第12話 「天の精霊シエル(後編)」
前回のあらすじ・・・
シエルのゲームに素直に受け入れた豊と創太は
条件を呑み、2人にかなりの影響を及ぼす
と忠告されていた。
案の定、学校に向かう2人の姿を見てしまい
学校が襲撃される始末!!
中々のピンチに陥ってから金の精霊である
コンジキを何とか説得に成功した創太、
屋上に向かった豊は天の精霊シエルに
言葉を掛けるも逆効果だったようで力が暴走し、
豊を屋上から落とした!
・・・・・・・・・
豊「きゃーーー!!」
シエル(あっ!私が力を暴走させたから(汗)
いえ、私を怒らせたのはあの子自身、罪なのです!!
なのに……なのに………全くつくづく世話が焼ける
人間さんですね(汗)
シエル「風を宿し物よ、彼女を救いたまえ!!」
と言って砂嵐の向こう側(住宅地)のベランダに
干された布団が絨毯のようにうねった。
物凄い早さで砂嵐を通過し豊に纏まった事を確認し、
布団に跳躍を付けてクッションになってくれた。
バサッ!!「ぷはっ!えっ、あれれ?!
私、助かってる???」
そうだ。私が助けた感謝するが良い!!
……シエルさん…が。ありがとうございます♡
「ま、まぁ礼には及ばないんだからな(照)」
はいはい。分かってます♪ふん!(シエル)
学校にはとてつもない魔力が集約されており、
少し離れていてもリーアには丸分かりだった。
リーア(んっ!この力、それにこの魔力量って!!)
まさかと思い学校の方向を見ると
砂嵐で覆われた学校を確認した。
「砂嵐!?これってもしかしてシーちゃん!?
どうして今まで気付かなかったのかな(汗)
シーちゃんが使う魔法はどれも膨大な力を持ってる
それだけでも分かるのに……なんで???
今まで気付かなかった?!
とにかくシーちゃんが来るまで大人しく待とう(汗)
豊達は平気なのかな???」
豊とシエル視点に戻った。
「もうこの砂嵐は用済みよね♪
(指パッチンで魔法で作ったものは消えた)
さてさて、さ〜てゲームはまだ続きましてよ☆」
えぇ〜!?普通、ここで仲間になりません?
「何を言っとる!私は人間を助けて
君は無事、私には触れていない。
それでチャラではないか♪」………あっ!
(本来の目的をすっかり忘れていた様子)
シエル「うふふ♡それではごきげんよう〜」
と立ち去る際に上から声が近付いて来た。
何と鉄骨を足場にしてスケボーのように降りて来た
創太「……させっかあぁぁぁよ!!」
うぎゃあ!?(シエルの声)えっ?……へっ?
「コホン。誰かと思えば、野蛮なガキか(汗)」
さっきから俺の名前が変になってるんだけど!?
「まぁ、良い!そういえば、2人だったな。
さぁ気を取り直してもう一度ゲームのお相手をして
貰おうかの♡
と言っても簡単には私を捕まえられない、
ならハンデとして制限時間を設けよう♪
時間はそ〜だね。
1時間以内にタッチ出来たらかなっ?」
はい?!全然、ハンデじゃ………
精霊の話を最後まで聞かんか!!
「まぁ、私に触れさいすれば、
君達人間の勝ちとしよう♪
ゲームのステージ会場は私直々に
案内させてあげましょう♡
話はその後だ。こっちに来るが良い!」
シエルは先に飛んで行ってしまった。
あっ、くそ〜話を聞いたらすぐこれだ(汗)
創太……とりあえず精霊さんの言う通りに。
あぁ〜行くぞ豊…と言いたい所だけど、
本当に良いのか?えっ?行くに決まってるじゃない!
うーん(改めて創太は少し考え直していた。
最初、豊に話した通りの事をもう一度聞いた)
創太「天の精霊は精霊の中でも極めて危険な奴だ。
ゲームとはいえ簡単じゃない!!
このまま俺ら人間2人の力で行けるような場所でも
ない、これから先も精霊カードを巡って邪見や
ヤバい精霊とも戦うんだ!
