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VRだけで他の人と交流ができるゲーム。ゲームの中では考えるだけでゲーム内で動くことができ、何でもできるし、小さな個室でも遊ぶことができる。しかし、悪魔になることもでき、フリーなゲームである。

「これはコピーキャット(Copy cat)だよ。どんな魔法でもセンサーを当てると、同じものが使えるんだ。しかし、その効果と見た目だからもしも攻撃力めちゃくちゃ悪いとコピーしたものが毒性なら毒がついて、その人の攻撃力だけ与えることができる。だから攻撃力に特化しているひとが使うことが多いよ。」

彼は説明することが好きらしい。

「それで?これは普通に見つけれるの?」

ココミが片目で首だけを回し、振り向いてカナデを見た。

「うん。だってさっき、攻撃力が特化している人が結構持ってるって言ったでしょ?」

ああ、、確かに。

「それで、これを何に使うの?」

と、コナミさんが聞くと、

「フフフ、すぐにわかりますよ。」

へ? 

すると…

「ギャー!」

急に洞窟の奥からめちゃくちゃデカい何かの声が聞こえてきた。

私たちは耳をふさいで、目を閉じた。

「く、これは何の音???」

すると、彼は大きな声でこう言った。

「エ・リ・ド・ラだ!」

「え、エリドラ!?エリドラって結構静かじゃなかったあの?」

と、私が言うと、鳴き声がやんだ。

彼は急にため息をついた。

「その情報はどこから取り入れた?」

「ああ、なんか図書館にあった本にエリドラっていうドラゴンがいて、それで結構静かだったから。」

目を天にしていうと、彼はもっと強いため息をついて、腰が曲り、手はだらりとまっすぐ下に垂れていた。

目は丸を半分に切ったときの下だけのような目だった。

「それとこれは違うでしょ!」

急にココミが口出しをしてきた。

えー。せっかくいい提案だと思ったのにー...

「まあそれは置いといて、ボスの所に行くよ。」

はーい…

私はとぼとぼと歩いて行ったが、スピードに極振りしている私は、普通に追いつけた。

「そろそろボスだろう…え?」

「どうした?」と僕が聞こうとすると、その答えがすぐさま出た。

「誰かの声がしない?」

耳を澄ましてみると…確かに聞こえる。

聞こえてきた言葉は多分、

「うわー!」「なんなんだこいつは!?」「全く死なないぞ!」

多分4、5人はいただろう。

「えらい強いみたいだね。」

うん...運がないと無理みたいだね...まあ、、

私は走り出した。

「お、おい」カナデは私を止めようとしたが、私はもうボス戦の入り口に入っていた。

「ヤッホー!」しかし、やっぱりそんな艦隊にはいかなかった。

ギロリ

エリドラがこっちを見てきた。

あれ?私って結構早いと思うんだけど…

エリドラが顔をこっちに持ってきた。

パクッ

あ…

私は慌てたが、もう井の中にいた。

私は食べられたらしい。

すると、コールが来た。

ん?なんだろう。

コールをとると、めちゃくちゃデカい声でココミがコールの中から叫んできた。

「ササミ!勝手に出ていかないでよ!エリドラの反応速度、スピードと防御力はこのゲームで、今は一番なんだから!ってカナデが言っていたよ」

「え!?そんなこと知らなかった!」私が驚いていると、カナデがコールをかけてきた。

カナデも?カナデはどうしたんなろう?

コールをとると、またもや叫んできた。

「だって急に勝手に走っていくからいう暇もなかったよ!」

彼の声はめちゃくちゃデカかった。もしも音が直接耳に聞こえるなら耳が壊れていてもおかしくなかった。幸い、音は時計から聞こえてくるので、一応耳は壊れなかった。

ハハハ…でもどうやったら出たらいいだろう…そうだ!あの方法をまた使えばいいかも…

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