうだぞ(笑)

へぇ〜小さい時からこの工場によく来てたもんね。

そういえば、そうだったな懐かしいな〜

(豊はふと今まで聞けなかった事を創太に聞いた)

「創太はこの工場の跡取りってしたいと思ってる?」

うーん……実はまだ決めてないんだよな〜

えっ?そ、うなの?どうして???

「あぁ〜なんて言うか俺さ跡取りとか決まった将来に

行くのって割に合わないと思っててさ、

まだ悩んでる…けどさ、いつか決めるよ!

その時までに(笑)んっ?……その時までにっていつ?

へっ?!ほら、大学〜は行かないかもだけど成人式とか

何かおめでたい時に何かするって事だよね♪

えっ………えぇ〜っと(汗)お、教えねぇよ(照)

ど、どうしたのさっきから様子がおかしいよ?

「う…うるせぇ!!何でもない(汗)」


どこ行くの創太。金属の話についてはどうするの〜?

(はっ!)いいか?豊、さっきの事は忘れろ!いいな?

う、うん???

「よし!次のは金属の加工だ!!」

んっ?さっき話したのは?

さっきのは加工する前の話だ(数分後で話した)

「これはな〜金属を加工する為に金属を溶かして

型に流し込む作業やハンマーで叩いたり、

素材を上下左右に機械て圧力をかけて変形させたりも

出来るんだ。

(話しながら豊の顔をチラチラ何回も見始める)

とりあえず、金属っていうのは高熱を加えて

金属同士をくっ付ける加工もあるんだ。

他にも金属を加工する方法は山ほどあるが………

見学者がこれじゃ案内する意味が〜…起きろ!!」

(かなりの時間立ち話をしたせいか、

豊は途中から寝落ちし始めていた)


「んん〜っ!(背伸び)あっ、ごめんね途中から

聞いてなくて……平気だった?」

あ、あぁ…大丈夫だけど。なんだ〜寝不足なのか?

豊でも夜更かしってするんだな(笑)ニヒヒ♪

少し休むか?え、良いよ。そんなに気を遣わなくても…

「あのな〜この際だからはっきり言わせて貰うけどな、

豊は昔からそうだよな!!

人が折角、気遣ってるっていうのに遠慮して

無理して次の日には寝込む始末、本当お人好しだよな」

あはは……なんか〜ごめんね(汗)

じゃ、じゃあお言葉に甘えて♪

ふん(笑)それじゃあ椅子がある所にでも行きますかね。

本当にごめんね創太(汗)いいって事よ!

もっと頼ってくれるだけで俺は嬉しいからよ☆

一方リーアもカバンの中で眠っていた。

スゥ〜…スゥ〜………スゥ〜……スゥ〜(カクン)

んんっ?はぁ……あれっ?寝てた?なんで。

リーア(そういえば、前に若奈が言ってたっけ?

「私の魔法で精霊達が反応してくれる」ってなら、

このままじっとしてちゃダメだよね♪

折角、豊があの人間と話してるんだから〜

私も頑張らないと!!

魔法で豊の耳元に糸電話のように話しかけた。

「私少し、この工場の中で魔法使ってみる」

えっ?1人で大丈夫なの?!

うん!大丈夫、透明魔法かけるから♡

「行ってきます♪」あっ、ちょっと……!!

んっ?どうした豊?ううん。何でもない(笑)

豊(少し心配、何もなければ良いんだけど)


はぁ…はぁ……流石にここまで離れれば

人目を気にせず、探せるはず!!

白い翼を広げて工場を探索した。

(でも工場なんだよね?魔法でもし暴走させたら

もしも支障が出たりしたら問題だよね?!

あ〜ぁ、どうしよう。出なきゃ良かった(汗)

???「いいえ、出て来て正解でしたよ?

むしろあの人間に危害を加えられたら何も

出来ませんよねお姫様」

はっ!!あなたは………シェア!?

リーアが後ろを振り返ると眼鏡をかけた

ご老人が立っていた。

「お姫様がこんな場所に居るべき存在ではない、

ですので私と同行して下さりますよね?」

いくらシェアでも私にも譲れない権利があります!!

ふん(笑)仕方ないお姫様ですね〜

長い根っこの杖を持って

「あなた様のような小さな存在では

この世界もあの国も誰も救えませぬぞ!!」

んっ!?

闇の力に奪われし眠気を今ここで解き放つのです

ピンッ!(眠りに合図)

ふわあぁ〜「眠っちゃダメ(汗)眠っちゃ……」

コテン。

「何もかも突き放された気分はどうだい?

最高だろう(笑)私は……良い気分だとも!!

クックッククク!!!!」

(さてと、私はこの事を邪見様に報告しなければ

んっ?電気が悪いようですね。

そりゃそうか。工場という物は電気を

かなり使っている輩でした(汗)

なら、仕方がありませんね〜

この世界の人間に見つかるよりはマシでしょう(笑)

どうせ、逃げれば私の勝ちですし)

とやっと考えがまとまったようで外への通路を歩く。


そしてまさに工場をあと一歩、出る所で口を開いた

・・・さい……んっ?「私を離しなさい!!」

リーアの体が白い光で覆われてシェアから

抜け出した。

なっ!何だと!?この私から逃げるとは

恥知らずな事をここで思い知らせてやる!

