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魔法使いの妖精さん  作者: 白百合リーフ
4/25

第4話  「リーアとショッピング」

7時になって1時間過ぎても起きなかった2人は、

まだ寝たままだった。

玄関のドアが何回も開いたり閉じたり

する音が続いた。

9時・・・

はぁ〜……おはよう♪と言った最初に起きたのは

リーアだった。

(まだ豊は起きていない様子)

「あれ?時間は…1、2、3、4……9、9時だ!

もう9時だよ〜起きて!!ねぇ〜(汗)」

う〜ん……今日は休みなんだからゆっくりさせてよ

寝返りをしてリーアはベッドの外へ追い出された。

ぐへっ!痛たぁ(汗)起きてってば〜〜〜!!

(もう、羽を広げて豊の部屋を呆れて台所に向かった)

あれっ?こっちじゃないのかな?こっちか?

若奈は〜どこに行ったの(涙)

リビングにも行くが若奈はどの部屋にも居なかった。

あれあれ〜(汗)

まさか事故に遭って………急いで豊の部屋に行こうと

廊下を飛び出した時に玄関の方からガチャと閉まる音


「あら♪リーアちゃん、おはよう♪」

お、おはよう…ございます?

(そうだ!)若奈、若奈〜豊をどうやったら起こせる?

そうね、休みの日はあの子も全然起きないのよね〜

そんな〜じゃあ起きるまで待った方が良いのかな?

まぁ、待っててもあと2時間くらいは平気で

起きないと思うからアレを使ってみましょう☆

リーア(あれって???)


さ〜ぁ、リーアちゃんコレを持って豊の前に

行ってみよう!!

「私がさっき言った通りに豊に見せてきな♪」

……じっと箱を眺めていると中身を聞きた過ぎて

「何が入ってるの?」と尋ねながら箱を開こうとした

ので若奈の危険信号のアンテナが立った。

あ〜ぁ!?ここでは、開かないでねぇ〜?!

んっ?リーアちゃんも開けるまでのお・楽・し・み♪

豊が寝返った所で「ほら、行って来なさい」

と笑いが堪えきれていなかった。

豊がこの箱を開ける瞬間にタイミング良くよ?

わ、分かった。………コホン!

「豊!豊〜見てみて!!若奈に教えて貰って

一緒に作ったんだ〜」

んんっ?……朝から何を作ったのリーアさん?

まぁ、見てよ♪んっ?どれどれ………

リーアが少し大きめの箱を持っていた。

箱の外側を眺めて再度確認して

「この箱、作ったの?」うん♪へぇ〜凄いね!?

ちょっと見て良い♡良いよ(若奈はニヤリと笑う)

リーアが魔法をかけるといきなり箱が開いて

そこから出て来たのは…!?

(首がビヨンビヨン伸び縮みする紙で出来た

アホずらな顔が飛び出してきた!!)

リーア「うふふ♪ねぇ、起きた豊?ねぇ〜あれ?」

豊は寝起きという事もあり、あまり頭が追い付いて

いなかったが気絶したように後から後ろに倒れた。

ちょっと起きてよ〜!どうしたの?!

「若菜どうしよう、また豊が寝ちゃったよ(汗)

びっくり箱作戦は失敗だったのかな〜?」

ありゃ〜やり過ぎちゃったかな?

リーアちゃん豊はね、寝てるんじゃなくて

気絶しちゃったの(汗)き、気絶?

(少しだけ放心状態だったが理解してから慌て出した)

私が豊を起こそうとしたからだよね?!

起きてよ〜!!豊、帰ってきて(汗)


数分後・・・

もうお母さん!何リーアさんに教えてんの?!

私がびっくり系が苦手で昔、気絶したの覚えてる

でしょ!!

ごめんごめん。うっかり(汗)うっかりって〜………

でも全然起きない豊の方も罪はあるでしょう♪

「それは…私が悪いのは分かるけど、

びっくり箱は使用禁止、2度と使わないで!!」

あはは……永久に押し入れに入れておきます(汗)

えぇ〜作るの凄い、楽しかったのにぃ〜

リーアさんには悪いけどこの事は忘れて。お願い!

