第15話 「新たな真実」
豊と創太は学校で物が動く現象、
ポルターガイストに遭っていた。
だが、その正体はリーアと同じ妖精さんだった!
豊がえっと〜どちら様ですか?と聞いた。
「この2人は私のお友達、親友だよ♪」
リーアから聞いて、えぇ〜!?(2人同時)
???「とりあえず外だと目立つので
あなた方のお家に案内して貰っても
よろしいですか?」
えっ、あ…はい。うん!!こっちだよ2人共!
あっ!ちょっとリーア、待ってよ〜!?
(豊は先に走って向かって行く)
創太「全く、また面倒くさい奴が増えたな〜」
家の到着・・・
「若奈〜ただいま、帰ってる???」
んっ?リーアちゃん!!探したのよ?!
もう勝手に外へ行ったからしんぱ………いして?
えっ!ちょ、ちょっと妖精さんが2人に
増えてるじゃないそれに豊と創太くんまで(汗)
ただいま〜!!お邪魔します。
(リビングに移動して若奈がカットせずに
いちごを持って3人の前にお皿を置いた。
豊と創太には自分で持って貰い、
リーアが口を開いた)
えっと紹介するね、こちらがデザーシャの国の
王女様の〜…「イーリス・アインスベルンよ!
どうやら私達が別の仕事をしてる間に
リーアのお世話をしてくれた事は感謝するわ。
でも私が来たからにはもうしなくて良い事!
良いですわね!!」
……えっ、あ…はぁ(首を傾げる)
そしてこちらがローズの国の王女様の〜……
「マイア・ヴィーナス」と言います♡
人間界に迷い込んでしまったリーアちゃんを
拾って下さり心から感謝致します。
先程のイーリスの言動は聞かなかった事にして
下さいな。かなり過保護でして(汗)
は、はぁ……別に気にしてはないですよ。
豊(全然2人共、性格が違うんだね)
説明を終えようとするリーアに対して若奈が
「で、リーアちゃんは説明してくれるのよね?
今まで…私達に内緒にしてきた秘密の数々を」
(若奈に鋭い視線を感じた)
イーリス「ちょっとそこの人間!
リーアを何だと思っているんですの!?」
大きなテーブルの上でヒールをカンッ!
と鳴らして睨み付けた。
(マイアはその会話をお構いなしに後ろから
リーアを包み込むように手を絡ませ重なった)
「まぁまぁ、イーリスちゃん落ち着いて(汗)
これから話すから」んっ?
えっとね〜豊と若奈にはずっと黙ってた事が
あるから今から話すね?
えっ?(黙ってた事って何の話だろう???)
「私はアリシアという国の王女で名前は
リーア・アルグエル・セレーネー・ルグナス、
これが私の本当の名前!!」
リーアも王女様なの?!
若奈「通りで。ルーナの事だから娘が居るって時点で
何となく思っていたけれど、王女様同士なら
他の国での交流があってもおかしくないわね♪」
(若奈は納得できたが、豊は納得に時間が掛かった)
えっ!えっ?!そ、それに…本当の………名前?
「リーア・ルグナスじゃなかったの!?」
静かにコクリと頷いた。
あら、言っていなかったの?
マイア「精霊カードを一緒に探してくれる人間なんて
滅多に居ないし、別に隠す必要は無いはずよ。
どうして、リーアちゃん???」
「私は人間界に来たあの時、かなり動揺していたの。
いきなり知らない世界に迷い込んで、
豊と初めて会った時はまだ信用、出来なかった。
だから秘密にしたの」
そうね、他国や別の世界の住人には
簡単に話せるような立場ではないわ。
イーリス「私達が誰であれその人が、邪見だったら
邪見によって住人すらを操れるアイツには
簡単にやって退けて見せそうだわ」
リーア「うん。私達は上位妖精とはいえ、
魔族に打ち勝つ事だって簡単に
出来る問題じゃないから(落ち込む)」
じゃあ、あの時……精霊カードの特徴とかは
初めから知ってたって事だよね?
