2020年3月13日
皆さん、エロい夢見てますかー? 芥川は見てます! 頻度で言うたら、月に2~3回くらい!
頻度もさることながら、内容も直球なエロい夢が多いんで思春期の男の子たちは血涙流して羨むかも知れないねぇ。
えー、今朝見た夢もですね。気付いたら女の子が儂にしがみ付いて寝てたんですよ。
この手の夢って大体知らない娘が多いんですけど、偶に知ってる娘とイタしてることがあって目覚めは結構気まずいです。
今回は幸いにも知らない娘でした。夢の中だから責任ックスが捗ります。
喘ぎ声みたいな色っぽい声を漏らして、身体を伸ばして儂にしがみ付いて、
「ねぇ、まだ起きてる?」と聞いてきました。
これはもう完璧にヤる流れです。間違いありません。
夢遊セックス検定三級の俺が言うんだから絶対です。
「ああ、起きているよ」と儂が言います。
そして、彼女は言いました。
「よくも私の好きなヒットラーを馬鹿にしたな」
なんでや。
ベッドの中で女の子にしがみ付かれ、色っぽい吐息に熱っぽい視線。
疑いようもなく、マジでおっぱじめる2秒前。寝室がヤり部屋に変貌しようとしている。
今まさに、その瞬間に――、
なんでヒットラーのことで責められなくてはならんのだ。
第三帝国、ハーケンクロイツ、ドーラ、アハトアハト、クーゲルシュライバー、ケンプファー、ドイツってかっこいいよね!
中二病魂にぶっ刺さるのなんのって。
それを馬鹿にしていると言うのなら、ああそうだよバカにしてんだよ、文句あんのかこの馬鹿野郎って話です。
しかし、夢の中の芥川にはそんな気概はありませんでした。
だって今すぐにもヤりはじめる予兆が漂っているんですよ?
しかも夢の展開って、結構思った通りに進むものなんです。
疑念を抱けば、その疑念は更に積み重なり、不安は新たな不安を呼びます。
その一方で期待には応えてくれるし、楽しいと思えば更に楽しませてくれるのです。
だから、芥川が「この女とはヤれる!」と思えば、夢はその期待に応えてヤらせてくれるのが普通です。
なのに何故、ヒットラーの話が出て来るのだ!? おかしいだろ!! 色んな意味で!!
「許さない」
もうね、めっちゃビビりました。ビビり倒してました。
今になって思えば、何をそんなに怯えているのやらという話ですが、その娘の口から出て来る底冷えするような声に芥川は完全に怖気付いて「無責任ックスだー♪ ひゃっほーう♪」なんて気概も無く、完全に萎え切っていました。
女の子にはしがみ付かれて離れられないし、起き上がろうにもベッドが柔らかすぎてどうにもならないといった具合で怯えていると、薄暗い和室に一人で突っ立ってました。
今になって思えば平成最後の日にくたばった親父の家だったような気がします。
23年前に借金だけ残して消えた、あのクソ親父の家に。
金銭関係で散々、俺と俺の育ての親に迷惑をかけたあの男の家に一人で突っ立っていると、天井から大判小判が降ってきやがりました。
夢を見ているときは突然降ってきた金目の物に驚くやら何やらで、取り敢えずズボンのポケットの右側に入れられるだけ入れることにしました。
小遣いをくれてやるとでも言いたかったのでしょうか。
のぼせあがるな殺すぞクソジジイが。もう死んでますけどね。
金で人に迷惑をかける男の家で財貨を手に入れる夢とは一体、何なのでしょうね。
まあ、夢如きが現実世界に干渉することなど土台無理な話ですから、哀れな死人が無様に何かをほざいている程度に思っておけば良いと思いますが。
そして、次は大学のような所に場面が飛んでいました。
夢ですから物語と違って整合性は無く、唐突です。
実際に夢を見ているときも何の違和感もなく受け入れていることですしね。
自分の目の前には男が二人いました。
怖い女→無人→野郎二人
何ともつまらない流れです。どうせ夢ならシャイニー☆な夢を見せろやという話です。
しかも、クソッタレなことに俺の目の前にいる男というのが片方が教授らしい雰囲気の神経質そうな男で、もう片方は神経質そうで厭味ったらしいツラをしています。
この男たちが何を言っていたのか、よく理解できなかったのが不幸中の幸いでしたが、教授らしき男が自分のテストの出来栄えについて苦言を呈し、厭味ったらしいツラしたぼくちゃんがテストの出来栄えを自慢しているような態度でした。
これも今になって思えば、腹の立つ面構えをしていたのでぶん殴るなり半殺しにするなりしてやりゃ良かったと思います。
夢の中の自分は大人ぶっているのか何なのか、取るに足らない有象無象が何かほざいている程度にしか感じていませんでした。
よくよく考えたら教授役の男の方は、近所の薬局のクソジジイでした。
何がクソなのかと言えば、大学時代に常備薬を求めて薬局にいったら「その薬を必要とする根拠は何ですか。どのような判断でこの薬が要ると思ったのですか。病院に行った方が早いですよ」と厭味ったらしいことをほざいてきたのです。
せめて夢の中だけでもぶっ殺しておけば良かったと思います。