第3話 「ドタバタ学校」
登場人物・・・
梶西詩音
・髪色:黒髪
・髪型:サイドポニーテール
・瞳の色:朱色
・性格:見た目に反して優しい人(空手の黒帯持ち)
・制服:ブレザーはあまり着ないベスト派
菅原美咲
・髪色:栗皮色
・髪型:ショート、飾りが黄色カチューシャ
・瞳の色:紫色
・性格:意外と喧嘩っ早く、噂話や怪談が好きな子
・制服:ワイシャツの袖を巻くタイプ
蒼海 創太
・髪色:黒目の紺色
・髪型:ショート
・瞳の色:青色
・性格:少し乱暴な部分もあるが素直な面もある!
・制服:基本的にワイシャツの時が多い。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
えっと今日の教科書は全部入ったかな?
はぁ…(あくび)ドールハウスから外へ出て
「何してるの〜?」と目を擦りながら
豊に近寄った。
「これから学校だから準備してるの♪」学校〜?
(人間さん達も授業があるんだ。何それ楽しそう☆)
勿論、リーアさんはお留守番だよ〜
……っ!嫌だ!!私も行くもん。えぇ………(汗)
「だって学校だから見つかったら大変な事に
なっちゃうよ?!
あと、授業中は多分リーアさん、暇になるよ?」
それでも行くもん!
私達妖精にも学校があるし、人間さんの学校も
気になるんだ〜〜〜(キラキラした目)
うっ……(どうしよう。何とか諦めさせないと
私が大変な思いをする事に!?
妖精さんを知ってるのがお母さんと私だけ
学校だと私1人…ううーん(汗)どうしよう!)
「お母さん!!」下に居る若奈に呼び掛けた。
「朝からどうしたの?ってあら〜………」
豊の髪を引っ張って
「行きたい行きたい行きたい!!!!!!」
と駄々をこねていた。
どうすれば良いのお母さん(涙)
「リーアちゃん、豊が行こうとしてるのはね
学校なの。人間がいっぱい居る所で、
好奇心で行けるような簡単な所じゃないんだよ?
豊(うん!うん!!)
もし、人間に見つかったら大変な騒ぎにもなりうるし
豊が見てない所で捕まっちゃったら
2度と会えなくなるの。それでも良いの?」
いい!人間界の様子は家でも見てたから♪
尚更、危険なの分かるよね!?
「それに私は家だけじゃなくて他も見てみたい♪
どんなに危険でも私は行く、一度だけ冒険もして
みたいと思ってたの♡だからお願い、連れてって!」
はぁ……お母さんでも駄目か〜(汗)
「それに豊以外に魔法で見えなくさせれば、
見つからないから良いでしょう!」
まぁ…それなら良いけど(若奈)良いんだ!?
魔法も凄く進歩してるのね♪
「豊、まだ時間があるかしら?」えっ、あるけど。
そう!ちょっと待っててね♡んっ???
「はい、とりあえずお守りを持って行きなさい♪」
若奈が豊に渡した。
あ、ありがとうお母さん!?
ちなみにお守りに何かおまじない効果とかがあるから
渡したんだよね♪
「うふふ……あら、別にないわよ?」ズコーーー!!
で、でも何も効果がなくてもこのお守りのように
「リーアさんは私が守るから♪」
若奈(その意気よ豊、ファイト!!)
んっ?豊、大変だと思うけどリーアちゃんを
よろしく頼むわね!うん。
とりあえずリーアさんはここに入っててね!
うん、分かった♪
(制服の胸ポケットに入った)
行ってきます!!は〜い、いってらっしゃい♪
(他の人にリーアさんを見つからないように
今日は一日中、精進しなきゃ!!)
リーアさん!苦しかったら下のポケットに
入ってても良いからね?うん、ありがとう♪
豊〜おはよう!……ビクン!お、おはよう(汗)
昨日は大丈夫だった。何が?!
ほら昨日話した噂に出会わなかったかって!