あっ…うん、ごめんなさい。
「本当は豊に精霊カードを探して欲しくなかったの。
見ず知らずの人間を巻き込みたくなくて
敢えて教えなかったわ」
包み込む手を引っ込めてから
「話は終わった、そろそろ本題に入ってもいい?」
うん!!良いよ。マイア、お願い!
「うふ♪ではリーアちゃんとそこのお3方々も
よ〜く聞いて下さいな♡」
わ、分かったよ(汗)何話すかは分からないけど!
マイア「私達がこの人間界に来るまでは
それぞれ仕事を終わらせて来ていましてね♪
第4の仕事をリーアと合流して探しに行こうと
密かに3人で決めていました」
んっ?第4の仕事って何ですかマイアさん?
良いしつ……良い質問だわ、そこの人間!!
(マイアが言おうとしたと同じタイミングに
イーリスが被せて来た)
「あなたね!?私が話す事にはあれほど
口を出さないでって言いましたよね!」
(途中で入られるのには気が引けない様子)
イーリス「あんたがノロノロしてるから私が
先に言ってあげたまでよ。感謝しかないでしょう!」
何ですって!?ぐぬぬぬ〜
喧嘩し出した2人の妖精を見ながら豊が慌てて
「まぁまぁ〜」と宥めてみるも
聞く耳を持たなかった。
しばらくしても一向に止まなかったので
「2人共、ストップだよ!!」
(とリーアが仲裁に入ってくれた)
マイア「何ですかリーアちゃん?
私はただイーリスに文句があるだけで、
止める必要などありませんのよ!」
イーリス「そうそう、悪いのはこのマイアです!!
ゆっくり話すのが悪いから私が直々に
注意してあげただけですわ!」
何よ、その良い草は?!
本当の事を言ったまででしょう!?
ごちゃごちゃ言い訳をする2人を見て
リーア「私はこんな事で言い争っている2人を
見たくないだけです!
これ以上、喧嘩するなら私は2人と協力も
仲良くする事もしないからね!!」
と大きな声で宣言した。
あっ………っ!!
すると「そ、それだけは無理です(わ)!!」
(2人揃って言った)
ご、ごめんなさいリーア(汗)リーアちゃん!
私もこんな事で言い争っていては
上位妖精という名に恥じるだけでした。
「だからせめて、絶交だけは〜!!(マイア)
ねぇ?絶交だけはしないでリーア!(イーリス)」
と2人のうるうるした目とキラキラした目が
リーアに向いた。
(もう大丈夫そうかなと2人の表情を伺った)
「うふ♪そんな簡単に絶交なんてしないよ!
イーリスちゃんもマイアも同じ精霊使いとして
自覚を持ってくれるだけで良いから
くれぐれも些細な事で喧嘩はもうしちゃダメだよ、
分かった?」
えぇ〜ありがとうリーア(ちゃん)♡
(3人は手を広げて輪を作った)
その様子を眺めていた3人はというと〜……
えっと〜これってどういう状況???(豊)
さ、さぁ(創太)ただ言える事は………(若奈)
一同「手のひらクルックル!?」
ごめんね豊、お騒がせしちゃって(汗)
(テーブルの端まで豊に近寄ってきた)
あ、良いよ。2人と仲良いだね〜♪うん♡
それでさっきの事だけど私達は母様たちには
内緒で「精霊カード」について調べていたのです。
精霊に〜?一体、どういう事???
(イーリスが説明をした)
「今の所、精霊カードは全部で8つとなります!!
ですが…私が調査した事によって
精霊カードはあと3枚あると断言しましょう」
えっ?精霊…カードがあと3枚も!?
そ、それって。
「私はヴァールシア遺跡を調査しに
現地へ足を運びました!!
