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VRだけで他の人と交流ができるゲーム。ゲームの中では考えるだけでゲーム内で動くことができ、何でもできるし、小さな個室でも遊ぶことができる。しかし、悪魔になることもでき、フリーなゲームである。

名前は…「あ、item.leaves…」「え?」ココミは1つを拾い、名前を見た。「ほ、ほんとだ…」すると、カナデがハハーンと何かに納得していた。「そういうことか」

「どういうことだ?」ナギトさんも意味が分かっていなかったらしく、頭をかしげていた。「これはバグだよ」「バグ?バグって何?」私がみんなに聞くと、急にみんなが驚いた。

「え?」「いや…バグが何か聞いただけなんだけど」私は小さくもなりつつ、リピートした。「バグというのはこのゲームを作った人が考えもしなかったことや、ゲームを壊すことの出来ることだよ。多分…」カナデは最後に何かを言ったが、聞こえなかった。

「とりあえずこれを天井に貼り付けない?」後ろで1つのitem.leaves(葉っぱ)を持ったトランスフォーマットが立っていた。「わー!私だー!」私は驚いたが、すぐに前のことを思い出し、少し恥ずかしくなった。

「そうしようか」私たちは葉っぱ(item.leaves)を持って、私たちは天井などに貼り付けた。貼り付けた方法は…少し独特だった。

「ねえ、トランスフォーマット、」私はトランスフォーマットを見て、言った。「ん?」私と同じ体をした人と話しているのは少しおかしく感じたが、話し続けた。「トランスフォーマットってスライムだよね」

すると、急にトランスフォーマットが怯えだした。「なんかめちゃくちゃ嫌な予感がするんだけど…」「それじゃあスライムを少し分けてくれない?」「やっぱり―!」「イヤー!」トランスフォーマットは逃げ回っていたが、最後には少しだけなら分けてくれると言ってくれた。

「これって複製することはできない?」私はカナデたちに聞くと、コナミさんがてを挙げた。「あるわよ」私は喜び、目に星ができた。「どんなの???」それを見ていたココミはあきれていた。そして、スライムに戻っているトランスフォーマットはナギトさんの肩にちょこんと座っていた。「これよ!」どうやらコナミさんも張り切っていたため、大声で言った。

ドドド! 外で何かモンスターが私たちの気にめがけて走ってきているのを聞いた。どうやら私たちの大声に引きよせられたのだろう。…と思ったが、違った、外を見てみると、1人の男性が突っ走っていて、その後ろには怒り狂った上級の達が追いかけていた。「いったいどうやったら案だけ上級のモンスターを怒らせることができるのやら…」すると、その人が運よく答えを叫んでいた。「何であいつらの子供を殺したぐらいでこんなに怒るんだー!」「いや、それ、普通なら怒るだろ…」「どうする?」「まあ助けようよ」とりあえずメダル目当てに助けることにしたが、意外と簡単に終わってしまった。「一瞬で終わってしまった…しかもこれがすごく謝名になる気がする…」私は手についている捕食者をみてため息をついた。

「助けてくれて…ありがとうござっす!」ぺこぺこと誤っている彼の頭の中は、こうだった。

仲間を連れてここに来ればこいつらなんか勝てるだろう。 しかし、後ろにいたナギトさんのことは目に入らなかったらしい。

「それではまた。」彼は私たちと別れようとすると、ナギトさんが止めた。「待て」後ろにいたはずのナギトさんは、いつの間にか前にいた。それに、雰囲気が完全に違った。今までは明るかったが、今は悪魔のように暗い。「お前…俺たちを殺そうと考えてるよな」彼はびくりとして、逃げようとしたが、さすがこのゲーム、ナンバー1の人だ。簡単に追いついた。私よりは遅いが、チーターのフルスピードほどだろう。「殺すのは気に入らないが…」ナギトさんは彼の首を切った。「生きるためなら話が違う」彼はちくしょう!と言いながら、消えていった。

「どうやって彼が殺そうとした事を分かったのですか?」コナミさんはナギトさんに興味津々で聞いた。しかし、ナギトさんは少し真剣に答えた。「答えは簡単だよ。このイベントはサバイバル、誰も信用してはいけない」「なるほど」コナミさんは納得したが、ココミは納得していなかった。「それじゃあどうして私たちは殺そうとしなかったの?」「まあ…」彼は急にいつものナギトさんに戻り、間をとってから答えた。「勘、かな」「え?」私たちは同時に言った。

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