大丈夫だけど…?良かった〜
もう、噂話した次の日に会ってないか
聞くのやめなさいよ!!迷信なんだから。
豊(迷信じゃないんだな〜詩音(汗)
リーア(噂って何だろう?)
学校に向かう途中でいくつかの横断歩道を通ると
道路を走る数台の車に目を輝かせていた。
(わぁ〜人間さん達の外の世界ってすっごい♪)
ポケットから出されない程度で小さく感動していた。
学校の下駄箱に着くと胸ポケットから
下の広いポケットへ移動した。
すると先程より振動が変わり、
足を片方ずつ動かす動作に楽しくなっていた。
教室に着いて席に座ると机で前が隠れてしまった!
あっ、見えない〜……豊!豊!!と声を掛けるも
豊は別の事に気を取られていた。
(あれっ?創太…まだ来てないのかな?
もう時間なのに(汗)
それでは出席を取ります(先生)
梶西詩音さん。はい♪故園 豊さん。はい!
………菅原美咲さん。は〜い!!
蒼海創太……んっ?居ないのか?次に行くぞ。
以上で28人しゅ……ガラーン!!!!!!
ふぅ〜危ねぇセーフ!どこがセーフだ蒼海!!
げっ!?後で職員室に来るように。
ま、またかよ(汗)騒がしい人間だな〜…あはは(棒)
リーアさん大人しくしててね。うん♪
(1・2限目はリーアさんにとっては退屈だった
そうでポケットの中で眠っていたそうです(汗)
3限目の国語・・・
(暇だな〜人間に見つからないようにするのは
大変だけど……何かしたい!!
そうだ、こっそり抜け出そうっと♪)
ポケットとから飛び出した!
教室の床をテクテク歩いていて周りを見上げた。
やっぱり何もかも大きいかな〜
と歩きつつ前を進んでいると教室の後ろにある
ロッカーに来た。
「こ、これ登る?よしっ!魔法で登ろう……!!」
魔法でロッカーの十字路に小さな針金を付けて
非常階段上に登って行った!教室を眺めた。
人間の学校ってこんな感じなんだ〜
私達の学校も楽しかったな♪
回想・・・フェアリータウンでの学校
日傘代わりに葉っぱを傘にして登校してる子が
ほとんどで、丸太の木のテーブルと薄い木の椅子に
妖精達が座っていた。
(妖精は妖精でも羽の種類が異なる)
アゲハ蝶のような形や色もいれば、
トンボみたいな長い羽を付けている妖精も。
回想終了・・・
よし!降りよう羽を出そうとしたが少し考えた
(そうだった今は休めた方が良いかも(汗)
人間界の外だと羽から出る輝きで透明でいるのが
バレちゃう。しばらく使わないでおこう)
リーアはロッカーの上にあった白い紙に魔法をかけて
折り、鶴を使った。
(よし!出来た〜豊の部屋にあった折り紙本が
役に立った!!早速、乗ろ♪)
鶴に乗ってロッカーから飛び降りると
「せ、先生!なんか鶴が浮いてます!!」
えぇ〜!?一斉に鶴に視線がいった。
豊はノートに記録し、書き終わり少し遅めに
周りが騒がしい事に気付いた。
後ろを振り返ると(えぇ〜!リーアさん!!
えっ、でもポケットに……やっぱり居ない)
そしてリーアも半分くらい降りて気付いた
「あれ?なんか人間さん達がこっちを
見てるような〜?」
あっ!(鶴だけだと浮いてるように見えるのか〜)
あはは……あと少しだけの高さだったので折り鶴を
乗り捨てて着地すると同時に生徒は急に折り鶴が
落ちた事に逆に驚いて教室中がパニックに陥った!!
えぇ〜!ここに誰かいるよ!?
俺達には見えない何かが(汗)あぁ〜………
何人かの生徒は教室から出て行ってしまった。
こら、戻りなさい!授業中ですよ〜?!
(あぁ〜騒ぎが大きくなる前に)
リーアさん早く手に乗って!う、うん(汗)
「皆さん、まだ授業中ですが…教室を
変えましょう!」静かに移動して下さい!!