そこには当時の出来事が描かれているであろう
絵が刻まれていたわ。
まぁ、私はその絵を解読できる程、優秀では
ないのでマイアに解析鑑定、分析などを
頼んで調べて貰ったわ」
(マイアにバトンタッチをするかのように
目で合図をした。
その合図に気付いたのかマイアが話した)
「イーリスが送ってくれた、
ヴァールシア遺跡の絵については私個人が思う
仮説は思い付きませんでした。
私が持つ術を持ってしてでも分からなくて……
でもこの絵は何かに基づく絵だと
確信はしています!!
やはり私達だけでは分からない事だらけでして〜
ですからあなた方、人間さんに見せたら
何か分かる物があるかとリーアちゃんと
ついでに参りました♪」
小さくしたデジタルカメラを手に持っていた。
(ちなみに記憶した絵を人間界のゴミ置き場に
あったカメラを魔法で入れた物)
若奈「それ、どこから拾って来たのよ(汗)」
(カメラを上に向けプロジェクターのように
画像が映し出されて遺跡の絵が現れた!!
左側には太陽の下に男性が立っており
右側には月の下に女性が立ち、
周りに散りばめられた白い点に光を放つかのように
刻まれていた!)
んっ?「これがヴァールシア遺跡っていう所に
あった絵なんですよね」
えぇ、そうですが…何か気付く事はありますか?
う〜ん(汗)創太は何か気付いた?分からない(汗)
若奈も「とびきり気になる部分はないわね」
(そう聞くとマイアが少しションボリしていた)
その様子を見た3人は必死に絵を眺めるも
分からずじまい。
創太「はぁ………何だろうな?
強調されてる部分って言ったら太陽と月ぐらい
だし、何にせよ俺らはフェアリータウンじゃなくて
アトリエがどんな世界か分からないからな」
豊(創太、アトリエじゃなくてアリシアね(汗)
そうだったね!
じゃあ私のデバイスで久しぶり見せてあげるよ♪
そういえば、その手があったね……忘れてた(汗)
一同「どれどれ〜?」
(デバイスも同様にスクリーンのように表示した。
すると、精霊カードが4枚も集まったお陰か
フェアリータウンは着々と綺麗な風景に
近付いているものの自然や荒れた地形などが
目立つぐらい。
あとは見えない場所も多少荒れているのが分かる)
「凄い♪あの時は金の精霊さんの為に
創太の工場に行ったけど、その時はまだ明るい世界
じゃなかったのに数枚集めるだけで
こんなに変わるんだね!?」
そんなに違うのか?かなり、違うよ♪
(って〜あれっ?なんか違和感がある気がする!
私達の世界にはあってアリシアに無いもの………
そして、さっきのヴァールシア遺跡の絵に
あったのは「太陽と月、あと白い点の模様は
何だろう???」
スクリーンにかなり近付いて見回すと
まさかと思って3人に尋ねた)
「……もしや?
ねぇマイアさん、イーリスさん、リーア!
フェアリータウンに太陽と月って存在する?」
何気ない豊の一言に創太は
「そんなのあるに決まってるだろう?!
なかったら、何で空が明るいんだよ(汗)」
(3人の妖精は顔を見合わせてから
衝撃的な事を言い出した)
マイア「んっ?太陽…と月、それって何ですか?」
………えっ?えぇ〜〜〜!!(創太だけ)
「お前ら、太陽とかの存在に今まで気付いた事
なかったのか!?
リーアだって人間界に来て気付いただろ!」
(3人の妖精は頭に「?」が浮かぶ)
「お前だけはピンと来い!!」そ、創太?!
んんっ?ふぬぬぬ〜(頭をポコポコ叩く)…あっ!
「アレが太陽って言うの?」
(リビングの窓の外へ指を差した!)
「そうそう、蒼い空の中に太陽があって
夜になるとね〜星空と真ん丸お月様が見えるの♪」
お月様???
「今日の夜に見ると良いよ!