…う〜ん、分かった!もう使わないよ。はあ……♪

でも、また起きなかったら容赦なく使うからね!!

えぇ〜(汗)リーアさんまでお母さんの味方をするの

リーアちゃん、今度は別の物にしましょうね(汗)

……は〜い♪

で豊、今日はどこか出掛けに行くのよね?

あ,そうだった!!

「お母さん、私リーアさんを連れて

買い物しようと思うの♪」

あら、良いわね〜行って来なさいけど

注意して行くのよ?うん。


「あっ、そうだわ!豊、今日って確か

洋服コーナーでバーゲンセールの日よね?

私好みのお洋服があったら買って頂戴♪」

えぇ〜何で私が………(汗)

豊は2着くらい買って良いからさ。

「よ〜し♡頑張って買って来るぞ〜!!」

ガンバ♪朝食を済ませて私服に着替えると

すぐに家の中まで響き渡るくらいの声で

「行ってきま〜す!」と張り切って言った。

いってらっしゃい♪


バーゲンセールの為に自宅から目的地の近くまで

走って向かいながらリーアが話すした。

はぁっ…はぁっ……!買い物って何するの?

「私達が日常生活に欠かせない物がた〜くさん、

売ってて欲しい物が買える場所なんだよ!!

これから行くのはショッピングモールていう場所」

ショッピ…グモール?あはは……(汗)

「洋服とか雑貨とかがとにかく多くてね

とっても楽しい所だよ♪

可愛い物も多いから見てみよ。

商品が月1で変わるコーナーもあるから

行ける日とかに確認してるんだ〜

前から欲しい洋服があったから今日買えるかも

リーア(う〜ん、豊なんだか楽しそう♪

私の欲しい物って何だろう?)


ほら、見えて来たよリーアさん♪

んっ?うわ〜!おっきい!!中も広〜い。

そうだよ(リーアはポシェットの隙間から

顔を出している)

豊!今これ何に乗ってるの?エスカレーター

って言って自動で動く乗り物だよ♪凄〜い!?

(少しだけリーアに見せてあげようと2階に寄った)

見て見て〜ここが雑貨屋さんでアクセサリー売り場

可愛いでしょ!!宝石みたいでキレイ♪

アレもコレも。そういう反応だよね〜

リーアさんに合うアクセサリーってあるかな

このくらいの大きさは〜合わないか(汗)

「ねぇ豊、少しだけ見比べて欲しいな〜………」

と外に出して欲しそうに言った。

その声が伝わったのかカバンから出してあげた。

どう、似合う?(不安気に)うん、とっても!はあ♪

でも黄緑のイメージが湧かないな〜

ねぇ?リーアさんは何色が好き?えっ?色……か。

あんまり考えた事なかったかも!?

うーん。紫が好き♪へぇ〜意外と大人っぽいんだね

そ、そうかな?……うん!


あっ、そうだった?!お洋服も買わないと!!

後で雑貨屋さん、もう一回来るからその時で

良いかなリーアさん!?えっ、あうん(汗)

本当にごめんね!!エレベーターではなく、

階段から走って駆け上がる。

(当然、カバンの中で打ち付けられる)

あっ!少しだけの辛抱だからね(汗)

バーゲンセールはこちらで〜す!!(店員)

はぁ…はぁ……ま、まずい。もう始まってる!

えっと〜(お母さんが欲しかった洋服は………

あっ、あそこだわ♪流石に届かないか〜

位置を変えて再度チャレンジ!!)