は〜い(変えても着いて来てるもんだから(汗)
ある意味、意味がない事をしてる)
忙しい人間さん達だ。なんでこんな事になったの?
リーアさんでしょ!!てへ☆
移動してる最中にチャイムが鳴った。
あっ!授業が終わった。
先生が「廊下だけど解散」と言って
次の授業に向かわされた。
(先生、時計をちゃんと見ましょうね(汗)
そして雑に生徒を解散しないで下さい!!
ここ2階ですよね!?)
豊は急いでトイレに向かった。
そして、リーアさん約束したよね!!
大人しく待ってて。だって暇なんだも〜ん
だから家に居た方が良かったでしょう?!
でも、見に行きたい気持ちはあると思う!
前向きで何よりです(汗)
でも、次は少しは興味深いと思うよ。
えぇ〜そうなの!何々、楽しい事?!
行ってみてからのお楽しみ♪えぇ〜(汗)
教科書の上にリーアを乗せて教室へ向かった。
わぁ〜!ここは………そう、理科室だよ♪
あっ、いっけない!!
美咲と詩音を置いて行っちゃった?!
ねぇ〜豊、この人は何で動かないの?
んっ?あぁ〜それはね「人体模型」と言って
人間の体の中の構造が分かる物だよ♪
へぇ〜…なんか気持ち悪い……(顔が真顔)
はっきり言っちゃった(汗)
一応、私もそういう構造だからね!?
コレとは違う!…豊は豊だよ♪そうだね!
そろそろチャイムがなるので席に着いて
と学級員が言った。
小声で「本当だ〜おいで♪」(ポケットに入った)
キーンーコーカーコーン・・・
セーフ♪どこがセーフですか!?
先生の次は学級員かよ〜
何で私達も遅れたんだっけ?(美咲)
豊と一緒に行くじゃなかったの。
ごめんって〜本当に忘れてたの(色々と!!)
(外に居る2人に謝る素振り)
早く席に着きなさい!!す、すみません。
詩音、本当にごめんなさい。もう良いってば(汗)
ありがとう♪今日の理科は実験なのを
忘れていないですよね?創太(ギっ!やべぇ)
班ごとにテストを行って貰います。
良かった〜班には学級員が居る、他にも
優…しゅう……な人か?(美咲の事)
詩音、頑張ろうね!!うん。
創太の2班は降格になってこっぴろく怒られた(汗)
あなた達は馬鹿なんですか!実験ですよ?!
失敗すると大変な事になります、もう少し真面目に。
ごめんなさい(美咲と創太)
私達、7班まで番が回ってきた。
机の上に立ってリーアもワクワクしていた!
それから順調に作業を進めて黄色と緑、青の試験管を
並べて無事合格した。
(綺麗な色〜♪)
拍手、パチパチ!パチパチ!!今回のは
難しいテストだったので合格した班が少ないかと
少しひやひやしました。
満点です!!ありがとうございます♪
そろそろ授業が終わりますね、片付けを始めましょう
と生徒に指示を掛けた。
「折角、綺麗な色が出来たのに勿体な〜い(汗)」
と机の周りを見回していると蛇口が視界に入った。
んっ?何これ、変なの〜?………(疑問を抱いた)
どうしたら水が出るんだっけ(汗)
思い出そうと必死に頭をフル回転させていると
ジャーーー!という水の出る音が聞こえた。
(聞こえる方向を見ると実験をし終えた生徒が
手を洗っていた)
そっか〜♪この十字架の部分を回せば良いんだ!!
と蛇口に付いてるホースを登り、てっぺんに着いた
よいしょっ……んっ、あれ?全然回らない(汗)
(妖精の握力じゃ回らない事は想定して
いなかった様子)
でも、私には魔法があるもんね♪これくらい楽勝。
リーアは蛇口に魔法をかけ一気にやった事により
ギギィィィ……カチンッ!と嫌な音が鳴って、
蛇口をひねる所ごと取れてしまった勢いで
リーアは飛ばされ豊には水が直撃した。
えっ?ジャーーー!!な、なに?!
