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VRだけで他の人と交流ができるゲーム。ゲームの中では考えるだけでゲーム内で動くことができ、何でもできるし、小さな個室でも遊ぶことができる。しかし、悪魔になることもでき、フリーなゲームである。

「ペットにできたー。」私はワイワイと喜びながらココミを…じゃなくてトランスフォーマットを腕で抱いた。

「トランスフォーマットはおかしなことをする用のモンスターじゃないからね…」カナデはジーッと私を見ながら言った。

「そんなことはしないよ!」私はサッと否定し、とりあえず試しに1つ、あることを命令してみた。

「それじゃあ私になって!」しかし、トランスフォーマットはポカーンと私を見てきた。

「あれ?」私はボヨンボヨンと揺れるトランスフォーマットを見ていた。「いや、この世界に私っていう生き物はいないよ…」ナギトさんに言われ、変化しない理由が分かった。

「ああそういうことか。それじゃあ石丸は…」すると、何故か今度はココミが止めてきた。「ストップ―!」ココミは何故か慌てていた。「あんたの名前は何!」大声でココミに聞かれ、私は

「石丸春…」すると、またもやココミが止めてきた。「ゲームの中の名前の方だよー!」「…あ、」私はあることを気づいた。

このゲームって私のニックネームしかわからないんだった。 とりあえず「ササミになれー。」というと、私に代わり、めちゃくちゃ駆け回った。「こ、ココミのように…早いね…」カナデはポカーンと私のクローン(トランスフォーマット)を見ていた。

「それにしてもいい情報発見。」カナデは値をきらりと光らせ、にやりと笑った。

「いや、それは忘れて。」私はすぐさまと反対した。「というかこれからはどうする気なんだ?」ナギトさんはぽとりと言った。

「とりあえずこの中をデコレーションしようか。」ココミに言われたが、あることをコナミさんが言った。

「でもデコレーションするものは何もないわよ。」「でもさっき、コナミさんたちが色々なもの持っていたことない?」私はナギトさんが来る前のことを思い出し、提案した。

「あれで地面は囲めるとして…天井とかは葉っぱとかでデコレーションしたいな。」確かに…私はうーんと考えていると、誰かが私の後ろから肩をツンツンとつついた。

「葉っぱを落とすのはどうかな。この世界は本当の世界と似てるから。」「あるほど―。」その相手は私のクローン(トランスフォーマット)だった。

「さ、ササミに似ておかしいことを考えるのね…」コナミさんはぼーっとトランスフォーマットを見た。「な、何?」トランスフォーマットは私のように反応した。

「まあとりあえず試してみようか。」私はとにかく外に出たがり、言った。

「それじゃあ。」私は出口を飛び出そうとした。「あ、ちょ。そこは…」

ゴン! どうやらそこは出口ではなかったらしく、私は頭を打ち、ころりと地面に倒れた。

「出口じゃないんだけどね…」カナデはハー。とため息をつき、頭を抱えている私に出口を教えてくれた。

「とりあえず…というかどうやって葉っぱは落とす?」ココミに言われ、私は威張った。「よくぞ聞いた。綿進歩走るスピードで葉っぱを落とすのさ。」私は威張っていたが、心の中では…

トランスフォーマットに教えてもらったんだけどね。 しかし、そのことを隠すことは1分もできなかった。「それ、トランスフォーマットから聞いたでしょ。」カナデにあっさりと見つかってしまった。

「何で分かったの!?」「いや、トランスフォーマットが…」トランスフォーマットを見てみると、めちゃくちゃ威張っていた。「…そういうことか…」

「それではまた!」私は1つの木の下で、ぐるぐると回り始めた。「とりゃー!」私はぐるぐる回ると、どさりと私の上に葉っぱが落ちてきた。

「どや!?」私は溺れながらもがいた。「いや、普通に手を動かしてみてよ。」「びゃあびゃあぼうが(ああ、ああ、そうか。)」私は手をぐるぐる回し、葉っぱを横にどけた。

「とりあえず…」私が飾るか。と言おうとすると、急にカナデが叫んだ。「あ!」「何?」私は驚き、くるりとカナデの方を見た。「いったい何が起きたの!」私も釣られて大声て叫んだ。

「名前が…」私が名前を見てみると…

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