ゴソゴソ…モソモソ…ドン!!(飛ばされる)

痛ぁ〜ま、負けないんだから。

締め付けられる程、押し込まれるが

気合いで押し退けて目当ての洋服に

手を伸ばした。

取れた洋服をカゴに入れて自分の洋服を

探し始めた。

(春物と夏物が欲しいから…手短に取りたい)

あそこら辺が良いかも♪

場所を変えて今度は体ごとねじ込むように

割っては入らず、手だけを伸ばして

手当たり次第で取って見てを繰り返していた。

すると、あっ!これ良いじゃん♪

とカーディガンを引っ張り出すと掴んでいた服と

一緒に白いワンピースが付いてきた。

……んっ?可愛い♪なんかラッキー!

レジで会計を済ませてルンルン気分で

階段を降りてさっきの雑貨屋へ戻った。


アクセサリー売り場に行って品を見比べた。

ふむふむ♪これが一番良いかも!!

大勢の声がなくなり静けさから顔を出した。

……?豊が持っていた紫一色だけの細いリボン

を見て目を輝かせた!

う〜ん?「でもこのリボンは違うかも」と言って

リーアが手をバタつかせる姿に豊は気付かず

品を戻してしまった。

あっ…(汗)んっ?どうしたの?さっきの……

視線がリーアから流れて他のアクセサリーに

目を付け、ああぁ〜これも可愛いこれとこれも!?

はしゃぎ出してポシェットが揺れてカバンの奥に

転倒してしまった?!

「もう〜何よ!私の事なんて全然気にかけて

くれない」と涙が溢れる。

(豊だけ楽しそうで……私は(涙)何も楽しくない!)

リーアが泣いてる声は豊には届かなかった。

これが良いかな、いやこっちの四葉のクローバーも

良いかも!!うふふ♪あと、これも可愛いから買おう

「ねぇ、リーアさんもそう思うでしょ♪」

あれっ?ポシェットを傾けずに横の隙間から

少し覗くとリーアが泣いてる事に気付いた。


豊(私、何かリーアさんにした?!…そっか(汗)

私だけ一人で勝手に盛り上がって

舞い上がり過ぎたんだ。相手の事を考えないで、

無視して楽しんで………最低だ)

カゴの商品を覗いた。

(よし!)カゴから取り出して同じデザインだけど

色を確認した。

これじゃなくてこっちの方が合うかも!!

カゴの中には同じような物ばかり入っていたので

いくつか戻した。

お願いします!!はい、合計で389円です!

ありがとうございました♪

次はこっちのお店!!

(私がリーアさんに謝るきっかけが出来るなら

色んなお店から材料を調達するんだ!)

こっちかな〜それともこっち?!う〜ん(汗)

再びリーアがポシェットの隙間から覗いた。

(あれ?さっきより真剣に考えてる…ような?

何してるんだろう。じっと見つめていた)

251円です!354円です。これで完了♪

ポシェットから外へ姿を見せると

豊は「選ぶのに夢中になってごめんなさい。

暇だったと思うからスーパーでお菓子買おっか♪

はあ〜♪うん!!


リーアさん、今日は特別に好き物選んで良いよ。

えっ、良いの?!

このカラフルなボールみたいなのは何?

「それはポイラルって言うんだよ♪」

この〜さっきより小さい茶色のお菓子は?

「それはチョコって言って食べると甘くて美味しいよ

他にも板チョコとかアイスにもなってるんだ〜」

えぇ〜!どれにしよう♪

チョコも食べたいけど、ポイラルなお菓子で!!

分かった!じゃあ私がチョコ買ってあげる。んっ?

これで2つ食べれるでしょ♪はあ……うん!

(他のお菓子も買って1000円近く買っちゃった(汗)

お母さんの好きなお菓子が高くて〜)

「そういえば、前にお母さんがお砂糖切らしてる

って言ってたから買っておこう♪」

926円になります〜!!私は渋々お金を出した。

(今月のお小遣い終わった(汗)


スーパーを出ると夕陽に照らされたリーアが

「豊〜早く帰ろうよ♡うん♪チョコが溶けちゃうね

お母さん、ただいま〜おかえりなさい♪

「はい!お母さんに頼まれた洋服とお菓子と

あと、お砂糖切らしてたって前に言ってたから

買って来たよ♪」

あら〜ありがとう♡

丁度買いに行こうかと思ってた所だったの〜

良かった♪行き違いにならなくて。

豊、豊〜!お菓子食べたい♪あっ!そうだった(汗)

どうやら大量に買ってきちゃった感じ豊?