丁度、満月らしいからねっ?お母さん♡」
えぇ〜きっと素敵な夜になると思うわ♪
へぇ☆見てみたい!!
創太(俺達人間は365日、見る物が普通だけどな(汗)
で、フェアリータウンには太陽とかないのね?
「うん、私達の世界では太陽とか月は本当に
見た事がないんだ(汗)」
(豊にはど〜うしても聞きたい事があった)
「でも、このデバイスを見る限りだと
空が明るいのは何で?」
(そう聞くとドヤ顔で話した)
お空が明るいのはシーちゃんのお陰なの♪
シーちゃんって天の精霊シエルさんだよね?
「うん!シーちゃんは天気を操る事が出来て
お空が晴れたり雨が降ったりした時は
ちゃんと暗くもなるし、明るくもなるの♪
だから太陽が無くても
ちゃ〜んと作物とか育つんだ♡
それにキィちゃんが居れば自然パワーもあるから
かなり早い時期に収穫も出来るんだよ!!」
へぇ〜なんか聞いても分からない事ばかりだな(汗)
普通は太陽とか水とかやって作物が
育つはずなのに天気と自然だけで
成り立ってるなんて何かと便利だな(笑)
うーん…そうだね(目が座ってる)
創太「っておい!?俺に対して塩対応すぎないか!」
そんな事ないよー………あるだろ!!
「まぁ〜私は感情表現が凄い人は好きなので
良いと思いますよ♡(マイアが褒める)」
えっ!そ、そうですか〜(照)
イーリス「私は嫌よ!!
何だか、暑苦しいイメージしか湧きませんわ」
ガーーーン
(落ち込んだ創太に豊はフォロー?する)
「創太は別に暑苦しいって訳じゃないんだよ!
ただちょっかい掛けるし、乱暴者なだけで
別に悪い所なんて一つもないよ♪」
(グサッ!グサッ!!)
ちょっと豊〜それ、フォロー出来てないよ(汗)
それで、妖精さんの世界って何が無いの?
「そうですね〜無い物は考えても分かりませんが
私達の世界では精霊の力によって天気や作物、
エネルギーなどが主な資源となります♡」
じゃあ現状、足りない物が何か分かるんじゃ……
うーん…そうですね〜難しいわね(3人の反応)
私が思うにその太陽と月という物が
無いと思われますが、あと1つは何でしょう?
「それは今考えても分からないから
とりあえず太陽と月の精霊カードがあるか
どうかだけでも調べる価値があるんじゃないかな」
すご〜い!!豊、頭良い♡そうね♪
案外人間に聞くのも悪くないわね〜(誇らしげ)
そう?良かった、少しは手伝えたみたいで♡
ううん!少しじゃないよ全部助かったよ!!
あと1つの精霊さんは正直、分からないけど
絶対に分かる時が来るよね♪
うん♡
それで実際、あと何枚集めれば良いんだ?
マイア「精霊カードはあと6つではなく
9つとなりますね♡」
えぇ〜!?そんなにあんのかよ(汗)
精霊カード探しは学校を休んでまで
やらないと行けないかもな。えぇ〜困るよ!!
(創太と豊は今後について考えようとした瞬間。
リーアがふと疑問を持つと何かを思い出した)
んっ?……あっ、待ってマイア?!
「9つじゃなくて7つ」だよ!!
えっ?ですが、以前に電話した時は2枚と
言っていましたよねリーアちゃん???
あ、うん!それもそうなんだけど、
前と違って今では4枚あるんだよ☆
えぇ〜!そんなに集まっているの?!