「荒れ果てた荒波よ、全てを喰らいたまえ」

と海の精霊カードの呪文を言った!!

すると水の体をした龍がリーアに

噛み付こうとした。


「風の力よ、私の周りを覆いなさい!!」

と属性カードで風属性を詠唱した。

風の影響で水の龍が弾かれて

喰らい付けなかったが所詮、属性と精霊じゃ

力の差は圧倒的に精霊カードが上だった。

風で間に合わない時は上手く避けきれていた!

ちょこまかと動きやがって無駄な力を(汗)

「荒波に呑まれし、8つの頭よ集え!!」

ヤマタノオロチのように龍の頭の数が

2つから8つに増えた!?

リーア(私が持っている精霊カードでは

ほぼ歯が立たない。

私の魔力なら大魔法でシェアを倒せる!

彼を倒して海の精霊カードを!!)


「無限の炎に身を焼かれよ、全身火傷残舞(ぜんしんかしょうざんまい)

火属性のカードを使用した直後、

リーアに纏う炎が現れて火山のように

噴火する寸前のようにバチバチと

音を鳴らしてシェアに打ち払った。

水の龍は蒸発の影響で分裂してしまい、

その隙間を通り抜けた炎はシェアに命中した!

うわあぁぁぁ〜(うめき声)

炎が地面を突き上げるかのように爆発的な威力が

シェアの体を燃やした。


「はぁっ!…はぁっ!!……はぁっ!はぁ…

何とか被害は食い止めたけど、けど〜

久しぶりにこんなに魔力使っちゃった(汗)

リーアから大量の汗が溢れる。

この世界で回復…する物……なんてない…のに」

バタン!!(気絶してしまった)

作業員「うわっ!何だあれは!?

火だ、火があるぞそれに誰か燃えてるぞ〜!

火事になるぞ、誰か消化器を」

シェア「チッ、うるさい人間どもめ……!!」

炎で焼かれたもののシェアは生き延びた。

「こんな…こんな小さい奴に私が負けるなど

あってはならない!」

許さん。許さんぞ〜〜〜!!(怒りが爆発寸前)

シェア「もう一度、私に力を下さい」

んっ?おい!私に力を早く与えんか?!

海の精霊「・・・」

セイレーンよ!ワシに口答えする気か(汗)

所詮、お前達はカードではないか!

ワシ達の言いなりになっていれば良いものの……

海の精霊「それを決めるのはソナタではない。

悪いが妾とはここでお別れじゃ♪」

なっ!勝手に決めるでない!?この精霊如きが!!

少し沈黙してからシェアは

「………ワシらには相応しくないようだ。

さっさと消えたまえ海の精霊よ(我に返った)」

ふむ、そうさせて貰うぞ感謝するジジィ。

なっ!?何だとーーー!!!!!!

カードは空と同じくらいの高さへ上がり、

どこかの海に向かって行った

海の精霊「うふふ♪お待ちしておりますぞお姫様」


チッ。リーアさん!!

(んっ?あれは確か、お姫様と一緒に居た。

……っ!直ちに回収しなければ?!)

シェアが慌ててリーアを手に取ろうとした

瞬間、消化器が飛んできて頭に直撃した!!

ゴチン!(※消化器を誰かに当てないで下さい)

頭に当たって相手の攻撃を受けないように

建物の外へ転がり込んだ。

シェア(しまった!あの人間に出くわすなんて

だが、ここで始末すれば良い話だ。

運はこちらに向いているようだ!!)

「リーアさん、大丈夫?リーア?!」

豊の手に包まれていたリーアの姿を見た創太

(んっ?何だ、妖精か……???

一体、どういう状況なんだ(汗)

と…とにかく立場的にアイツが悪いんだよな豊!)

創太!!!!!!と呼ぶ声と共に赤い物を投げた。

うおぉ〜っと!?何だ、消化器か?

それをそいつにかけるんだ!!(創太の父)

「あぁ〜分かったよ親父(笑)」

シェアは豊だけを狙って見ていたので

創太なんかに見向きもされなかった。

「いっ、けえぇぇぇ〜〜〜!!」

創太は容赦なく男の顔面に消化器の煙を

至近距離から掛けた!!

(※くれぐれも人に掛けないで下さい)

「ぐはっ!…な、何だこ…この煙……は?」

俺の…いや、俺達の工場から出てけ!!

そうだ、そうだ!!侵入者め!

「くっ!……覚えておきやがれ人間どもめ!」

と黒い球のゲートを入った。


「ふぅ〜なぁ、親父アイツがまた来たら

この工場は無くなっちまうんじゃねぇか?」

そん時は…その時だ。追ってやれよ創太(笑)

えっ?もうお嬢ちゃん、工場の外に出たぜ♪

「……はあぁ〜!?ち、ちげぇし(汗)

お、おや親父は黙ってろ!!!!!!」

(創太は恥ずかしさのあまりその場を

猛スピードで走って逃げ出した)

父「青春か〜割と良い感じじゃねぇか♪」

いや、宗一さん…後押ししなくて良いですよ。

えっ?そうなのか?

