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私はまた戻っていった。「お待たせ」息を切らしながら私はみんなを見た。「いや、まだ5秒ほどしかたってないぞ」ナギトさんはため息をついた。「お前は本当に自分の速さを理解していないな。多分1秒もあればここからバフに戻れるぞ。しかも5秒かかった理由は多分今何が起きたのかを理解するための時間だろう」私はとりあえず前を見た。「あいてないね」カナデはうなずいた。

「このとは開いたよ。でも数秒経ったら丸い石が元に戻って都が一瞬でしまった。多分だけどこれは自動的に締まるものなのかもしれない。だからササミの力が必要だ」私は首を振った。

「あれはすぐに締まるんでしょう?私が入ってもパズルとかはできないよ」だが、彼は私にパズルをやれとは思っていなかったようだ。「この中にはレバーがあるそれを引いてほしい」私はカナデを信じ、うなずいた。

私は飛行(フライ)と捕食者以外にもスキルを習得していた。2回も入ったせいだ。その一つが矢作(なんでも矢)弓はいらない。勝手に出てくるからだ。そしてそれにはいろいろな物体を屋として使える。その中には私の剣も存在する。だが、欠点は飛ばせば粉々になるかもしれないし、ならなくても自分で拾いに行かないといけない。だが、剣以外にも使える。

私は地面に転がっていた石ころを拾い上げ、屋として引いた。命中力は平均50%、ものによって異なる。この石ころは70%、これはカンでわかる。

打つと、70%には当てはまらず、少しずれた。これは予想が付くことだ。今度は2つ手に持った。これで当たる確率は2倍、100%を超える。

だが、打つと少しずれた。その時分かった。2つもてば目的の場所が少しずれるということに。私はもう一度一つ持ち、打った。すると、こんどはちゃんと命中した。

「よし!」私は走りこむ準備をした。石ころは見事に丸い石の中心に命中して、石は砕け散った。カナデの言った通り、戸は開いた。ゆっくりと開き、私は飛び込んだ。

だが、今度はカナデの言った速度よりも早くしまった。私が入るとすぐに締まったのだ。カナデたちは固まっていた。一番動いていたとしたらナギトさんだろう。

中にはレバーがあった。それを引こうとすると動かなかった。「クヌヌヌ!」私は力いっぱい引っ張ったがびくともしなかった。「おかしいな…」思いっきり剣で切ってみたが、振動が体に響いた。

ほかに考えることができるのは捕食者だ。このレバーに飛び込み、捕食者を使えばどうだろうと思った。私が今言っている捕食者は攻撃を捕食するほうだ。なので、わざと刺されに行き、それを使ってこのレバーを捕食すればどうにかなるのではないかと思った。

補備込み、捕食してみると見事に成功した。そしてとはなぜか開いた。どうやら初めからこのレバーは動かせないのだった。

「あれ?レバーは?」カナデは姿を消したレバーを探して洞窟の中を見渡した。「( ̄∇ ̄;)アハッハッハ…」私はごまかすような笑い方をした。

そのまま中に入ると暗かった。だが、その暗さよりももっと怖いことが起こった。

「ギャーーー!」

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