そうだよ。2人には内緒にしてたんだけど、
4枚あるんだ〜♪
「流石ですリーアちゃん、精霊カードを集める担当に
しておいて良かったです!」
そうかな〜えへへ(照)気を取り直して。
「出て来て良いよ、精霊の皆んな♡」
(サラマンダーとウンディーネ、コンジキ、
シエルが精霊の姿で現れた)
うわっ!精霊がその姿で出て来ると
この部屋、窮屈だな〜(汗)
(目の前に現れた金の精霊と目が合った)
あら、コンジキじゃない!お久しぶりですね♡
金「んっ?マイア殿だったか、久しいな♪
貴殿と会うのは何年振りだろうか。
そうですね〜私がまだ幼かった頃でしたね♡
そうだったな、貴殿は昔からリーア様と
互角の腕を持つ方でしたな(笑)」
(画面右端にウンディーネが嫉妬していた)
シエルまで居るじゃない!?13年ぶりねぇ〜♪
天「あっ!イーちゃんだぁ〜久しぶりだね♡
もう13年も会ってないんだ(汗)
アイリス様にはかなりお世話になってたけど、
イーちゃんに会う機会がなかったもんね♪」
え、えぇ……そうだったわね(汗)
んんっ?ねぇ、リーア?
マイアさんとイーリスさんって精霊さんと
何か繋がりでもあるの???
うん!2人とかな〜り関係あるよ♪
「どうしてかって言う説明の前に
私が前にフェアリータウンから来たって
豊と最初に会った時に伝えたと思うんだけど
本当はアリシアの城の近くに大きな町があって
豊達で言う住宅地がフェアリータウンなの!!
そしてその中央にあるのが精霊城
「エレメント・オブ・ドリーム」って
言われているんだ〜♪
「その精霊城には数多くの精霊たちが
集まっていてその中でも
強くてそれぞれ知性を持っているのが
アリシア、デザーシャ、ローズ、この3つの国を
支えてくれる!!」
それが今の精霊さん、なんだね♪そうなの!
リーア「その2つの国ごとに1体の精霊を管理する
資格が待てるんだ〜♡
それがイーリスちゃんの国には天の精霊、
マイアの国には金の精霊が付いていて
その他がアリシアで管理されているの♪」
へぇ〜それって分けられてる意味があるから
他の国にもあるんだよね?
そうだよ!「妖精が精霊を管理するのって
物凄く凄い事なんだよ♪(キラキラした目)
妖精の世界で3つの国が沢山の精霊が
支えてくれるのはとっても頼もしい事で、
私達もいつか精霊を操る事が出来たら
王女としてじゃなくて女王として
国を発展させていきたいんだ♪」
じゃあ凄い目標をあの2人の妖精さんと一緒に
夢を叶えるんだね!私も応援するよ♪
ありがとう豊♡
なんか良いね、そういう夢があって。
豊はないの?あぁ〜……うん、今の所ないかな(汗)
んっ?豊(私の夢って何だろう???
自分の夢とかは決まってないのにどうしてか
他の人の夢だけはなぜか、応援しちゃうんだよね)
精霊と言葉を交わし終えた妖精2人は
今後について話し始めた。
「それでだな、人間!私達はしばらく人間界に
滞在する事になったんだ〜♪
精霊カードを全て集めるまでの期間だけですわ!
これから、よろしくお願いします♡
私からもお願いするよ豊!!
精霊カードを集める為とはいえ、邪見から
身を隠せる場所がないと探しに行けな………」
良いよ、私は普通に大歓迎だから!
(人差し指でリーアの頭に乗っけてから
もう片方の手をマイア達に差し出した)
「よろしくね、イーリスさんとマイアさん♪」
……っ!!
べ、別にあなたから許可が出なくとも勝手に
住むんだからね!(小さな手が豊の手に添える)
そ、それは駄目じゃないかしら。
あはは(笑)うふふ♪あははは♡
それじゃあ、私達の家族の一員として
いちごで誓い合いましょう!!
3人の妖精はいちごをコチンと当てて
豊と創太、若奈が座りながら
「いただきます」と言って食べたのであった。
そしてその夜に初めてお月様を見た3人は
キラキラした目で見つめて
ドールハウスのベッドを3個に増やしてから
妖精は静かに眠りについた。