それでも俺に着いて来るか?」
少しだけ沈黙したが、覚悟はとっくに決めたようだ。
………うん!それでも行くもん!!
「私達の元に精霊さんが来たのが
もし偶然じゃないならリーアと会わせてくれた事も
奇跡ならお礼しなきゃ♪」
ふん(笑)昔から決めた事には真っ直ぐだよな豊!
良いぜ、行こう!俺達の手であの精霊を捕まえるぞ。
うん、行こう♪絶対に勝ち取って見せるんだから!!
校門の外へ出た2人の姿を目撃してから
白衣姿の人が語り始めた
???「故園 豊と蒼海 創太か。
あの2人が我々の脅威になりうる存在いわば敵!
私が所持しているこのカードで容赦なく倒す、
覚悟しなさい!!そして役に立って見せます」
(精霊カードは見せず、ポケットに手を添えた)
椅子に白衣を捨てる。
一方シエルは・・・
既に森に着いていた。
「はぁ〜……私とした事が
あんな人間を助けるなんて昔の自分とは思えない。
どうして…どうして助けたの?(手の平を見た)」
そう口に出していた所をある1人に聞かれていた。
草や木などがユラユラと揺れながら空から降りてきた
???「ハナハナハナ〜こんにちは、シーちゃん♪
会うのは久しぶりかな?だよね!!」
そこには小さな子供の姿をした木の精霊が居た。
「えっ?ど、ドリちゃん?!どうしてここに!」
(※木の精霊だけは色々とあだ名があります)
「ここの森、アリシアの森とよく似てるって
木霊さんが教えてくれたなの♪
ほら、あの木の上に居るでしょう♡」
と木の精霊が示した方向に目線を送った!!
すると、頭を傾げながらニッコリと笑う木霊がいた。
あっ!本当だ♪やっほ〜♡(手を小さく振った)
か、可愛い?!
「だから一目見に行こうと遊びに来たなの〜!
シーちゃんこそ、どうしてここに?」
木の精霊が来る前までは自分の行いに悔やんでいた
シエルだったが、今では笑顔でこう言った
天「今、人間さんと鬼ごっこしてるの♪
だから私が逃げる番!!
それで人間さんを森に来て貰ってる所なんだ♪」
へぇ〜遊び相手が居るんだ。シーちゃん凄いなの♡
えへへ(照)
木「じゃあじゃあ木々や鳥さんが言ってたのは
その事かな?人間ちゃんの精霊使いと居るって」
そうそう、流石〜ドリちゃん!!物知りだね♡
「うん!この世界の事なら私が詳しいよ。
いざという時は私が手助けしてあげる!約束なの♪」
うん、約束だよ♡(小指を交差させる)
じゃあ私はもう逃げなきゃ♪バイバ〜イ!!
うふふ♪ハナハナハナと言って再び飛び始めた。
シエル(やっぱり、ドリちゃんと居ると
自然と元気になる!
凄いよドリちゃん、だ〜い好き♡うふふ)
目を輝かせて木の上に乗り移っていると
2人に出会した。
創太「よぉ!天の精霊シエル、気が済むまで
とことんゲームに付き合ってやるぜ(笑)」
ほぉ〜そこまで言ったからには
じっくり楽しいんでやらなきゃな♪
「覚悟するのです、今から1時間以内に
私を捕まえられたらこのカードをやろう。
出来なければ消息を断つ!!それで良いな?」
おぉ!(創太)良いですよ(豊)
ゲームを始めようと言って森の周りを
不思議なバリアで囲まれてしまった。
んっ!ここまで、すんのかよ!?
「当然だ。もし2人以外の人が参加すれば
私が払うのみ!!(アイツが来ては厄介だ)
もう始まっていると言わなかったか?」
とそう言って別の木の上に乗り移ったり、
浮遊しながら走り出した。
創太「あっ、豊はそのまま追いかけてくれ!
俺はコンジキの力を使って精霊を追い込む(汗)」
うん!気を付けてね創太。
創太(豊の足ならあの精霊にはすぐ追い付ける(汗)
だけど、人間の足に会わせて飛行してるに違いない。
きっとすぐに離される!!)
