2020年3月14日
こんばんは。早速ですがネタが尽きました。
つーか、割と頻繁に夢を見るって言っても毎日、見るモンでも無し。
夢日記を付けていらっしゃる方たちはどうしてんでしょうね。
仕方がないんで過去に見た夢の話でもしようかと思います。
高校三年か、大学一年か、それくらいの頃に見た夢です。
気付いたら俺は機関銃みたいな奴をぶっ放していました。
殺さなければ殺されるということを本能的に察していたようで、兎に角必死にぶっ放していました。
俺一人だけではなく、両サイドから援護射撃してくれる仲間もいました。
金髪のツインテールっぽい感じの美少女です。
美少女だ!ひゃっほう!なんて気分ではありませんでした。
兎に角、目の前にいる奴をぶっ殺さなければ、俺がぶっ殺されると思っていたから必死に銃をぶっ放していました。
ターゲットは人間ではありません。恐竜人間と言えば伝わるでしょうか?
進撃の巨人の筋肉が露出している奴。アレを緑色にして鱗を貼り付けて2メートルくらいにした奴。
瓦礫を盾にしてバカスカ撃ちまくっていたのですが、効いているのか効いていないのか分かりませんでしたが、多分効いてねぇんじゃねぇかなって雰囲気はありました。
気分は戦争映画のモブキャラです。
最初は地下鉄の入り口らしきところで戦っていたのが、気付けば構内まで押し込まれていました。
あの時、その恐竜人間が言った言葉を未だに覚えています。
「ドンドンコロース!! イッパイコロース!!」
日本語に不慣れな感じのガラガラ声でした。
取り敢えず、こちらに殺意があることは間違いないので、矢張りぶっ殺さなければ生き延びられないことを空気や雰囲気では無く、言葉で理解しました。
しかし、ぶっ殺そうにも、遂に弾が切れてしまったのです。
何故か走らず、歩いてこちらに向かってくるので間合いを大きく取ることは出来るのですが、こちらが弾切れを起こしたと知れば、猛スピードで近付いてくるような気配がありました。
そして、同様に近接格闘戦では太刀打ちできないという気配も感じていました。
銃です。銃が要るのです。あのミニマムみどりをぶっ殺すには銃が無ければいけません。
そこで芥川は名案を思い付き、名前も知らぬ二人の美少女に言いました。
「現実に戻って武器を取ってくる!!」
全然名案ではありません。
彼女達は俺を信じて現実に送り出してくれましたが、目覚めてから気付きました。
アンチマテリアルライフル、ドーラ、アハトアハト、この辺りならあのみどりもぶっ殺せるでしょう。
つーか、間違いなくオーバーキルです。
ですが……ですが! 10代そこらの、しかも反社会的勢力との繋がりも何もない日本の、普通のガキが、一体どこからそんな物を調達できると言うのでしょう。
よしんば調達できたとして、どうやって夢の中に持ち込めと言うのか。
全てに気付いたのは目を覚まし、武器を用意しようと立ち上がってからのことでした。
暫く部屋の中をウロウロしていました。どうしようもないからです。
どうにも出来ないなら出来ないなりに、夢の中で最後まで戦い続ければ良かったのです。
しかし、夢を見ている時点では現実に戻って武器を用意して、また夢の中に戻るのが最善だと完全に信じ切っていました。
俺の心の中にあったのは一人だけ逃げ出してしまった後ろめたさ、約束を果たせないという罪悪感、そして、そもそもこれ全部夢だぞ芥川というもどかしさ。
様々な感情が渦巻いていました。
けれど、一番強く思ったのは「夢の続きを見たくないなぁ……」でした。
一人で逃げ出すようにして現実に戻ったのに何の収穫も無く、あの夢に戻ったとしたら?
これはもうアレです。気まずいです。気まずいことこの上ありません。
頻繁に夢を見る方も、そうでない方もご存知のこととは思いますが、昨晩見た夢の続きを見ることって、ものっすごいアホな言い方ですけど、稀によくあるんですよ! いや本当に!
だから戦々恐々なのです。よりによってあの二人はすっげー美少女です。
どうせなら成果を持ち帰り褒められたりチヤホヤされたいじゃないですか!
だから尚更、不安でした。美少女二人に失望されたらどうしよう。責められたらどうしよう。
ぶっちゃけ、未だに不安です。
だから十年以上も前に見た夢のことが未だに忘れられないでいるのです。
急募、超絶強い武器を夢の世界に持ち込む方法。