ま、まぁね〜あはは………

じゃあ今日の分のりんごは要らなそうね♡

うん。ありがとうお母さん!!

(ルンルン気分で豊の部屋へ飛んで行った)

「お部屋♪お部屋♪」

はいはい。焦らなくて良いから(汗)

お菓子を開けてリーアに渡して豊も食べた。

うぅ〜ん♪(豊)美味しい♡(リーア)うふふ♪

何個か食べてから自分の机に向かった。

お菓子に気を取られている内に

豊は何か作業を始めた。

「この紫の味が好きかな〜♡」豊は何が好き?

と尋ね初めて気付いた。

……んっ?何作ってるの?うわっ!?

作ってからのお楽しみだよ。

えぇ〜教えてよ!少し待っててね♪

ちなみに私は緑が好きかな♡

「何色が好きじゃなくてポイラルの色だよ(汗)」

えっ?あぁ〜そうだった。テヘ(笑)


豊(やっぱり私は間違ってなかったんだ!!

昨日の夜にお母さんが教えてくれたように

少しだけ大きめに作れば私なりの手作りが)

黙々と作ったパーツをくっ付けたりして

白い紙をハイビスカス型に切り取ってから

紫色のリボンの真ん中に一緒に取り付けた。

出来た〜♪ねぇリーアさんみ………!?

スゥ…スゥ〜……リーアは眠っていた。

(あれ?私そんなに夢中でやってた?

でもまだ7時だ〜疲れちゃったんだね♪

豊はある物を裁縫で作り出した)

しばらく縫う段階にまで作り上げて

途中、物音を立てた「ガタン!!」(あっ!)

すぐに後ろを振り向いて心配した。

う〜ん…ムニャムニャ……

(はぁ〜セーフ。ハサミ、掴み損ねちゃった(汗)

作り終わってリーアにかけた(布団)


うぅ〜……んんっ?目を擦って「寝てた〜?」

起こしちゃったかな?ごめんね〜(笑)

良いよ、あぁ〜布団だ♪使ってくれたの!?

今までドールハウスのベッドで絹掛けてて

寒いかなって思って〜♡

(実を言うとベッドはあるものの肝心の布団を

今無くしてまして(恥)

「じゃあさっき作ってたのってこれだったの♪」

ううん、布団じゃないよ。

布団はその後に作ったんだ〜

リーアさんが見てたのはこっち!!

「麦わら帽子だよ♪」んっ!?

これがリーアさんの好きな紫色のリボンにして

帽子だったら似合うかなって♪

ど、どうかな?(恥ずかしがる豊)

帽子を手に取ってみると

「あぁ〜軽い!触り心地もなんか良い?!」

ありがとう〜♪そう言って貰えると嬉しいな。

良かった(ほっとする)小さい物作るの上手いね!!

そ、そうかな。まだまだだよ〜でも可愛い♡

「それと買い物の時に一人で盛り上がったり

リーアさんにとっては全然楽しくなかったよね……

本当にごめんなさい!!」

(あっ)うふ、良いよ(笑)

「学校の時も散々、私が迷惑かけちゃったから(汗)

今回は豊が1人で楽しんじゃってその代わりに

コレを作ってくれたんだよね?

私こそ、ありがとう♡大切に使うから♪」

全部……お見通しだった訳か〜(汗)

じゃあじゃあ仲直りの印にお風呂、一緒に入ろう

うん!昨日はのぼせちゃったから話せなかったけど

今日はい〜っぱい話そうね!!

そうだね。またゆだったら看病してあげるね♪

いいよ、そんな事しなくても(照)あはは(笑)

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