まぁ宗一さんは独身に元通りですから

慌ててんすね♪

あぁ?もう一回、言ってみろ(お怒り)

うぎゃあ!!すみませんでした!?


「リーアさん?……リーアさん(涙)」

ゆ……たか?あっ!豊〜!!

はあ♪良かったリーアさん。

あのお爺さんは一体誰だったの???

「あれは、邪見の幹部なの!

海の精霊カード使いのシェア」

ねぇ、リーアさん邪見って一体何者?

「私達の精霊カードを奪う妖精の敵なの(汗)」

妖精の敵?…でもそれは〜と言うとリーアが

再び気を失った。

「リーアさん、ねぇしっかりして!!」

と誰かの足音が聞こえたので豊はとっさに

リーアはカバンの中へ仕舞い込んだ。

豊(だ、誰?まさかさっき言ってた幹部の人が

また戻ってきて………(汗)


そうこう考えていると足音の正体は創太だった。

えっ?そう…た?どうしてここに?!

「あぁ〜その……なんて言うかさっきの妖精は

お前の知り合いなのか?」

(あの時に創太に見られたんだ。誤魔化さないと)

「……えっ、い〜や。私は全然知らないよ?!」

嘘付くの相変わらず下手だな〜(笑)

まぁそ、その…お、俺の親父の弟さんに

ついて昔の事をよく話しててさ〜………

「妖精の世話とかしてたんだぜ」って親父は

信じてなさそうだったから笑って話してたけど。

えっ?俺もその時は信じてなかったけど、

さっきの事もあってようやく信じられたんだ

だから、俺さ豊とそそ、その〜……

「守り…たいんだ♪幼馴染のお前と妖精を」

……し、信じてくれるの?あぁ(照)

(涙)う、うぅ……う、うん♪ありがとう。

本当…に……本当にありがとう(嬉し泣き)

あっ♪それで、何からやったら良いんだ?

俺、全然今は役に立てねぇけどさ〜

これから学んでいきたいんだ!!

創太。うん、良いよ♪はあ(笑)

って言っても私も傷の手当てとか治し方も

正直分からないんだよね(汗)

私、創太と同じレベルなんだけどね♪

でも!!お母さんに聞けば何か分かるかも!

そうか!じゃあ走るぞ、豊(笑)

創太、止まりなさい。キィーーー!

はい?!えぇ〜あはは………(汗)

「人間と妖精の体の大きさは絶対に

私達が断然、力の差もあるの!!はい。

それで妖精は体が小さい分、軽いでしょ!

走ったらどうなるか分かるよね?!

ま、間違いなく飛ばされます(汗)

そうです!じゃあ……ゆっくり行きましょう。


お母さん、ただいま!どうしたの急いで

それに創太くんまで(汗)お母さん、大変なの

手をひらを広げて若奈に見せた。

んっ?リーアちゃん!?

どうしたら良いの(涙)私…わたし………

「落ち着いて豊。

とりあえずリビングに来なさい!!」

水吸収シートの上にリーアを乗せて

おでこの水シートを取り替えた。

数分後・・・

しばらくすると耳がピクピク動き始めて

次第に目を覚ましてバッと起き上がった!

り、リーアさん(涙)えっ?良かった♪

「……か!…豊、重いよ!!」

あぁ〜(汗)ごめん、ごめん。でも嬉しくて(涙)

豊はリーアを手の上に乗っけて人差し指で

頭を撫でた。

「えぇ〜なぁに?どうしたの♪今日の豊〜変」

うふ♪良かった本当…良かった!!


その夜・・・

「リーアさん、私と一緒に寝て欲しいな〜♡」

えぇ(汗)私が潰れちゃうよ〜

良いから良いから♪わぁ〜い!大きなベッドだ。

「うふふ♪色々と踏んだり蹴ったりだったけど

リーアさんが無事で本当に良かった♪

ありがとうそしておやすみなさい」

おやすみ豊♪……カチカチ…カチカチ!

「ふぅ〜…イーリスちゃんとマイアに通達っと」


その内容は「私達がいないフェアリータウンは

どんな感じですか?私は一人だけ人間界に

送り飛ばされて何が何だか分からなかった。

でもそんな私を助けてくれる人間が居ます!

イーリスちゃんとマイアにも会わせたいです

……例の件はどうですか?

私は正直、難しいかもしれない。

ですが、2人の為なら私も頑張れる!!

また…会おうね昔みたいに♪」

内容はこれで終わった。

うん、これで送信完了……成功させなきゃ!

2人とまた会うためにも精霊カードを

探さなくてわ!!

(シェアに邪魔されてしまいましたが、

海の精霊の気配がない。どこかへ離れたのかな?

きっとシェアから解放されたんだ!

昔は凄く優しい人だった……けど。

どうしてかあの日から人が変わったように

私達から突然と姿を消してしまった(汗)

ううん、私が考えても仕方ない!!

それよりも仕事…私の仕事を全うしなければ♪)

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