表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/65

63

『第35回イベントが開始しました。脱獄モンスター』

私はもらった靴を使って空中に飛び上がった。町のほうにはモンスターが見える。

「あれはいったい…」町はどんどん壊れていた。「あのハブにある町って元に戻るの?」私は地面に戻るとほかの人たちに聞いた。「いや、あれは戻ることがない。俺も前に一つの建物をぶっ壊したって言っただろ?あの時に壊した建物は今でも壊れたままだ。治るわけがない。いったい何を考えているんだ…このイベントクリエイターは…」ナギトさんは町まで走っていった。

「追うよ」ココミと私たちはナギトさんを追った。


町まで来るとそこにはもうボロボロの町しか残っていなかった。プレイヤーたちは反撃しているが数で負けていた。「私がかたずけて来る!」私は誰にも見られないように突き進んでいった。ほとんどは捕食者で片付けることができたが片付けることができないのは突っ込むとバグって消滅してしまった。周りにいる人からすればモンスターたちが勝手に倒されているかのように見えている。それは完璧だった。

少し大きめのモンスター達はナギトさんが片付けていた一応知られている中ではゲーム内最強のプレイヤーだからだ。

コナミさんは自分の店に行き、ありったけの武器や防具をとってきた。こんな時に売り物などどうでもいいと思ったのだろう。

私は速度に特化している防具をかき集め、着ると速度が上がったと直感でわかる。

いったい何が起こっているのかはわからない。だが、これはできるだけ早く止める必要がある。

そこへ一人のモンスターが現れた。黒いうろこに覆われていて、腕は6本ある。口からはよだれをたらし、トカゲだが2本足で立ち、とても不気味なモンスターにしか見えない。捕食者で倒そうとしたが倒すことができない。なのに突っ込んでも通り過ぎるだけだ。おかしいと思っていると一番頭を悩ませることが起こった。

モンスターに襲い掛かった。噛むと引きちぎり、どんどん倒していった。そのうち近くからほかのプレイヤー達が来た。「危ない!」私は助けようとしたが思いにもよらなかったことをプレイヤー達がした。

この不気味なモンスターにバフを渡したのだ。「いったい何が起こっているの?」私は意味が分からなかった。モンスターを倒して呉れるモンスターだといってもこの光景は一体どういうことなのだろうか。すぐにわかった。少しするとそのモンスターは消えた。その中から一人の少年が現れた。その少年は普通の私服でいた。それがおかしい。普通はこのゲームに適した服装で始め、それから普通のT-シャツなどを切ることは不可能のはずだ。

そこまでかけていくとすぐに誰かはわかった。このゲームを作った本人だ。一体どういうことなのかと聞くと、ゲームがハッキングされたらしい。

誰か天才ハッカーがこのゲームのコードを編集し、このイベントを入れたらしい。さっきのモンスターになれるのはとても前に存在したボスから0.005%でゲットできるするスキルらしい。

だが、あまりにも最強すぎて削除されたようだ。誰一人知らなかったことだが、このコードはずっとゲーム内に存在していた。そしてそのコードを使い、このスキルを手に入れたのだという。

彼はすぐにこの問題を解決するといっていた。だが、少し時間がかかるとも言っていた。

「面倒なことになったな…」ちょうどそこに来たナギトさんがつぶやいた。ずっと聞いていたようだ。

「方法は一つだけある」彼は1本指を上げた。「それは…」

その方法を聞くと私は驚いた。危なすぎる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