創太「コッパー:ケーブル、追尾加速!」
そう言ってシエルの方に長いケーブルが襲い掛かる。
んっ?ふん(笑)コンジキの力か、なるほどな♪
と笑いながらあっさりと避けられてしまうが
追尾性能も付いてる為、避けても避けても追い付く。
シエル(少し厄介な物を作りやがったな(汗)
まぁ、私に掛かれば簡単だ!!)
再び笑みを浮かべてから空高く飛び始めた。
よしっ!掛かったなこれで一気に追い詰めて………
金(いや、少々力強く過ぎないか創太よ?)んっ?
うふ♪「この地に枯れし者よ、今こそ蘇りたまえ!」
呪文を唱えたシエルはその場で止まり雨が降り始めた
ふぇ?あ、め?「あんなに良い天気だったのに(汗)」
……あっ!?創太は何かに気付くが、
気付いた時には遅かったようでケーブルは雨で水に
濡れてから銅から青銅に変わり、追尾性能が切れた。
(ケーブルは電気で纏い加速していたので
それが水に濡れた事により動きが止まりケーブルは
創太の目の前に落下してきた。
うわっ!(落下と同時にコンジキがバリアを貼った)
ケーブルは切れ、創太は詠唱中を邪魔され魔法が
解けてしまった。
シエルは木の高さまで降りてきて再び豊に目線を戻す
そして豊から離れて走り出した。
「あっ、待って!精霊さん!!(汗)」
精霊をまた追い掛ける事に夢中になってしまい、
創太を心配する暇もなく向かった。
「………創太、平気か?」…あぁ、平気。
コンジキが守ってくれたおかげだよ(微かに笑う)
雨に濡れた髪が顔に付く。
はぁ……俺さ〜………んっ?…やっぱり何でもない!
「俺はまだまだコンジキの力は使いこなせないけどよ
いつか、それをモノにしてやるよ。絶対に(握る拳)」
ふむ。その時までには必ず成し遂げるんだぞ?
…んっ!あぁ、コンジキ。ありがとな(笑)
金「ふん(笑)さぁ行くが良い、創太!!
あの小娘の方に向かのだ。まだ走っても間に合うぞ」
いや、もう1つコンジキに頼みがあるんだ。
んっ?
はぁ…はぁ……はぁ…はぁ……(汗)
豊(早い、さっきよりスピードが加速してる!
これ以上離される訳には行かないのに)
「どうした人間よ?先程からペースが乱れてるぞ♪
もっと走れ!私がハンデを設けたのだから
少しは気合いで走るのだ!!」
豊「シエルさん、ハンデの意味…分かってますか?」
えぇ〜勿論♪
でもここに来る途中、作戦会議はしたのでしょう?
えっ、えぇ〜まぁ………(汗)
なら考えれば良いではないか♡ちゃ〜んと。
豊「それが難しいから言ってるんですが(汗)」
うふふ♪答えが出なければ私を
捕まえられませんわよっ!!
なっ!豊(駄目駄目、流されるな(汗)
精霊さんの言う事は大体合ってる!
けど、創太が絶対に逃すなって言ってた。
だったら私が一生懸命しがみ付くんだ!!
「私もできる事なら精霊カードを使って
リーアと創太の役に立ちたい。
でも今は…私にしか出来ない事をやるんだ)」
おっ?ふ〜ん♪なるほど、良い動きね♡ぇっ?
遠くの方から声が聞こえてきた。
「お〜い♪シーーーちゃん!!久しぶり〜!」
あっ、リーちゃん♡リーちゃん?!
シエルが見るその先には
バリアの外側に居るリーアだった。
天「わぁ〜い!リーちゃん、会えて嬉しいわ♪」
私もだよシーちゃん!!
豊と共にバリアまで到着し困惑していた。
「えっ?えっ!2人は知り合いなの???」
そだよ♪(リーア)えぇ〜………(汗)
あれ?でもあの時・・・(回想)
シエルと会った直後の事を思い出した。
「私のゲームに参加し、
勝ったらあなた達の仲間になっても良いわ♪」
……えっ?仲間ってどういう事ですか!?
「んっ?私の事を聞いていないのか
チッ(舌打ち)さっさと話せば良いものの」
へっ?あの人、性格悪い!!
