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「それじゃあ、不明者狩りの再開だ」名の知らない彼は前に出た。「ってか不明者って名前だったのか」彼は立ち止まった。「マジで知らなかったの?」ナギトさんも彼をじっと見ていた。「だってあいつらはただの道具としてしかなかったからな」彼は勿論のように言っていた。「道具って…生き物を一体何だと思ってる――」そこまで話すと、地響きが起こった。「わ!取り合えずあの不明者をどうにかしてー!」私は慌てて走った。

「あ、そっちは…」彼が止めようとしたが、そのころにはもう不明者の足にぶつかっていた。「フェ~」私は目を回していた。「あちゃー、まあ仲間を呼ぶか」彼は何かの同区を取り出し、吹いた。『ブー!』とても大きな音が鳴り、遠くで草の揺れる音が聞こえた。「な!?」周りから5人ほど出てきた。空から、地面から、木の上からなどと様々な方向から出てきた。「それじゃあ本格的に狩るか」その言葉だけで5人は理解し、体制を整えた。

「彼たちは…」ナギトさんは茫然と見ていた。彼たちは違う年だが、同じ日に消えたといわれていた人たちなのだ。「攻撃開始!」6人は目に留まらない速さで消えた。しかし、1人はまっすぐに突っ込んだ。前に気が合ったが、その木は粉々に砕かれた。しかもその男は剣を持っていない。「こいつら…」ナギトさんは思ったことを口に出した。「速すぎだろ」

6人は交互に攻撃した。頭部、足、て、胸、腹、目や耳などを。しかし、なかなか体力が落ちなかった。「こいつ…攻撃を覚えるAIになってやがる」ナギトさんはとっさに気が付いた。これらの攻撃はもっと遅いが、不明者が食らったことある攻撃だ。ということは不明者が存在し始めてからずっと覚えていたのだ。攻撃を。そして今、6人がそろっているときにその情報を使ってできるだけ低いダメージを食らっているのだ。

「それなら…」突然彼が止まった。

地面に剣をさし、何かの呪文を唱え始めた。とその時、私が意識を取り戻した。「何が起きてるの?わー!」私の上から足が落ちてきた。一瞬回ってよけるのを遅れていたら今頃死んでいただろう。「危なかったーってえ?えー?」今度は不明者につかまれ、持ち上げられた。「ヒャー!」私はバタバタ…使用としたが、びくともできなかった。「っていうかこれがあった」私は少し右手をずらした。『ヴァ―!』突然耳の底まで響くほど大きな声で不明者が叫んだ。痛みで叫んでいるのだ。不明者は私を離し、手を抱えた。こんな風に使って不明者に攻撃してきたことは無いので対処法がなかった。「よくも私を握りしめようとしたわね―!」私は猛スピードで不明者に突っ込んだ。「必殺!、…ソードなんちゃら~」私はどうやら名前を付けるのがめちゃくちゃ下手だったらしい。しかし、攻撃は成功した。思いっきり突っ込み、穴をあけた。その中に入ると胃に入り込んでしまった。「これは美味しいかなー」私は肉にかじりついてみた。「んー、意外とおいしいかもー」私はそのまま食べ続けると、淡々と体力を削ってしまった。

「あ、ああ…こんな方法もあるか…」ナギトさんたちはぼーっとボスだったはずなのが勝手にうめいているのを見ていた。

「ん?」皆を見て私は首を傾げた。口には肉を加えて。

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