天井に軽く弾かれて羽をとっさに開いた!
うわ〜やっちゃった(汗)どうしよう(唖然)
とりあえず壊れた蛇口を塞ぎ終わる。
(被害者はまだ増える)
たまたま近くに居た創太が怒られてしまった。
お、俺は何にもしてないからな?!
じゃあ誰がやったって言うんですか
それは……さっきの鶴の折り紙みたいな怪奇現象だ!
もしかしてそれも蒼海くんがやったの?
あぁ〜(賛同)
(何を言い訳しても信じて貰えなかった)
え、ちがっ!
否定する暇もなく先生に腕を掴まれ
「職員室にいえ、校長室に来なさい」えっ!?
一同(レベルアップした(汗)
ハクション……故園さんは保健室に行って
着替えて来たら?あっ、はい(汗)菅原さん、はい!
豊、ハンカチ。ありがとう美咲♪
少し豊と会うのに拒むが少し遅れて追いかけた!
水色の扉に入って行くのを見て白い棒を持って
細長い丸を描いて中へと入った。
入ってすぐに保健室の先生が扉の横を
通ろうとする足がリーアの上にあった。
あっ、まずい(汗)そう思った所で足を上げた風圧で
吹き飛ばされて踏まれず済んだ。
あっ…危ない……助かった(汗)
(今日は4限までだった)
とりあえず予備の制服を持って来たから
これに着替えてその制服は月曜日にでも
返しにきてくれれば良いから♪
はい、ありがとうございます。
着替え中・・・
本当にありがとうございました!!
さようなら♪はい、では月曜日に。
(リーアさんどこに居るかな探しに行った方が
良いよね!やっぱりまだ理科室に)
と考えてると首がくすぐったかった!
ツンツン……んっ?肩にリーアが居た。
い、いつから!?いま出て来た所に入る前からだよ?
(結構前から居たんだ)
でも良かったリーアさんが無事で♪
水とかに掛かってなかった?大丈夫?!
えっ、あのその…事なんだけどさ〜………
蛇口壊したの私なの(涙)えっ?
豊が濡れた後に「良い子でいなきゃいけないと
思って大変な事になるだけだから
ポケットの中でさっきまで眠ってたの。
(案外、ゆっくりしてた(汗)
あのね今日に来て分かったの。
授業中があんなに暇だと思わなくて
色々と探検とか好奇心が抑えられなくなって
普通の人間やうるさい人間とかに迷惑かけちゃった。
んっ?!勿論、一番豊に迷惑かけた。
もう学校に行かないし、もう駄々もこねないから
今日は本当にごめんなさい(涙)
豊(リーアさん、ちゃんと反省してくれてるんだ。
今日一日で皆んなに心配掛けてばっかりだったかも、
それでも私は真っ直ぐ謝ってくれたリーアさんに
言いたい事があるよね?)
そっか〜色々心配掛けちゃってごめんね?
私も大人しくしててとか言ってたけど、
人間の学校が気になったから来たんだもんね♡
今度から迷惑はかけない程度で探検は
しても良いよ♪えっ?でもまた(汗)
その時はその時だから私に任せて
無理難題な事が起こっても、
私はリーアさんの味方だよ!!はあ……良いの?
うん♪リーアさんが楽しければそれで良いから。
……っ!うん、ありがとう♪
教室に戻ると創太が飛んで来て頭を下げた。
マジでごめんな豊!!あっ、良いよ(汗)
そんな事しなくても……!
でも本当に俺はやってないんだ信じてくれよ(小声)
という泣き言が無ければ良かったなぁ〜
(リーアさんのせいでも私は創太を許してあげるよ)
美咲と詩音とは別れてそれぞれの家に帰ったら。
ただいま、お母さん♪おかえりなさ〜い!