回想終了・・・
(あれってリーアの事だよね?!
じゃあ不仲なんじゃ…(汗)
と豊が想像しているのとは裏腹に楽しんでいた!
バリア越しで手を合わせる遊びを始める。
あはは(笑)うふふ♪ふな……(豊)
天「ねぇねぇ、これが終わったらリーちゃん!
また一緒に遊ぼうよ♡」
うん!遊ぼ遊ぼ♪豊(全然不仲じゃない!?)
和やかな空間の中、割って入るかのようにもう1人。
創太「ステンレス:包囲ケージ、鉄の鎖!!」
バリアに鎖が刺さって身動きを取れなくする作戦を
仕掛けるもヌルヌルと移動して鎖を欺いた。
創太「なっ、何!?」
ガキ、私が油断しているとでも
お思いかしら?
ゲーム中なのだから君達が魔法に集中するのと
同じように私も集中しておるに決まってるだろう!
「折角、リーちゃんとのひと時を邪魔しよって
君達はどんだけ罪を償うのかねぇ〜?!
精々、足掻くのだな人間♪」シーちゃん、ガンバ!!
創太も頑張れ〜ってリーアはどっちの味方なの!
リーア(テヘペロ♡)
バリアと創太から少し距離を取って移動しようとした
………創太は瞼を閉じる。
創太(大丈夫、まだ手立てはある!(汗)
慌てるな。慌てず風の流れを感じろ!!)
左から右にかけて髪が揺れる程の風が流れた。
するとシエルはその風に沿って移動した!
(よしっ!読めたぞ)「行けぇぇぇ〜!!」
創太が叫びながら何かを投げた。
シエル「何をしても無駄よ!私に掛かれば、
このくら……はっ!(汗)」
シエルの手をガッと掴んだのはコンジキ自身だった。
(創太が投げたのは金の精霊カードごとだった!!)
「ど、どうしてあんたがあんなガキに手を貸して
あげているのよ?!」
ふん(笑)ちっとばかし面白くてのう。
最初はまともに使えこなせなかったんだが〜
今回の意気込みで我も少し腹を割る時が来たんでな。
少し賭けようと思ってな?
何を意味の分からぬ事を……離せ(汗)
金「お前はここで我が主人によって捕まる。
これは絶対だ!!」んっ!
ふん!あんなガキに私が捕まる訳がない!
手を振り払われたコンジキはニヤけた。
ふん(笑)何がおかしい!!
いや、ジ・エンドだなってな?
コンジキが瞬間移動した後に後ろから
物凄い速さでステンレス製のケージが飛び出し、
中から網が出て来た!
創太「いっけえぇぇぇ〜!!!!!!」
声を荒げて一瞬の隙を見せたシエルは捕獲された。
……あっ!創太、凄いよ。凄い凄い♪
シエル「んんっ?…あっ!私がこんなガキに
人間に負けた?どうして(汗)」
網に捕まったシエルは酷く動揺した。
天の精霊が飛んでいく条件をコンジキに
教えて貰っただけだよ♪
フラッシュバック・・・
いや、もう1つコンジキに頼みがあるんだ。
んっ?
創太「もし、あの精霊を捕まえられる状況が
あるならもう一度、あの火事の時に
できなかったケージでリベンジがしたい!」
ほぉ〜?それで何がしたいんだ?
「今のシエルの姿は間違いなく精霊の姿だ。
火事の時のリーアとはサイズ差の訳が違うだろう?」
そ、それはそうだけど………けど!
思い付いていないんだな?あっ、あぁ(焦)
コンジキ「ふむ…では、こうしよう。
そのケージの中に網を入れるのはどうだ?」
網?何に使うんだよ???
急に頭が悪くなったのか(汗)大きなお世話だ!!
まぁ良い。
「十分な加速があればシエルも油断する♪
その分、あいつの注意を引く方に専念した方が良い」
注意を……引く?そんな事が出来るのか???
