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私は音もなしで彼の足をつかんだ。「?」彼はそのまま動かなかったが、少し目を変えていた。少ししてから彼はわかったという感じで元の顔に戻った。
「…」ンローは急に止まった。何か変なことに気が付いたのかもしれない。彼は急に駆け出した。私たちの真反対へ。「やばい!」私は慌てて追いかけ始めた。「は、ちょっと速すぎでしょ!」私は追いかけながらつぶやいた。まあ結構大きな声だったが。
「お、追いつかない…」私は走り続けていたので気が付くと疲れていた。「はあ、はあ、はあ、疲れた」私はそのまま地面に倒れた。しかし、まだナギトさんはつかれていなかった。「体力ないな、まあ俺が捕まえるよ」彼はそういう顔で私の横を通り過ぎた。「ムー」私はふてくされたが、息が切れていて一言も言えなかった。「空は青い」私はそうつぶやいただけでそのまま空を眺めていた。風の音や葉が揺れる音、遠くで聞こえる爆発音…って「爆発音!?」私は自分が疲れていることも忘れて飛び上がった。しかし、すぐに自分が付かれていることに気が付いてまた倒れた。「はー、疲れたー」私はそのまま目を閉じた。
「ファー」私は起きると、どでかい木の上に行った。「へ?」私は周りを見るとそこはもう底なしの場所だった。地面は見えたが、まるで石ころのようにほかの気が見えた。「え?えー!?」私あ固まった。「ま、まじ?」私はまるでロボットのようにガチャガチャと動いた。「一体どうやったら戻れるんだろう…」私は頭を抱えた。「これって…やばいんじゃない?」私ははっとした。「まさか…」私は何一つ考えずに飛び降りた。「キャー!」私は飛び降りてから後悔した。「やっぱいやー!」だがもうしたことはやり返すことができなかった。「もうだめー!」私は顔を真っ青にしながら落ち続けた。
「…」私はそのまま落ち続けた。「確かに怖いけど…」私は下を見た。「ずっと落ち続けている…」私はもう何分も落ち続けていた。「なんかつまらないな…」私は下を見るとまだ石ころのような木が立ていった。「はー、」私はそのまま落ち続けた。
「しりとりー、リンゴ、ごりらー、ラッコ、子供、森、輪郭…」私は暇すぎてしりとりをし始めた。
アーーーーーー! 私はだんだんとおかしくなっていた。
「でも一体どうやってここに来たんだろうか」私は考えたが、何一つ思いつかなかった。
「まあそれなら仕方ないか」私はそのまま空を見た。空には普通なら真っ青になるが、今回は違った。今回は半分ほどが木と葉に隠れていた。「本当に大きい気だな…」そう思ったが、それからまた考えた。
まだ落ちてる…