席替え②
けど俺は、何も凄いことがない平凡に璃紗さんを好きになっている。
璃紗さんは箱から1枚折れ曲がった紙を取り細くて少し焦げている手で折れ曲がった紙を開く。璃紗さんを除く、俺含めたクラスメイト全員がその手に視線を集中する。
そして開いた紙に書かれた番号を隣の席の男子が「13番だぁー」と、大声で叫び男子たちが心の中で「13番の近く!隣の14番がいい!」と心を熱くして周りの自分と同じことを思っている男子を視線で威嚇している。俺も威嚇しようと周りを見るけれど周り全員が俺を一斉に威嚇してきたので「しゅぅん」と顔を下に向けた。
多勢に無勢だ畜生ぅ。
そんなことを小声で言いながら紙を引いて撃墜していく男子たちを見ていく。
「13、14、15・・・28番」
そしてついに俺の番に回ってきた。
今まで14は誰も引いてない。そして残り2枚ということは確率は2分の1、引くんだここで、行くぞ。
「14ばぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁあん!」
箱に手を突っ込み紙を1枚引く。頼むと願いを込めて開こうとする。体中から汗が流れてきてそれで紙が少し湿った。
「こいっ!」
目を閉じて開く、そして少しずつ瞼を開く。そこには、、、1という数字と4という数字が書かれていた。
「当たった、14番、璃紗さんの隣、、、はぁぁぁぁぁぁ」
安堵から体中から一気に力が抜けた。
そして璃紗さんが「やったね!」と俺に言ってくれた。俺はその言葉に「もう死んでもいいか」と思ったけどその後ろにいる男子たちの狂気満ちた気配があった。
「あ、死ぬかも」
今回も読んでくれてありがとうございましたぁ。ぐすぐすと泣きたくなるほどうぅれしぃ。
あと、タイトルやっぱあれで決っ定!
次話投稿してから書こぉーー。