なぁ〜に、それを考えるのが我が主人ではないか♪
えっ!俺が!?当たり前だ。
「我のカードを使う条件は想像力があれば
途中で考えた事に対して上書きする場合もあるからな。
それを踏まえて頭で考えてみよ!!」
うーん…うーーん………う〜〜〜ん(汗)かなり考えた
(創太は頭では思い付かず、周りを見渡そうとした時に
すぐにコンジキが視界に入った)
んっ?どうした創太、先程から唸り散らかして(汗)
創太「あ、いやあの精霊の注意を引くには意外性が
ないと意味がない気がして〜………だから。
その役目をコンジキに任せる事って可能か?」
……なるほど、その役目を我にか…良い度胸だ。
良いだろう(笑)本当か!?
ふむ、我がやる代わりに創太に一つ教えよう。
えっ?いまの状況で関係ある事だよな?!
勿論だ、シエルの飛び方には条件がある。それは……
ゴクリ!!
「条件とは風が一方方向から流れれば、
その方向に沿って流れるのがタネの真相だ」
えっ?そんな簡単な条件なのか!?(←酷い人)
金「あぁ〜シエルはまだまだ子供の精霊だ、
今は単純な事でしか考えられないんだろうな(その2)」
そ、それ妙にディスってないか(汗)
ふはっはっは(笑)合図は我が言おう♪
流石に俺もタイミングまでは考えてなかったわ〜
じゃあこれにしようか!
「お前はここで我が主人によって捕まる。
これは絶対だ」とな?
(コンジキが考えたとは思えない思考だ)……あぁ?
いえ、何でもないです!!(汗)
「それからケージの事だが、我の背中を狙ってやれば
避け切れはしないだろう。
ただし、我のカードはこれっきりだ。投げるなよ?」
あぁ〜こんな大事な代物を何回も投げっかよ☆
フラッシュバック終了・・・(そして現在)
ムッ!(シエルがほっぺを膨らませていた)
天「ちょっと早く離しなさいよ!!解いて解いて!」
うるせぇなっ?!(汗)
「うえぇぇぇ〜〜〜ん(泣)」
げっ。コイツ、急に態度変わり始めたぞ(汗)
いつもこんなんだが?(コンジキ)……えっ?
豊「創太、精霊さんをあまり泣かせないで!!」
はい、なんかすみません(泣きたいのは俺の方だよ)
リーア「シーちゃん!このバリア、開けて〜」
うぐっ……うぐっ…グスッ。
可哀想に思ったのか豊が網を解くと急に元気になった
「ふんっ!こんな人間なんかに私が捕まる訳が
ないでしょう!!」
と言って逃亡を図ろうとするも
豊がちゃっかりシエルの肩に触れていた。
シエル「・・・あっ(汗)」
やっぱり……バカなのか???(創太)
一気に顔が赤くなって精霊カードへ戻った。
ポンッ!(煙)
豊「あっ、カードになった♪」
ビリ!!(浮遊)イタッ!?…えぇ〜駄目なの(涙)
戻ったと同時にバリアも溶けて一件落着。
家に戻りながら歩いて話をした。
リーア「これで精霊カードが4枚になったね。
ありがとう!豊〜うるさい人間さんも♪」
うん!ズコーーー………一生名前覚えて貰えね〜
あはは(笑)
豊「所で、シエルさん私達にリーアを
会わせてくれたお陰でここまで来れたよ♪
本当にありがとう!」
すると「んっ?リーちゃんを君達人間に
会わせる訳がないだろう!!
誰かと人違い……精霊違いしてるんじゃないか?」
いや〜またまた♡………えっ?
「だってシエルさんと会った時に笑い声が聞こえたよ!
笑い声?そんなの知らんぞ???」
(ゾッと背筋が凍った)
2人は足を止めてその場で立ち尽くした
豊「じゃあ…誰が私達に会わせてくれたの?」
その夜の事・・・
カタカタカタ……(何かの音)カタカタ。
???「あれ?どこに行ってたの木霊さん?カタ!
そうなんだ♪リーちゃんの所に行ったんだね♡
じゃあ私もあの子に会う番が来るのかな?」
カタカタカタ(顔を傾げる音)
「あはは…あはっはっは♪(声の主)」
月の光に照らされる彼女の声は嬉しいそうだった。
(木霊とお話してる少女こそが木の精霊!!
リーアに会わせたのは偶然でも
この子の目的は一体、何なのか?)
現在の精霊カード:4枚