(制服については内緒にするからねリーアさん)
お母さん、ごめんなさい。
理科室の蛇口が壊れちゃって制服、びしょ濡れに
なっちゃったんだ。
あら良いのよ、風邪引いたら大変だからお風呂に
入ってきなさい。うん、ありがとうお母さん♪
リーアさんも入る?お風呂!?入る入る♡
じゃあ待ってていま持ってくるから(若奈)
はい♪……えっ?(豊とリーアはドン引き)
ま、まさか綿棒で体を洗うなんて〜
小さいのはコレしかないからね。
しかもお人形の家からお風呂持って来るとは
でも、入れるなら私はそれで良いよ♪
それなら良かった(汗)
そうそう、魔法かければ具現化できるしね!!
(綿棒は体を洗う用で洗面器はキャップでお湯を
すくえるようにした。
ドールハウスのお風呂と言えども魔法で具現化し、
小さかったお風呂が少し広くなった!!)
「リーアさん、明日は休日と言って学校がお休みなの
それで今日は色々あったから気分転換に買い物でも
しに行かないか………」リーアを見ると
モノの数秒でゆだってしまった!
「えぇ〜大変!?リーアさん、しっかりして(汗)
そうだ。お母さん、早く来て…早く早く!!」
うぅ……んっ?うわっ!びっくりした?!
急に起き上がったら〜(クラクラバターン)
リーアさん(汗)
あっ,もう起きたのね♪豊、リーアちゃんに
これ食べさせてあげて。
体を起こしてスプーンを口まで運んだ。
リーアさん、口開けて♪あぁ〜パク!
んっ〜!キンキンだけど丁度良い(もぐもぐ)
お母さん、どこまで妖精の事把握してるの(汗)
えっへん♪(擦り下ろしたりんご)
ちょうだ〜い!!手をバタつかせる。
はいはい(汗)あ〜ん。
パクッ!冷た〜い〜(か、可愛い♡)
若奈に見て欲しそうに視線を送ると何かを
作り始めていた。
「お母さん何作ってるの今度は?」
水を吸収するシートを切ってるんだよ〜
んっ?(何に使うんだろう???)
はい、リーアちゃんどうぞ♪
なに〜?手に取って「顔とか熱い所とかがあったら
拭きなさい♪」う〜ん?顔に当てて「気持ち良い」
と言って上下に揺らしてあっという間に
緩くなった。
まだあるからいくらでも使いなさい〜
本当にお母さん何者(汗)
ルーナもこんな感じで初めてお風呂に入った時も
ゆだったり、風邪引いた時にも私に出来る事って
何だろう?って思って思い付いたのが工作なの♪
日常的に使ってる物を切ったり、分解したりする事が
楽しくてついやっちゃうんだ〜
他の妖精さんも迷い込んだ時とかに役立つしね。
ふ〜ん、豊もやったら絶対にハマるわよ♪
えっ?あっ……うん。そうだけど(汗)
豊(工作する事は別に嫌いじゃないんだけど、
学校とかで作る物はどれも役に立つ時もあれば
遊ぶだけで使わなくなる物があるから今回も絶対…)
そんな豊の顔を見て強引に勧めた。
「ほら、良いから良いから♪騙されたと思って!!」
(私は渋々やり始めた)
これはこう………こう?そうそう♪
これをこうしてやれば、後は妖精さん達が
魔法をかけて使う幅が広がるんだよ。
豊(私が作った物が、例え私達が使わなくても
小さな妖精さん達が使ってくれる♪
そ、それなら作るのも悪くない…かも♡)
私はとっさの事で喜びを感じてしまい思わず
「たの……しい」と言ってしまった。
若奈はそれが聞きたかったかのように
「でしょう♡」と自慢げな顔を浮かべていた。
これなら一人でも出来るかも!!
おぉ〜!それは良かった良かった♪うふふ。
お母さん、教えてくれてありがとう!
就寝・・・
この世界に来てリーアさんと妖精さんの事を
また一段と知れた気がする!!
よ〜し、明日はお出掛けするぞ〜♪