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VRだけで他の人と交流ができるゲーム。ゲームの中では考えるだけでゲーム内で動くことができ、何でもできるし、小さな個室でも遊ぶことができる。しかし、悪魔になることもでき、フリーなゲームである。

「それでどこに行くの?」帰ってきた私が聞くと、2人は少しニヤリとして「「それは秘密!」」と小声で叫んだ。

「えー」私は肩を落とした。「それじゃあレッツゴー!」急に私の手をつかんで走り出した。

「遅ー」ちょこちょこと亀のように歩いているココミに引きずられている私と歩いているコナミさんは力を抜いた声でボソーっと言った。

「それが何よ...」と、言おうとすると、「おりゃー!」急に私はなぜか自分で走りたくなって、猛ダッシュで走り出した。

「わー!早ー!」と、ココミに、「早!」とコナミさんの二人がびっくりして叫んだ。

すると私はある事に気づいた私は止まった。

「それでどこに行く…」コナミは急に止まったので、引きずられていたため地面に顔から突撃した。

すると、それに引っ張られて私は空高く飛んだ。

「わー!ってかこんなにこのワールドって広いんだ。わ!」ドカっと大きな森の前の看板に顔をぶつけた。

私とココミは鼻ら辺を赤くして目を回していた。そこへ一人の少年がぴょこっぴょことはねてきた。

「大丈夫かーい?」彼は私の所に来た。すると倉庫みたいなものを空から出して、その中から赤い液体の入ったガラスのボトルを取り出した。

「まあ今日はこれがあったし試してみるか。」彼はそれを私の方に投げてきた。

バリンすると、倉庫は空に飛んで行った。その液体が私の顔にかかると、私はまた平気になって動けるようになっていた。

「ギャー!ペッペ」私は顔についた液体をワーワー言いながらのけようとすると、その液体は赤いようなピンクなような色のような四角いピクセルたちになって薄れていき、消えていった。

「ってかどうして私はまた動けるようになってるんだろう…痛!」私は頭を使おうとすると痛みを感じた。

「あのポーションでは完全に回復しないんだからだからあまり動かないで。」彼は私の肩を押して地面にゆっくりと倒した。

花見ー 私は心の中でふてくされたような声で花見を呼んだ。

『どうしたー?』花見はさっきのような生きいきした声で返事を出した。どうしたー?じゃないよ!どうしてあの時嘘をついたの!痛みは感じないんじゃなかったっけ?どうして痛みを感じてんの!もしかして軟化のバグ?それともただ単に花見が私に嘘をついてたってわけ? 私は怒りなのかわからない感情の中にいて、花見に叫びまくった。

『まあまあちょっと待って。私が嘘をついているかっていうのは彼に聞いた方がいいと思うよ。彼はこのゲームのこと、ほとんど知ってるもん。』花見は逃げるようにそれを言うとプツ、と話さなくなった。

もー!まあ聞いてみるか。

「ねえこのゲームって痛みは感じるの?」「まあそれには一言では答えられないな。」慣れは手を組んで空を皆から険しい顔をして答えた。

「っどういう意味?」私が立ち上がろうとすると、チクっと痛みを感じてまた倒れた。

すると彼はまたもや金庫のようなものを空から降ろして中を探っていた。

「んーっと、どこにあったかなー...あった!この1634ページにあったはず…ここだここだ。」彼はふるびてコケがついている皮の本を取り出した。

それは全部読もうと思うと目が飛び出るほど分厚かった。この本、何ページあるんだ???もう多分1万ページはあるだろう。

「えーっとー、『ゲームを始めてから1週間はダメージを感じない。しかし、それ以上はダメージを食らうようになります。しかし、ダメージはある程度で終わる。もしも食らいすぎたら実際の体も痛みを《ストレス》で感じ取る可能性もあると考えるからです。もしも痛みを感じすぎると、《死》につながることがあります。』だって。」彼が本をパタンッと閉めて倉庫に入れると空高く飛んで行った。

ゾクゾク 私の背中が寒気に覆われた。「まあ今のところは《死》につながることはないってことさ。」彼はすました顔でこっちを向いてきた。

すると、どこからか聞き覚えのある声が聞こえてきた。「死!?」ああ、ココミか。忘れてたよ。ココミは気が付くと、《死》という言葉だけ聞き、驚いたらしい。

「死がどうしたの!?」彼女の顔は完全に青くなっていた。「まあこれでも読んで。」彼はまたもや空から倉庫を取り出してその中からあの本を取り出し、ココミに投げ渡した。

「え?あ、うん。」ココミが読み終わると、彼女はほっと息を出していた。彼女の顔から青い色はとれていた。「そういうことね。」安心していたらしい。

「それじゃあまた。」本を倉庫に入れた彼は歩いていこうとした。「あの…ちょっと話せますか?」私はどうやら痛みは終わっていたらしく、立ち上がって彼に言った。

「ん?まあ別にいいけど。」「それじゃあちょっとだけあそこのカフェに来てください。」そして私たちは(もちろんココミは入っていてコナミは入っていない。)近くにあるカフェに歩いて行った。

みんな遅いなー。

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